『 明日 』

簡単に説明できないことってありませんか?

自分ではわかっていることも、誰かに説明することは難しかったり、説明してもうまく伝えられないことだったり

 

それは人の場合はどうなんでしょう、家族や友達や仕事の取引先、恋人、習い事の先生、友達の友達、よく書類に続柄を書かされるときでさえ、一瞬なんて書いていいのか悩んだりしますが、人には名前以外に自分とその人との間に、その関係性を表す名前があります。

そんな自分のまわりを取り囲む人間関係の中において、なんて言っていいのか分からないけれど大切な人は誰にもいるのではないでしょうか?

何年も会っていないのに辛いときにふと心の支えになっていたり、簡単に名前を付けて分類できない存在、なんなら分類したくないような人っているんじゃないかと思います。

もしそんな人が大変なことになったとしたら、そういうときに自分は何か出来るのだろうか、そんなことを考えさせられることがありました。そんなとき出来ることは限られているのかもしれません。

そして何かが出来たとしてもそれがその人のためになるのかどうかは、自分には分からないことだと思います。

ただそのタイミングでそこに居合わせたということには、きっと何かの意味があるんじゃないのかなぁとも思います。

誰だって明日のことは分からないから、もしかしたら正解ではなかったとしても、自分が思っているように進んでいくしないのかなぁと、そしてそれができることは幸せなんじゃないかと、そう思うことがありました。

春は色々なことが変わっていく季節なのかもしれません。

いつの間にやら高校3年生になる長男、行かなくなった学校に少しずつ通い始めた次男、付けてと頼まれたネックレスの留め具が見えなくなった私。

時間は止まらない、どんなことがあっても明日はやってくる。

 

『 世界一 』

4月から変わったことと言えば、成人の年齢が20歳から18歳に引き下げられたことや、育児や介護休業法の改正、また年金の受給開始年齢を75歳まで先延ばしできるようになったこと、そして、あのうまい棒の値上げなどがあります。

長く暗いトンネルが続くような不景気が続いていますが、一時は1ドルが129円になるほどの円安と、海外に比べてコロナからの経済活動の遅れや金融政策の問題、そして戦争がさらに大変な状況を加速させています。

経済大国だったことを忘れてしまいそうですが、こういうピンチをチャンスに変えるようなイノベーションが生まれていないことも問題なんだろうと、素人ながら思います。

世界一なのは高齢化率だけなのではないかと、思ってしまったりします。

 

『 健康のためなら 』

高齢化率では世界ナンバーワンの日本は、世界のどの国よりも一足先に超高齢社会に突入しています。ずいぶん前から指摘されている様々な超高齢社会の問題を抱えたまま、時間は過ぎていきます。

そしてそんな時代には健康寿命をのばすこと、そしてシニア世代の活躍は欠かせないはずです。

”健康のためなら死んでもいい”ということで、猫も杓子も世の中健康ブームです。

多くの高齢者の方が病院に通って何種類もの薬を飲み続ける、そんな病気になってから治療する時代から、病気にならないように予防する時代へと変わってきています。

ただ一方で『どうしたら健康でいれるのか』ということに関しては、わかっているようでわかっていないのかもしれません。

一発屋のお笑い芸人のように、掃いて捨てるほどいろいろな健康法が出てきては消えています。ブームになっては廃れ、また生まれてはいますが、そういう健康法ではなくそろそろ科学に基づいた偏りのない栄養学や運動などの健康法の普及が必要だと思います。

知り合いに100歳になるまで長生きされた女性がいましたが、その女性はとにかくお肉が大好物でした。

肉を食べていたから元気で長生きなのか、元気で長生きだったから肉が食べれたのか、これはどっちが正しいのか分からない、難しい問題です。

例えば同じ年齢だとしても人それぞれ生活リズムは違います、睡眠時間や食生活、よく運動をするのか、ストレスを感じやすいのか、持って生まれた体質などなど、個人個人には違いがあり、その違いは数え切れないほど細分化されてます。

また、その人にとって必要な栄養や運動は違うわけですから、よりその人にあった健康法がこれからの時代はますます必要になるんだと思います。

ということで、今年から勉強のためにフィンランドから取り寄せた指輪型のデバイスを身につけています。

Oura Ringというこの指輪は心拍数や歩行距離、睡眠時間や睡眠の質、体温、これからアップデートされたら血中酸素濃度まで計測してくれるようです。そんな指輪をどっかにいってしまった結婚指輪の代わり?に付けています。 

スマホに出てくる色々なデータを毎日のように見ていると、あの人と会うときに心拍数が上がっていたのか、昨日の睡眠は質が良かったのか、今日も運動が足りていない、、などなど、あらためて知っているようで知らないのは自分自身の身体なのだと理解しました。

Oura RingやApple Watchのようなウェアラブルデバイスの市場は年々拡大していて、富士キメラ総研の「ウェアラブル/ヘルスケアビジネス総調査 2021」によると、3人に1人が65歳以上になるという2025年には市場規模は1兆731億円と予測されているようです。

 

『 あらためて考える ジリツ 』

ちゃんとちゃんとの学校が目指すシニアのジリツは時代によってそのかたちを変えていくはずです。

世界一の超高齢社会の日本では2025年問題に象徴される超高齢社会ならではの問題が山積しています。

さらに連日のように報道される物価の上昇、長引く戦争による不安定な情勢も追い打ちをかけているわけですが、逆に日本は世界一の超高齢社会でしか体感することができない経験や課題、また超高齢社会だからこその新たな価値観も生まれてくると思います。

超高齢社会はピンチでもあり新たなイノベーションを生み出すチャンスなのかもしれません。

シニア支援プロジェクト『ちゃんとちゃんとの学校』では業種や立場をこえてシニア支援に関わる人達がゆるく繋がりながら、これからも『長く生きることの価値』を色々なカタチで表現できたらと思っています。

2022年もまた出来ることを探し歩き始めていきたいと思います。

2019年5月、ちゃんとちゃんとの学校が山梨で開催した『正しい歩き方を学ぶ授業』と『ウォーキングイベント』がありました。

その時に協力していただいた山梨のちゃんとちゃんとのメンバーである加藤寛啓さんからも「久しぶりにやりませんか?」とありがたい連絡をいただきました。

どうせなら今回はウェアラブルデバイスを使ったようなウォーキングイベントができないかなぁとか、できたらウクライナ支援にも少しでも協力できるようなかたちにできないかなぁとか、近頃はそんなことをずっと考えています。

とにかく春はスタートの季節ですね、新しい明日は少しでもいいことがありますように。

 

 

 

 

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