『いなくてはならない人』
チャントチャントプロジェクトでは「自立」「行動」「革新」というテーマでシニアのライフデザインをしていくプロジェクトです。
金曜日は「革新」をテーマに取り上げていきたいと思います。
「革新」というと一体何のことかなぁ?と考えてしまいますが、チャントチャントプロジェクトでは「いつまでチャント頼られる」ということがチャントすることだと考えています。
世の中には「いなくてはならない人」「いてもいなくてもいい人」「むしろいない方がいい人」がいるんだということを社会人になりたての頃、上司から教わったことがありました。
「おまえはどれなんだ?」とよく言われていました。
“今は役にたたないけど早く人に必要とされるような人になりなさい”
そういう意味だと思って頑張っていました。
Photo by Nurhak Akhan
高齢者と学生と障がい者が一緒に暮らす “ごちゃ混ぜの街” が石川県金沢市にあります。
「シェア金沢」という名がつけられているその場所は、東京ドームより小さい敷地内に高齢者や学生、障がい者などおよそ70人が暮らしており、様々な工夫により普段では交わらない世代や立場を超えての生活がそこにはあります。
「シェア金沢」が取り上げられていたTV番組を見た友人から聞いてみたら驚くことばかりでした。
学生は学生用住宅に家賃は光熱費込みで約4万円で住むことが出来るが、ボランティア活動をしなければならないので、自然と高齢者や障がい者との交流が増える。
例えば74歳の男性は奥さんに先立たれたのち、シェア金沢に移住して敷地内で野菜を作ったり高齢者向けデイサービスで高齢者の為に働き始めたという。
仕事でお会いするシニアの方の中にも、誰かの役に立つことが嬉しいと言われる方が若い方以上に多い気がします。
ある介護をされている70代の女性から「自分の為に頑張れば自分が幸せになる、相手の為に頑張れば相手も自分も幸せになるんだ」と言っていただいたことがあります。
その時に「いなくてはならない人」とはこういうことなんだと改めて教えていただいた気がします。
このプロジェクトでは誰かの為に頑張っていらっしゃるシニアの方々を紹介させていただいたりする企画も予定しています。
“いつまでもチャント頼られる”
チャントチャントプロジェクトでは職業や年代や立場を超えて様々な活動をスタートしていきます。是非皆さまの応援(チャント)をよろしくお願いいたします!