『天国に一番近いアイドル』

天国に一番近いアイドル KBG84」というグループをご存知でしょうか。

KBG84は史上最高齢のアイドルユニットとして、最近話題を呼んでいます。その人気はジャパンタイムズを始めとした国内メディアのみならず、海外メディアでも取り上げられるほど!昨年10月にCDデビューを果たしただけでなく、東京・品川プリンスホテルにてライブイベントも行われました。(チケットは全て完売!)

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「KBG84」は、K=小浜島 B=ばあちゃん G=合唱団 84=平均84歳の略。

沖縄県小浜島に暮らす、80歳以上の女性で結成されたこのグループ。なんと最高齢の方は97歳!結成の切っ掛けとなったのは、20数年前、高齢者をケアするボランティア組織「うふだき会」。集まったおばあちゃんたちは、お喋りに始まりやがて歌いだし・・・。それならば合唱団にしてしまおうというところから始まったそうです。

入団資格は80歳以上であることが条件で、70代以下のメンバーは研究生という、厳しいルールがあると言います。これは、島の敬老文化で「80歳になって初めて一人前」という習慣があるからだそうです。

80歳を過ぎても健康でとにかく元気、そしていつも笑顔のKBG84のおばあちゃん達。元気に明るく生きる秘訣とは何でしょうか?長寿と健康と笑顔の秘訣が紹介されている書籍「笑顔で花を咲かせましょう」も発売されています。その中に書かれているのは、島での生活のこと、神行事のこと、健康の秘訣、笑顔でいられる理由など、おばあちゃん達の知恵や経験談が満載です。

ご興味ある方は一度読んでみてはいかがでしょうか。元気で長生きするためのヒントが何か見つかるかもしれません。

『読みにくい漢字クイズ』

先日シニア世代の方々と食事をする機会を頂きまして。その時に大変盛り上がった話題が、「食べ物の名前の漢字」についてでした。発端は、お店のメニューに書いてあった魚の名前。

「氷下魚」

さて、何と読むでしょう?魚の名前であることはすぐにわかると思います。そして魚好きならすぐにわかるかもしれません。

正解は「コマイ」。

日本近海に生息するタラ類の一種ですが、あまりメジャーな魚ではないこともあり、皆なかなかすんなり名前が出てきませんでした。この氷下魚から、皆で「あの魚はどういう漢字で書く」、「あの果物はこんな漢字だ」などと盛り上がったわけです。皆さん、さすがに色々な漢字を知っていらっしゃって、大変勉強になりました!

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Photo by cotaro70s

 

漢字の読み書きというのは、脳を刺激して認知症の予防にも繋がる良いトレーニングにもなります。そこで今回は、10月ということもあり秋にちなんだちょっと読みにくい漢字クイズを出題したいと思います。(回答は下に記載)

 

【季節の言葉・季語編】

  • 行秋(過ぎ去って行こうとする秋)
  • 寒露(二十四節気10/8頃)
  • 霜降(二十四節気10/23頃)
  • 稲架(刈り取った稲を干すための木組み)
  • 鳥威(実った稲などの穀物を鳥から守る仕掛け)

【秋に美味しい食材編】

  • 蔓紫
  • 零余子
  • 湿地
  • 香母酢
  • 無花果
  • 石榴
  • 木通
  • 甘藷

【秋の代表的な魚編】

  • 潤目鰯
  • 真沙魚
  • 黄姑魚

皆様、いくつ読むことができましたか?

 

 

【回答】

  • 行秋 ゆくあき
  • 寒露 かんろ
  • 霜降 そうこう
  • 稲架 はざ
  • 鳥威 とりおどし

 

  • 蔓紫  つるむらさき
  • 零余子 むかご
  • 湿地  しめじ
  • 香母酢 かぼす
  • 無花果 いちじく
  • 石榴  ざくろ
  • 棗   なつめ
  • 木通  あけび
  • 甘藷  かんしょ

 

 

 

  • 鯔   ボラ
  • 潤目鰯 ウルメイワシ
  • 鯒   コチ
  • 真沙魚 マハゼ
  • 黄姑魚 コイチ

『インフルエンザは予防が大切』

先月(9月)、私の住む近隣の小学校でインフルエンザの発症が報告されました。これから冬に向かい、感染の拡大が予想されるインフルエンザ。シニア層では特に気を付けたい病気の一つですよね。

なぜシニア層では特にインフエンザに注意が必要かというと、症状が重篤化しやすい事と、合併症を引き起こす可能性が考えられるからです。

シニアがインフルエンザに感染した場合、最も気を付けなければならない合併症が「肺炎」です。インフルエンザのウイルス自体が肺炎を起こす事はほとんどありませんが、インフルエンザに感染したことによって他の細菌や常在菌によって肺炎を起こしやすくなります。

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Photo by a4gpa

■インフルエンザは予防が大切

インフルエンザは、とにかく罹らないように予防することが一番です。厚生労働省が発表している、インフルエンザ予防に有効的な方法は以下の通りです。

  1. ワクチンの予防接種
  2. マスクの着用(咳エチケット)
  3. 外出後の手洗い
  4. 適度な湿度の保持
  5. 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
  6. 人混みや繁華街への外出を控える

■インフルエンザに罹ってしまったら?

予防をしっかりしていても、絶対にインフルエンザに罹らないという保証はありません。もし罹ってしまったらどんな事に注意したら良いでしょうか。

●早めの受診が大切
インフルエンザは発症してから48時間以内に、医師から処方される抗ウイルス薬を服用することで、ウイルスの増殖を抑えることができます。自己判断で、市販の総合感冒薬や解熱剤などを服用した場合、インフルエンザ脳炎やライ症候群を併発する恐れもあります。インフルエンザの可能性がある場合には早めに受診するようにしましょう。

●とにかく休養
高熱をともなうインフルエンザは体力が奪われますので、とにかく安静第一で休養をとりましょう。汗をかいたら着替えをし、水分補給を十分にします。また、食事は食欲があるようなら、お粥や茶わん蒸しのような水分が多く消化の良いものを食べましょう。

●部屋の湿度を保つ
ウイルスは乾燥した環境で増殖やすくなります。
また、特にシニア層では喉から肺へ続く気道の湿度が低下すると、気道粘膜が傷つきやすく肺炎菌などの常在菌が付着しやすく、肺炎を発症しやすくなります。室内の湿度は50~60%に保つようにし、換気も忘れずに行いましょう。

インフルエンザは、インフルエンザそのものよりも、肺炎や気管支炎などの合併症を引き起こしやすく非常に危険です。「予防にまさる治療なし」という言葉通り、まずはしっかりと予防に努め、罹ってしまった場合には正しい対処を心がけるようにしたいものですね。