『 遣る瀬無い 』

出張先のホテルや自宅の2階のWiFiはよく不安定になります。zoomをやることが増えたのもあり余計にそう思います。

北極と南極あたりに巨大なルーターみたいなやつを設置して世界中でも、うちの2階でも安定してつながるようにしてもらいたいもんです。

 

 

『 歳 』

歳なのか日本人のDNAに刻まれているからなのか、桜はやっぱりいいなぁと思うようになりました。

お花見はあまり好きではなく、そしてわざわざ見に行くのではなく偶然見るのが好きです。

一瞬で人の気持ちを変えるような説得力がある桜の魅力は、日本人ならそれぞれに数え切れないほどの思い入れがあるんだと思いますが、個人的にはやっぱり”遣る瀬無い”ところが魅力的だと思います。

常に流れていてとどまることができないところは、止まっているように感じる日常を錯覚だと教えてくれます。

近頃は言語化するみたいな感じがありますが、本当にいいものは言葉には出来ないし、説明しても全ては伝わらないんだと思います。

逆にたいしたことないものはすぐに言葉にできますが、それはそんなもんなんだと思います。

 

『 奴隷 』

デジタルじゃない音楽をデジタル化してからなのか分かりませんが、効率化を進めていくと便利になる代わりに何かを捨てています、それは本当に要らないものなのかと思ったりします。

そんなこと言うとよくノスタルジーみたいな言葉で片付けられてしまいがちですが、最先端ヅラをして捨ててきたものの中には長く培ってきた大切なものもあるのではないかと思います。

 

先週は大好きな島根にいました、緊急事態宣言のある東京とは違って少しのんびりしている空気がありましたが、そんな島根でお会いしたカッコいい70歳くらいの女性がいました。

「生き方の問題じゃない?スマホなんていらないし、便利になるって言われても私には必要ないし、便利が幸せとは限らないでしょ?

私は気があう人とだけ話するのが好きだし、自分で野菜を育てて好きな人にあげるの、好きなときに好きなとこに出かけて、安売りの店なんて行かない、高かろうが好きな店で買い物して、似合わない贅沢はしないで生きていたい。慣れない高い料理なんて食べたらお腹こわしちゃうわ。」

シニア世代の方々の魅力を1つあげるとすると、誰かの物差しではなく自分の物差しを持っていることではないかとよく思います。

自分が知らない間にいつの間にか競争に参加していて、そんな社会に当たり前のように生きていることを気付かせてくれる人でした。

私は奴隷にはならないと言っているかのようでした。

 

シニア支援プロジェクトなんて言っていますが、実際は諸先輩方から学ぶことだらけです。シニア支援されてるプロジェクトかもしれせん。

そんなシニア支援プロジェクトちゃんとちゃんとの学校で私がハマっている『100歳図書館』の魅力は、まさにそれぞれの人生の価値観を知れることだと思います。

生産性を求め機械みたいにミスをしないで休まず働く、そんなな生き方はやっぱりつまらないし、いつか限界がきます。

効率よく生きていく生き方はGoogle先生が教えてくれると思いますが、人間くさく自分らしく魅力的に生きていく生き方を感じられるのが『100歳図書館』だと思います。

人生の経験から学び、世代を超えて対話する時間と空間がそこにはあり、桜のように言葉では表せない魅力があります、次回は3月27日、是非体験してみてください。

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