『 年齢差別 』

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だいたい紅白歌合戦は好きな歌手のところだけを見て、あとは”笑ってはいけない”を見ているここ数年の大晦日ですが、前回はエディー・マーフィーのモノマネをした浜ちゃんが人種差別だと問題になったことがありました。

 

『差別』

差別とは特定の集団や属性に属する個人に対して特別な扱いをする行為のことで

身分差別・部落差別・家柄差別・階級差別・学歴差別・職業差別・人種差別・民族差別・文化差別・言語差別・差別用語・差別表現(ヘイトスピーチ)・地域的差別・地方差・国籍差別・性差別・男性差別・女性差別・LGBTなどの性的少数者への差別・性的指向による差別・性同一性による差別・能力に関する差別・障害者差別・病人に関する差別・村落差別・思想差別・血液型差別・宗教差別・容姿差別・被爆者に対する差別・種差別(ヒト以外の生物に対する差別)・逆差別・・・などなどまぁ、行数を稼ぎましたが、たくさんの種類があります。

 

『年齢差別(Ageism)』

その中でも『年齢差別』という言葉が欧米で注目されているようです。”エイジズム”とも呼ばれ年齢における固定観念による差別のことをさします。

つい最近でもアメリカのIBMの年齢差別による解雇が内部告発され問題になったり、サッカーのプレミアリーグではアーセナルのアーセン・ベンゲル監督が年齢差別の被害を受けていると訴えたとか、なにかと話題になっている年齢差別です。

アメリカでは1967年に法制化された雇用における年齢差別禁止法(ADEA)によって40歳以上に対する年齢差別が厳しく規制されています、例えば面接において年齢を聞くことや、履歴書への生年月日や年齢の記載も、顔写真添付も不要であることが多いようです、またEUでは2006年末すべての加盟国が年齢差別を禁止する法律を制定しました。

日本はかなり遅れている印象があるこの問題は、現実的にはアパートやマンションなども年齢が原因で入居が出来ないことや、仕事の採用においても年齢だけで採用を見送られることもあり、年齢だけで判断されることが海外に比べて多いのが現状ではないかと思います。

 

『定年退職』

日本の定年は60歳というのが主流でした。ただ、現在の日本の年金制度では、60歳からの支給が難しくなった為に定年の年齢は65歳へと事実上引き上げられています。つまり年金制度と定年退職は密接な関係があります。

厚生年金の支給年齢が上がり、2004年に高年齢者雇用安定法が改正されました。60歳の定年の廃止または、65歳定年への引き上げ、65歳までの雇用継続です。そして日本の定年は65歳へと引き上げられました。

“年金の受給が始まる年齢”が”定年退職の年齢”ということが世界でも多いようですが、アメリカやカナダは定年制度そのものがないようです、それは年齢を理由に働く権利を奪うことが許されない”年齢差別”になるという考えがあるからのようです。

世界的に高齢化が進む中、2011年にイギリスは定年制度を撤廃しました。年金支給年齢を65歳から68歳に徐々に引き上げていくことが決まっていたり、年金の財源不足や高齢化などが原因です。年齢にとらわれずいつまでも働きたい人もいれば、老後はゆっくり過ごしたい人もいるわけで賛否両論あるようですが、イギリス以上に高齢化が進んでいる日本は同じような道を進むことになるのではないでしょうか、無い袖は振れないわけです。

 

『スーパーシニアの時代』

日本でも健康寿命を延ばすことは大切だということが盛んに言われているわけですが、たとえ健康寿命がのびたとしてもそれだけで問題が解決した訳ではありません。健康なシニアが日々の生活を過ごすだけでも社会保障制度だけではカバーしきれなくなるとすれば、自分の老後は自分で頑張るしかないという時代がもう来ているわけです、私はそれがなんというか、より良い形であるといいなぁといつも思っています。

もちろん年齢と共に病気になりやすくなりますし、介護の必要な方などは難しいとしても、元気なシニアの方々も多くいらっしゃいます。

そういう方々が年齢にとらわれず自分の出来ることや、自分のやりたいことを通して若い世代の人達や、社会と関わっていく、それは自分の為でもありますが、自分の子供や孫の世代まで含め、社会全体を考えるとても大切なことだと思います。「もう散々働いたんだからゆっくりさせてよ」という声もありますし、よく気持ちも分かりますが、これからは年齢に関わらず自ら好きなことを頑張って社会貢献出来るような”スーパーなシニア”が日本を救うはずだと思います。

 

『100歳の少年』

映画『100歳の少年と12通の手紙』は10歳であと12日しか生きれないことを知る、オスカーという白血病の少年の物語です。1日を10年と考えて生きていく少年はその残されたわずかな時間で恋をして結婚し老後を迎えます。

“何歳だからこうであらなければならない”なんて考えることはバカバカしいと感じる映画です。残された時間は人それぞれですが、どう過ごすのか、誰のために生きるのか?

残された時間にそういったことを考えてみるのも悪くないと思います。

 

 

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