アメリカで最も不便な地域と言われている場所に、デッドホースポイント州立公園はあります。
昔はカウボーイが野生の馬をこの場所に追い込み自分の欲しい馬だけを選び、そして残された馬がたくさん死んだところからこんな名前がついたようです。
そんなデッドホースポイントの断崖絶壁にロッククライミングしている男の名前はイーサン・ハント、秘密諜報組織「IMF(Impossible Mission Force、不可能作戦部隊)」に所属するスパイです。そんなオープニングの映画は「ミッション・インポッシブル」です。
あのトム・クルーズの代表作ですが、このミッション・インポッシブルのシリーズではトム・クルーズがほぼスタントなしで危険なアクションをしていることでも知られています。
飛び立つ輸送機のドアにしがみつき、高さ828メートルのビルであるドバイのブルジュ・ハリファのビルの壁をよじ登る、そんな「ミッション・インポッシブル」とは名前の通り「不可能な任務」という意味です。
『 2025年問題 』
あと6年後に迫った2025年問題とは大阪で万博が行われることではなく、3人に1人が65歳以上になり、5人に1人が75歳以上になり、要介護が増え、認知症が10人に1人になり、年金制度や医療費や社会保障の限界がくることです。
イーサン・ハントみたいに不可能を可能にすることができればいいわけですが、残念ながらこれはミッション・インポッシブルよりもインポッシブルな問題で、また映画ではなくドキュメンタリーです。
そして2025年問題とは6年先の世界の全てではなく、ひとつの側面だとも思います。
『スタジアムへ行こう』
CDが売れない時代です、音楽が配信される時代になったこともありますが、昔みたいにミリオンセラー(100万枚)なんて音楽以外の目的のCDを除いては滅多にない気がします。
ただしライブやコンサートに足を運ぶ人はどんどん増えているようです。なかでも様々なアーティストが集まる”フェス”は毎年市場規模が大きくなり300億円にも迫る勢いです。
そこにはCDでは得ることが出来ない何かがあるのでしょうか?
私も昨年末に初めて音楽フェスに行きましたが、何組ものアーティストと雑多なオーディエンスがつくり出す空間と時間に価値があるのかもしれません。化学反応がおこる会場は毎回違う、一度たりとも同じ空間はない、そんな価値なんでしょうか?
みんなで夜通し歌を歌いながら踊りながら年を越す、なんだか原始時代に戻っている気さえします。
それは音楽フェスだけに限らずサッカーのスタジアムにもある気がします。
スペインのサッカーチーム、FCバルセロナとレアル・マドリードの戦いはエル・クラシコと呼ばれスペインだけではなく世界中のサッカーファンが注目する世紀の一戦です。
1939年のスペイン内戦後のフランコ独裁政権では、内戦でフランコに敵対したFCバルセロナがあるカタルーニャを徹底的に弾圧しました。政治的な弾圧だけではなく、カタルーニャの伝統的な音楽やカタルーニャ語まで禁止しました。
そんな中でカタルーニャ語の使用が唯一許された場所がバルセロナのスタジアムでした。それ以来FCバルセロナはカタルーニャの象徴となり、そしてフランコ政権になると首都となったマドリードはフランコ政権や中央政府を象徴とするチームとなり、そうしてレアル・マドリードとバルセロナの戦いはライバル以上の様々な感情がぶつかり合う戦いになりました。
クラシコだけではなく、サッカーのスタジアムが何故だか大好きです。
スタジアムには人生をかけて戦う選手や、それを応援するサポーター、運営に携わる数えきれない人がいて、そこにはサッカーを観ること以上の何かがある気がします。
テレビのほうが見やすいのかもしれませんが、そこに行くことによって何かが起こるんじゃないかという希望があるんだと思います。
『 ちゃんとちゃんと 』
ちゃんとちゃんとの学校はまだまだちっちゃいですが、スタジアムに似ています。
そこには毎回色々な人たちが集まり、まじめに話し合ったり、大人気なくふざけあったり、でもそこに行くと仕事では味わえない何かがあります。
あちらこちらで化学反応みたいなことがおこり、思ってもみないアイデアが出たり何か可能性を感じずにはいられないそんな魅力があります。答えのない問題にはこういうことが必要な気がします。
そんなスタジアムのようなちゃんとちゃんとの学校にぜひ遊びに来てもらいたいと思っています。
私はよく「遊びに来てください」と言います。そうすると中には「学校は学びに行く場所なのに」とも思われるかも知れません。
でも学校の魅力はそれだけじゃないと思います、学校は学ぶ場所でもあり遊びが学びにつながる場所でもあるのではないでしょうか?
ミッション・インポッシブルな2025年問題に対して、ちゃんとちゃんとの学校の皆さまと共に出来ることをスタートしませんか?
そんなちゃんとちゃんとの一年の総決算になるイベントがいよ12月15日に開催されます。初めて参加される方も大歓迎ですのでぜひ遊びにきてください。
あともし良ければ皆さまの人生で最高の一枚の写真もお持ちください。
◼️⬜︎◼️ちゃんとちゃんとの学校◼️⬜︎◼️
シニア支援プロジェクト『ちゃんとちゃんとの学校』では
シニアに関わる方々やシニア支援に興味がある方と共にシニア支援を学び交流する授業、そしてシニアの方向けの授業を有志の方々を中心に2016年からスタートしています。
12月15日にはアーツ千代田にて『ちゃんとちゃんとの学校の学園祭』を開催いたします。
当日の内容ですが。2019年の活動を紹介するアワードがあり、いま大注目の「RUN伴」さんからの特別授業、昔の写真を使った対話の授業「スペシャルバージョン100歳図書」、東京大学名誉教授の眞鍋昇先生も駆けつけていただくちゃんとちゃんとの学校の一年の締めくくりになる「ちゃんとちゃんとの学校学園祭」になります。
【日時場所】
東京
3331アーツ千代田 1Fコミュニティスペース
https://www.3331.jp/access/
東京都千代田区の旧錬成中学校の廃校活用施設であり、指定管理制度に頼らない官民連携モデルとして全国的にも有名な施設です。雰囲気はまさに学校そのもの。
駅はJR上野か秋葉原からも徒歩圏内です。地下鉄末広町駅からは徒歩すぐです。東京大学までも実は一駅区間です。
12月15日(日)
受付: 午前9:30 ※参加費2000円
開演: 午前10:00
第1部 10:00〜10:45 社会人クラス
認知症啓発活動 RUN伴の授業
https://runtomo.org/
第2部 10:45〜12:15 シニアクラス
100歳図書館 学園祭スペシャルバージョン
第3部 12:15〜12:45
ちゃんとちゃんとの学校アワード
※活動報告会
第4部 近くのお店で昼食交流会: 食事代別途
※希望者のみ
13:00~14:30
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どなたでも参加いただけますので、ぜひ皆さまのご参加お待ちしております。
夜勤勤務後に、そちらに伺います。
開催時間を過ぎてしまいますが宜しくお願い致します。
初めて訪れます。
新田さま、返事が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。そしてわざわざメッセージをいただきありがとうございました。
ちゃんとちゃんとの学校の広納(ひろのう)と申します。明日はお会いできるのを楽しみにしております。