『 ちゃんとちゃんとの学校vol.2 』


”シニアの自立”という、ともすれば重くなりがちなテーマをなるべく誰でも参加しやすい、カジュアルな雰囲気の中で学んでいくという『ちゃんとちゃんとの学校』の2回目が8/24に行われました。

前回よりも多くの方々に参加いただいて始まった『ちゃんとちゃんとの学校vol.2』では”シニアの集まる場所”という内容での授業がありました。

 

まず初めて参加された方々向けにプロデューサーの幸田からプロジェクトのコンセプトの説明があり、1時間目はプロジェクトリーダーの広納と共に兵庫県の加西市の阿部さんが開催しているシニア向けのヒップホップ教室の事例を、実際のシニアの方々が一生懸命ダンスしている動画を見ながら紹介しました。東京でやるときにはやってみたいと言っていただいた参加者の方もいて楽しく学びました。

また銭湯がどんどん減っていく大変な時代にたった1年で銭湯を立て直した元浅草の銭湯「日の出湯」さんの4代目の田村祐一さんに取材に行かせていただいたことも紹介させていただきました、入浴料460円というきまりの中でいかに立て直すのか?特に多いシニア層の常連さんがまた来たくなる会話のコツ、シニア向けの応待などを取り上げさせていただきました。銭湯に関心が高い方も今回は多数参加されていて、日の出湯さんに実際に行かれた参加者の方もいらっしゃいました。

 

2時間目は「歳を重ねるごとに素敵になる」をビジョンに掲げ、第2の人生を謳歌できる様々な活動を展開している一般社団法人66Love協会の代表理事 の根本 正さんと、日本版CCRCの草分け的存在である株式会社楽縁の代表取締役であられる佐藤順一郎さんにゲストとして参加していただき、いま話題のCCRCについて説明していただきました。

CCRCとは?
CCRC(Continuing Care Retirement Community)[継続的なケア付きの高齢者の共同体]、仕事をリタイアした高齢者が第二の人生を健康的に楽しむ街としてアメリカで生まれた概念。

元気なうちに地方に移住し、必要な時に医療や介護のケアなどを受けながら住み続ける場所。日本でも2015年から有識者会議で日本版CCRC構想がまとめられ、近年その需要が日本で大きくなってきています。また「アクティブシニアタウン」とも言われ世代を超えての交流や様々なサービスが受けることができるような生活共同体になるようです。

これから日本でもどんどん増えていくCCRCの最新の事例を取り上げながら、これからのCCRCの可能性まで非常にわかりやすくお話していただき、ありがたいことに参加者の方々からも質問もあり非常に学びが多い2時間目でした。

 

3時間目はチャントチャントプロジェクトに参加いただいている方々を紹介させていただきました。

 

まずはアナウンサーの高橋映子さんです。一度は一生を共に生きると決めた相手と別れて50年、長い月日を経て再び心の交流が始まる実話『晩恋』を出版された高橋さんですがプロジェクトの趣旨もご理解いただき応援いただいております。そして『晩恋』ではふと考えさせられることがあります。長い年月は人の心も変えるのか?それぞれの人生の空白を埋めていくように進む物語は年代を超えて誰もが思わず引き込まれる作品です。

 

そして1回目から参加いただいている清水絵里さんを紹介させていただきました。清水さんは大学で社会福祉学を学び、高齢者介護の現場で働き始めます。介護業界に身を置いて12年の清水さんは介護福祉士、介護支援専門員、介護教員、福祉住環境コーディネーター、ビューティーフードスイーツプロ、クシマクロビオティックスコンシェルジュ、INYOUオーガニックセルフセラピストなど様々な資格をもち、現在「健康」「食」「プロダクティブエイジング」の大切さ伝える活動を、料理教室、セミナー講師「キッチンエリマキトカゲ」として主宰されていらっしゃるスーパーな女性です。

 

そして株式会社シールズ(CEHR’S)さんの皆様は社外研修の一環として初回から参加していただいております。シールズさんでは身体に安心で安全な無添加や無農薬の食品や栄養補助食品などを、健康に関心の高いシニア世代の方々を中心にお届けしており、 高齢者の方々に身も心も健康になってもらうためには携わる人材が大切になるということで、シニアに関わる人材の社員研修含め人材育成に特に力を入れていらっしゃいます。そして東急ハンズやロフトなどで時々見かける実演販売にも人材を派遣していてびっくりするような販売実績も残しているようです。社員一人一人が「お客様にどうしたら感動してもらえるだろうか?」と真剣に考えている企業、それがシールズさんだと思います。

 

紹介させていただいた方々には日の出湯の田村祐一さんの著書「常連さんが増える会話のコツ」をプレゼントさせていただきました。

 

イベント終了後の給食の時間(懇親会)ではシールズさんでシニアのお客様に大人気の濃い沖縄酢で(どうしてもビールという人を除き)乾杯をして、参加者の方々で交流を深めました。

 

世界のどの国も経験したことがない超高齢社会に突入している日本で、まずは普段シニアに関わる人達でシニアの自立につながることは出来ないかということでプロジェクトがスタートしましたが、今回のテーマである「シニアが集まる場所づくり」では”昔の当たり前”の大切さを改めて考えさせられました。昔はわざわざ決まり事を決めなくても困っている人がいたら誰かが助けてあげるというコミュニティがあったものが、今は当たり前ではなくなっています。CCRCも含めて新たにつくられていくコミュニティにはそういうものが必要なのかもしれません。昔に比べて様々な社会保証制度は充実してきたのかもしれませんが、それだけではどうしてもうまくいかなくなってきています。

昔は昔と割り切るのではなく、そういう価値観を再確認し、取り戻す作業をしながら今の時代にあったものを合わせてつくっていくことが求められていて、それは日本の良いところを再発見することにもなるんだと思いました。

 

今回暑い中にも関わらず参加いただいた方々にはありがたい気持ちでいっぱいです。前回以上に熱心に参加いただいていてより良いものをつくっていかなければとスタッフ一同考えております。

 

 

最初は風が吹けばすぐに消えそうな炎から始まったプロジェクトですが、いま少しづつですが大きくなり始めました。炎を絶やさないようにしながら1人でも多くの方にその輪が広がっていくようなプロジェクトにしないといけないと後片付けをしながら考えていました。

 

2か月に1度、シニアの自立について学ぶ”ちゃんとちゃんとの学校” 次回は10月に開催予定です。

 

最後に今回も素晴らしい写真をMichael Imaging代表の松岡さんが撮影していただきました。ありがとうございました。

 

 

『 夏休み 』

夏休みはいつから始まったのか?

子供の夏休みは長くて羨ましいと思って調べてみると、どうやら明治時代の頃から始まったようです。

 

明治維新で欧米の文化を積極的に取り入れていた時代、今のように4月から新学期が始まり3月までで1年というかたちではなく、欧米の国々に倣って9月頃から新学期が始まり7月で終わるというような体系になったようです。そのために次の新学期までの間の休みが夏休みの始まりではないかといわれています。

その後富国強兵政策などの影響や、政府の会計年度の変更、軍隊の入隊届けの開始時期が4月になった 、などの影響もあり大正時代には高校や大学も4月入学が定着し、今に至るようです。

 

 

世界の国々で新学期のスタート時期は異なっていて、南半球のオーストラリアやブラジルでは1月〜2月、アメリカや中国、ヨーロッパの国々の多くは9月が新たなスタートの季節になるようです。

大人の短い夏休みを終えると、すぐにまた慌ただしい日常に戻るわけですが、9月からスタートと考えるとまた新たな気持ちに切り替えられる気がしました。

 

 

 

 

 

『センテナリアン』(centenarian)という言葉があります。100歳以上の人物のことで、日本語で「百寿者」とも言われています。

日本はアメリカに次いで2番目にセンテナリアンの数が多いようです。

 

長岡三重子さんは103歳の現役スイマーです。山口県周南市出身、1914年生まれの長岡さんはなんと80歳で水泳を習い始め、85歳でマスターズ水泳大会で日本新記録を出します、そして世界大会にも出場しますが銀メダルしか取れないという理由で91歳からコーチをつけてより練習を重ね、年齢を重ねながら逆にタイムを縮め、その後マスターズの世界大会で20個以上の世界記録を樹立したとんでもないセンテナリアンです。

 

 

背泳ぎ専門の長岡さんは現在も1日1500メートルも泳ぎ、水泳での筋肉強化のおかげで膝の痛みが良くなり正座ができるようにまで回復するなど、年齢を感じさせない長岡さんですが、その長寿の秘訣はまず日常の身の回りのこと(畑仕事、掃除、料理、家事など)は全て自分で行うようです。また食事は好きなものしか食べないようです(中でもカルビが大好きだそうです)。

 

「幸福感があるから長生きできる。能でも絵でも何の舞台でもいいから達成する場面を持つといい」

「苦は楽のため。つらいのはいい薬。楽ばかりしているとろくなことはない。」

 

と長生きの秘訣を語る長岡三重子さんの目標は105歳でも現役を続けることなんだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本では昨年100歳を超える方が6万5692人になり過去最多になりました(うち女性が87.6%)。そしてこれは46年連続の増加になります。

 

100歳以上の人口の割合が全国平均より高い京都府北部の丹後地域と、平均寿命が短いと言われる青森県の住民の健康状態を比較して、長寿の秘訣を探る研究が始まることになりました。

弘前大と京都府立医大などの研究チームによる試みで、65歳以上の1000人を15年間にわたり健康診断をして栄養状態やホルモンのバランス、日常生活や食事内容など計2000項目を調査していく予定のようです。

非常に興味深い研究だと思います。世の中には様々な方がいますから、長寿の秘訣はたくさんあるような気がしますがひとつの目安にはなると思います。

 

 

私も仕事柄ほぼ毎日のように高齢者の方々と会いますが100歳を超える方とお会いすることは正直そこまで多くありません、ただ時々お会いする100歳を超える方々はとにかくお優しい方が多いなぁと思います。お話をさせていただくと本当に面白くて勉強になりますし、やっぱり魅力的な方ばかりだと感じます。

 

水泳の長岡三重子さんまでは難しくても、1人でも多くの方が元気で100歳を超えることが出来たら素晴らしいし、多くの問題も解決出来ることにつながるのではないかと、そういうことにこのプロジェクトが少しでも役にたつようなものにしたいと、9月の新たなスタートにたつ前に感じています。

 

シニアの自立に興味や関心がある方々と一緒に学ぶ『ちゃんとちゃんとの学校vol.2』が8/24 19時より開催します。是非お気軽にご参加ください。

 

 

▼▽▼参加受付中▼▽▼

ちゃんとちゃんとの学校 vol.2
~シニア支援パーソンが集う勉強会~
詳細・ご予約

http://chant0824.peatix.com/

日時 : 2017年8月24日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
ゲスト: 一般社団法人66Love協会の代表理事 根本 正さま
主催 :  chant-chant プロジェクト

 

 

『 1010 』

ジブリの宮崎駿監督が「トトロが大好きで子供とDVDを何十回も観ています」というファンの方に「そんなことしないで欲しい、それより子供と一緒に外に出て自然と触れ合って欲しい」と思っているという話を聞いたことがあります。

子供の頃を思い出すと夏休みに虫を採りに山に行くと、草で手を切ったり、木の樹液で手が汚れたり、蚊に刺されたり、見たことのない虫を見つけたり、色々なことが起こります。またそのときの土の匂いとか、転んで怪我したり、ズボンが泥まみれになったり、そういうものはなかなか忘れないもんだと思います。まあアニメで見るのと実際に山に行くのでは全く違います。

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近頃は何かを言うとすぐ文句を言われる、そんな気がしています。人はそれぞれに考えも立場も信じているものも違うので仕方がないとは思いますけど、ネットの記事なんかを見ているとちょっと言い過ぎではないのかなと感じることが多々あります。 言った側はすっきりするのかも知れないですが言われた側のことを考えるとそれはあまり気持ちがいいことではないと思います。

”日本人は思ったことを口に出さない”とよく言われていましたが、SNSが盛んになり始めると逆に他人を誹謗中傷するような意見を言うのは日本人が多いとも言われています。

意見を言うことや、話し合うことは大切だと思いますが、人格を否定したりすることはまた違うような気がします。

言葉が活字になるということは怖いことです、それはその活字だけでは伝わらないことが多過ぎるからです。

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通信手段が発達したり、自動化が進んだりでどんどん人と人が会う時間が少なくなってきている中で、より便利になる反面、やっぱり面と向かって会うことの大切さが見直されていると思います。やはり圧倒的な情報量の違いがそこにはあります。

今日は熊本の水前寺で仕事を終えたあと飛行機に乗り18時に羽田に、それから台東区元浅草にある創業は明治の初期という歴史ある銭湯『日の出湯』さんに向かいました。プロジェクトのプロデュースをしてもらっている幸田さんが取材に行くというので同行させてもらうことになりました。

台風の影響で到着が遅れ、予定から遅くなってしまい19時半に『日の出湯』さんに着くと、幸田さんが先に銭湯に入っていました。熊本から駆けつけて汗だくの私と風呂上がりのさっぱりした幸田さんと取材を始めました。

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銭湯は昔に比べて少なくなっています。”東京くらしWEB”によると都内にある公衆浴場数は昨年末で602軒、10年前は923軒だったようですから激減しています。また利用者数も10年前が4万人前後だったのが2万5千人前後までになり銭湯はいま大変な時代を迎えています。

そんな時代に、たった1年で銭湯を立て直し、活躍されているのが『日の出湯』の4代目の田村祐一さんです。

田村さんは若くして日の出湯の4代目になり、2012.11月に銭湯の新しい価値を探るため、銭湯の未来を創るWEBマガジン〔SAVE THE 銭湯〕をスタートさせています。http://savethe1010.com/

 

銭湯はただ入浴するだけではなく、そこで子供はマナーや社会を学んだり、大人はコミュニケーションの場所であったようです。銭湯離れが進むいま、その価値を再び知ってもらい、そして新しい価値を創っていこうと活動されていらっしゃるのが田村さんです。

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田村さんが番台でお仕事をしながら、お客様の邪魔にならないように色々とお話を聞かせていただきました(とても綺麗であまりに居心地が良く長居してしまい、すいません)。

とにかく田村さんは自然体で、シニア層のお客様との短い会話も無駄がなくすごくいい距離感を感じました。田村さんは「お風呂に入るのは生活の一部なんです」と言われていて、私にはそれがすごくしっくりきた言葉でした。

銭湯に限らず人と人が会う時には会話がつきものですが、その時々で心地よい会話をされる方はいらっしゃいますが、実際はそういう方は少なくて、会話は奥が深いですね。マニュアルでがんじがらめの接客の会話もあれば、必要以上な会話も相手からすればお腹いっぱいということもあります。

田村さんはご自身の経験をもとに著書『常連さんが増える会話のコツ』(プレジデント社)の中でも様々な会話のコツを紹介されています。今回おじゃまさせていただいた理由の1つは、銭湯にはシニア層のお客様も多くいらっしゃいます、そのシニアの方との会話のコツなどを学びたいということが理由の1つでした。会話は年代が離れるほどにそのギャップが大きくなる気がします、またシニアとのコミュニケーションの取り方に不安を感じたり悩んだりされている方も少なくないからです。

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昔ながらの銭湯の意味や素晴らしさを多くの人が知ること、それは同時に今の時代だからこそ圧倒的に足りないものじゃないかと思います、また必要とされ始めている気がします。まさに”温故知新”だと思いました。

今回はお仕事の合間のお忙しい中にも関わらずご協力いただいた日の出湯の田村さん本当にありがとうございました、そして番台の前にある椅子に2時間近く座り続けてしまいすいませんでした。とても清潔で近代的ですが、どこか懐かしく人間的で暖かみがある日の出湯さんでした。

8/24、19時より【ちゃんとちゃんとの学校vol.2】を開催します。今回の取材の詳細をお伝えする予定です、またシニアに関わる人やご興味のある方は是非気軽にご参加ください。

▼▽▼参加受付中▼▽▼

ちゃんとちゃんとの学校 vol.2
~シニア支援パーソンが集う勉強会~
詳細・ご予約はこちら

日時 : 2017年8月24日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
ゲスト: 一般社団法人66Love協会の代表理事 根本 正さま
主催 :  chant-chant プロジェクト

『 ジャイアントキリング 』

”ジャイアントキリング”「Giant Killing」とは弱者が強者を倒すという意味で、よくサッカーなどで弱小チームが絶対に勝てる見込みがないような格上の強豪チームを倒したときなどに使われる、大番狂わせを意味する言葉です。

プロのJリーグのチームが大学生のチームに負けることもありますし、必ずしも資金面や選手の能力だけで勝敗が決まる訳ではないということが時におこります。

まさか勝てると思っていないチームが勝利すると選手や監督やスタッフがやればできると自信をもち、それを応援していたサポーターや、自分を弱いチームに照らし合わせて見ていたような一般の普段あまりサッカーを見ないような人たちにも勇気を与えることがあります。

少しオーバーかもしれないですが”ジャイアントキリング”は世界を変えるということだと思います。

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これはサッカーだけではなく社会的弱者といわれているような人たちにも当てはまることではないかと思います。

 

アメリカのペンシルバニア州アレンタウンで育ったエイミー・マリンズは1歳になる頃から医学的な理由で両足の膝から下を切断しています。義足を付けた彼女はこれを障害ではなく、普通の人が逆立ちしたってかなわないスーパーパワーを手に入れられると考え、陸上の短距離選手として活躍し1996年のパラリンピックでは3つの世界新記録を打ち立て、その後はファッションモデルや女優としても活躍し、2009年にTED(Technology Entertainment Design)【アメリカのニューヨークに本部がある毎年大規模な世界的講演会を主催している非営利団体】のステージに上がりました。身長172cmのマリンズは185cmになって登場します。マリンズはいつもイベントに合わせて義足を選ぶ、街を歩くとき、パーティに出るときといった具合にと説明します。

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そのTEDのステージを見た人が、伝統的な義肢業界とは無縁のイノベーター、デザイナー、アーティストたちが独創的な義足をつくれると気づき夢中になり、社会が障害を持つ人々への見方を変えた、義足は欠点を補う道具ではなく、どんな新しい可能性があるかを見つけ出すものになった。(『TED驚異のプレゼン』より)。1歳で両足を失ったエイミー・マリンズは自らの強い意志によって世界を変えました。

 

 

世界遺産の姫路城で有名な姫路市の東側に人口約4万5千人の加西市があります。今年市制50周年を迎える加西市は豊かな自然に囲まれた美しい街で、病気や害虫に強く煮崩れしにくいジャガイモ”はりまる”に代表される豊富な農作物や、昨年の全国高校生ビジネスプラングランプリで全国トップ10入りした県立播磨農業高校、歴史ある北条鉄道などとても魅力的な街です。

 

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その加西市で世界を変えるために頑張っている”Do-it”というボランタリーグループがあります。”Do-it”では障害者の方が無料で参加出来るヒップホップのダンス教室を月に2回、5ヶ所で開催しています。

 

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”Do-it”を始めた人物が阿部さんです。阿部さんは市役所に勤めながら休みの時間などを使って障害者の方々に向けヒップホップを教えています。予定を組み、会場を借り、車に荷物を積んで会場を回り、ダンスを教えて、その全てをたった1人で阿部さんがやっています。

阿部さんはとてもエネルギッシュな人で周りにいる人まで阿部さんのように何かやらないといけないと思わせるような魅力をもった人だと思います。

障害をもったの方のダンスは普通では思いつかないようなダンスが出てくるようで、一流のダンサーの方ほどすごく刺激を受けるようです。

「例えば障害をもった方がダンスで有名になり、プロになってたくさん稼げるようにでもなれば、障害をもっているかどうかを飛び越えて、それをみんなが目指すようなことがおこるかもしれません、そういう社会になるようにしたい、そうすれば世界が変わります」と阿部さんが話をしてくれました。

 

 

その阿部さんが今年からシニア向けのヒップホップの教室をスタートさせたので見学に行かせていただきました。初めて参加される方や、今回が2回目の方もいる中、「初めて参加だけど、大丈夫かしら?」と不安を口にする方もいる中スタートしました。参加者の方々の緊張をほぐすような阿部さんのおしゃべりと高齢の方も無理なく出来るストレッチから始まったダンスレッスンは徐々にレベルアップし、30分足らずで驚くほど素晴らしいダンスが完成されて、信じられないぐらい驚きました、とにかく感動しました。

初めての参加者の方も、終わる頃には打ち解けて、スタジオには笑い声が増え、笑顔になり互いに教え合う姿は、年代や様々なものを超えて通じ合えるダンスの素晴らしさを見た気がしました。

 

 

 

1970年代のニューヨークは財政悪化から最悪の時代を迎え、その中でもサウスブロンクス地区は酷く、毎日のように起こる放火、ドラッグ、犯罪が横行し警察からの対応はなく、行政からも見捨てられた無法地帯になっていたようです。住む家や食べ物にも困るような人々が日々の辛さや、ぶつけようのない怒りや、つらい現実を忘れるようにストリートにラジカセを置いて音楽を大音量に流して誰からともなく踊る遊びがヒップホップの始まりともいわれているようです。音楽のジャンルや人種や年齢もバラバラな人達が集まり踊る、その時間だけは同じ気持ちになれるヒップホップは最悪の時代の最悪の場所から始まった、社会的に1番弱い立場の人間から始まったストリートカルチャーだったようです。

 

 

そんなヒップホップで超高齢社会の日本で介護の予防になるような仕組みをつくりたい、プロジェクトも協力させてもらって広めていきたいと阿部さんと話をしました。

そして阿部さんにも10月頃に東京に来ていただいて”ちゃんとちゃんとの学校”でゲストにお招きしようと思っています。

 

 

超高齢社会に向けて何かできることはないかを考える”ちゃんとちゃんとの学校のvol.2” が8/24に東京の青山で19時より開催決定しました。

是非ご参加お待ちしております。

 

https://www.facebook.com/events/247933715723209??ti=ia

 

 

 

 

 

『 シニア ✖︎ ヒップホップ 』


30度を超える暑い日が続いていますが、暑い日本とは真逆なのが南半球のニュージーランドです。今が冬のニュージーランドは平均気温が12〜16度、世界でも有数のスキーやスノボーの名所でもあり、そして冬はラグビーのシーズンで、あのオールブラックスの試合が見れたりするようです。

そのニュージーランド最大の都市オークランドからフェリーで約40分のところに人口8000人ほどの小さな島、ワイヘキ島があります。

ワイヘキ島はブドウ畑が多く小さな島に20〜30軒ほどのワイナリーが点在し、また芸術家も多く住んでいてギャラリーなどもあり、ワインとアートの島として知られています。

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この島から、後にギネスに世界最高齢のダンスグループとして登録された『ヒップ・オペレーション』(THE HIP OP-ERATION CREW)が誕生します。ヒップ・オペレーションとは”腰骨の手術”という意味でメンバーの多くが腰骨の手術を受けているからということからつけられたグループ名です。

この平均年齢83歳のヒップホップグループ、『ヒップ・オペレーション』を始めようとしたのはビリー・ジョーダンという若い女性です、実は彼女自身ダンスや振り付けの経験もなく、ただお年寄りが好きで「お年寄りに冒険をしてほしい、”いつも通りの日々”から一歩踏み出してほしかった」という理由から、地元のモーラ公民館で一緒にヒップホップの練習を始めます。そしてビリーはヒップ・オペレーションの振り付け師兼マネージャーとして奮闘して、ついにラスベガスで行なわれるヒップホップの世界大会に出演してしまうというびっくりするような本当の話があり、ドキュメンタリーで映画化もされています。

この映画「はじまりはヒップホップ」(原題)【Hip Hop-eration】ではドキュメンタリーですから役者は出てきませんが、とにかく島に住む一人一人のお年寄りが魅力的です。あるお年寄りは立つことが出来ないので車椅子のまま手だけを動かしてダンスをしたり、とにかくみんな優しくて可愛いらしくてユーモアのあるお年寄りがたくさん登場します。

そしてオークランドの学生達のダンスグループ”デザイア・ダンス・アカデミー”と出会い、自分達の孫のような学生達から教えてもらい、学生達もお年寄りからダンス以外のものを学びます。

またラスベガスまで行くには様々な困難が出てきます、持病や、認知症の家族、ラスベガスまでの旅費やパスポートなど、それをビリーやお年寄りが力を合わせて乗り越えていきます。

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そしてついにラスベガスのステージに立ち、名曲『Life Is For Living』が流れパフォーマンスがスタートします、お年寄りが力を合わせてダンスをする姿は本当にキラキラ輝いています、それを見た観衆が総立ちになり盛り上がるシーンは何回見ても感動的です。

〜『Life Is For Living』〜

【シニア世代よ立ち上がれ

みんなはトレンド

夢を追うレジェンド

年を重ね知恵がついても自分の本質は変わらない

16歳や25歳、32歳の頃と同じなの

まだ終わりじゃない

この先も輝く人生が待ってる

それが生きるってこと

仲間と支え合えば

全てを変えることだってできる

もう一度闘うのよ】

映画はDVD化されていますので、是非お勧めです。

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そして、日本でも兵庫県の加西市でシニアにヒップホップを教える試みがスタートしました。兵庫県の加西市で『Do-it』というボランティアグループがあります。

子育て、高齢者、障がい者サポートなど色々な地域課題に対してダンスを通じてまちづくりを実践し地域づくりに貢献していくという考え方のもと活動されています。

http://www.dancemaestro.jp/whatsdoit.htm

その『Do-it』がシニア向けのヒップホップのダンス教室を今年からスタートしています。7/23にも開催されるようなので行ってみようと思いますので、また報告させていただきます。

 

 

ヒップホップは諸説あるようですが1970年代のアメリカのブロンクスで生まれた文化でヒップは「意識を持った」、ホップは「ダンス」という意味があるようです。

超高齢社会のいま、そして2011年から小学校、2012年から中学校もダンスの授業が始まるなどより身近な存在になってきているダンス、シニアの自立に向けての意識をもった新しい形がヒップホップにあるのかもしれません。

 

『 おせっかい 』


Googleのレイ・カーツワイル氏によると2029年に人間の知能をコンピュータが超え、2045年までにはAI(人口知能)の発達もあり社会が飛躍的に変化するシンギュラリティ(技術的特異点)がおこると予測しています。医療やエネルギー、環境などの問題が解決していき、人間の寿命がさらに伸びるなどと言われ、なんだか驚くような信じられないような話が起こる可能性があるようです。

レイ・カーツワイル氏は50代で心臓発作で亡くなった父親とAI の技術を使って再び会話をしたいと考えているようです。

 

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2045年はまだ先の話ですが、すでにAI の登場によって掃除機から自動運転まで様々な変化が身の回りでもおきています。

また人口知能の苦手分野だとされていたクリエイティブな仕事までAI が活躍して、オペラを作曲したり、絵を描いたり、より機械化が進んでいます。

世界的に高齢社会を迎えるなか、医療や福祉の分野でも注目されています。茨城県つくば市にある企業サイバーダインでは病気などで身体機能が衰えた方向けのロボットスーツ「HAL」を開発しています。

 

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身体が発する電気信号を感じ取り、その電気信号をもとにコンピュータがロボットスーツを動かす仕組みで、動かない身体を動かすとことが出来るという夢のようなロボットスーツそれが「HAL」です。

 

 

 

 

そして介護などでの素晴らしい機械化が進む一方では、AI に仕事が奪われるのではないかという問題も出てきています。

2013年9月にイギリスのオックスフォード大学のマイケル・オズボーン博士らが発表した論文「雇用の未来:私たちの仕事はどこまでコンピュータに奪われるか?」によると、今ある職業の47%がAI に奪われると予測されています。

駅に行けば昔は切符を切る駅員さんがいましたが近頃ほとんど見かけなくなりました、映画館でも窓口ではなく機械でチケットを買ったり、より効率的で合理的な世の中になってきていて、それはもうかなり前から変化が始まっているんだと思います。

 

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無駄がない効率的な社会は悪くないかもしれません、ただしそれはそこにいたはずの人がいなくなることにもなり、人と人が触れ合う機会が減るのではないかとも思います。そんなことないSNSがあるじゃないかと思う人もいるとは思いますが、実際に人と人が面と向かって会うのとでは違う気がします。

 

 

昔がいいと言っている訳ではないのですが、例えば私が子供の頃は、月に数回は酒屋さんが家に来てキリンビール1ケースと時々親の機嫌がいいときにはバヤリースを届けてくれていました。玄関先で母親と酒屋さんがしばらくあーでもないこーでもないと雑談をしたりしていたのを覚えています。

今だとネットで頼めばすぐに届きますし、もっと安いと思います。昔は色々な理由があってのことだとは思いますがそういう人と人が触れ合う機会が多かった気がします。

 

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そういう人付き合いが、私は正直苦手なほうでした。子供の頃に特に嫌だったのは、髪を切ったら近所の人に「髪切ったなぁ、男前なったなぁ、」と言われたりするのは恥ずかしくて嫌だなぁとよく思っていました、まあ、家を出ると挨拶をする人がたくさんいて息苦しいとも思っていた気がします。

 

 

ただ最近はそういう人付き合いが実は大切で意味があるんだと感じています。地域活性のイベントのお手伝いをさせてもらったり、シニアの自立支援のプロジェクトをしているときにも共通している気がしています。

昔は良いも悪くも”おせっかい”な人がいて人のことに口を出してくるんですよね、知らないおじさんに怒鳴られたり、頼んでもないのに世話好きなおばちゃんなんかが色々教えてきたり、、そういう人が昔に比べて少なくなってきた気がします。どこか自分さえ良ければいいという、人間関係が希薄になっているように感じます。

”おせっかい”な方は、言いたくて仕方がないというのもあるとは思いますが、それ以上にその人のためになればと思って言ってくれているんだとも思います。

 

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今は見て見ぬふりをしたほうがいい、面倒なことには関わらないほうがいいという風潮がある気がします。

 

これからの時代はより合理的に効率的に進んでいくと思いますが、この高齢社会を乗り越えるには自分さえ良ければいいとか、与えられた役割さえすればいいという考え方だけではなく、ちょっと”おせっかい”ぐらいの人付き合いが出来るような関係性が大切になるのかもしれません。

『 ちゃんとちゃんとの学校 』

待ったなしの高齢化問題に対して大切なことは高齢者の方々が”いつまでも自分のことは自分で出来る”ことじゃないか、ということで始まったチャントチャントプロジェクトですが、そのシニアの自立についてみんなで学んでいこうというイベント『ちゃんとちゃんとの学校』がなんとか無事に開催することができました。ご協力いただいた皆様、そして御参加いただいた皆様には本当に感謝しております。ありがとうございました。

月末の忙しい時期にも関わらず問題意識を持った熱心な方々にお集まりいただいてとても有意義な時間を共に過ごさせていただいたと感じています。

 

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日本はどこの国も経験したことのない超高齢社会を迎えています、今後それは海外の国々も同じような状況になっていくと言われ世界中が日本の高齢化対策に注目しています。

今から8年後、東京オリンピックが終わりその後にやってくるのが2025年問題とよばれている問題です。

2025年はいわゆる団塊の世代と言われる世代の方が75歳になる年になります。国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という状況は、今でさえ問題になっている医療費をさらに圧迫し、介護の面でも今以上に介護を受けること自体が難しくなります。そして年金問題、少子化、増える認知症などを考えるとどう考えても現状のままではうまくいくわけがありません。

 

そしてそれは決して人ごとではなく誰にも関わってくる大きな問題です。

 

このプロジェクトのきっかけは3年前にプロジェクトのプロデュースをしてくれているパークスターズ代表の幸田リョウ氏とミタニホールディングスの代表の三谷浩幸氏とプロジェクトリーダーをさせてもらっている広納の3人で食事をしている時に、これからの時代は高齢者の方々がただ長生きだけでは無くて、元気で長生きしてくれていることが高齢者の方々にも、周りの人にとっても社会にとっても一番大切なことだと、そのために出来ることを少しづつでも始めようというところから始まりました。

 

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チャントチャントプロジェクトではシニアの自立を3つのテーマにわけて考えています。

1.いつまでも自分のことをチャントできる

2.いつまでも好きなことをチャントできる

3.いつまでもチャント頼られる

このテーマにそってシニアの自立(チャントする)につながるような取り組みをシニアと関わるお仕事についている方々が中心になって応援(CHANT)していこうというプロジェクトがチャントチャントプロジェクトになります。

『ちゃんとちゃんとの学校』では2ヵ月に1回、シニアに関わる方や、関心がある方にお集まりいただきみんなでシニアの自立について学んでいこうというイベントで、毎回ゲストをお迎えして様々な角度からシニアの自立をテーマに参加される方々と一緒に学び考えていく予定です。
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初回のゲストは(株)ジャパンケミカルインダストリー代表取締役である田中俊樹社長に来ていただき「そうじを通して心が変わる」という素晴らしい授業をしていただきました。率直な感想は初回のゲストとして来ていただいて本当に良かったと思いました。人が変わり、それが周りの人にも影響して街も変わるという話がありました。私が印象的だったのは街路樹の周りのゴミ掃除をした後に地域のシニアの方々と花を植えるという話です。それは田中社長が掃除をただの作業とは考えていなくて、掃除を通して少しでも地域の方々の心が優しくなればという考えから自然と始まったのではないかと思います。そういう気持ちから発生したことだからこそ多くの人が共感されたのではないかと思いました。

 

そしてプロジェクトをスタートした3人のうちの1人の三谷社長は今回参加出来なかったんですが、今回参加者の方々に使って頂ければということで、シニアの自立に関わるミタニホールディングスの商品で健康な体を作るタンパク質が豊富に含まれているこだわりの卵(アレルギーの人も食べれるという)、そして骨が弱くなると寝たきりの原因にもなるということでカルシウムを配合した珍しい焼肉のタレもプレゼントがありました。

 

 

 

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ちゃんとの学校のあとにユニバーサルデザインフード(年齢や障害のあるなしに関わらず、普段の食事から介護食まで、出来るだけ多くの人が利用できるように考えられた食事で、硬さなどが4つの区分に分けられています)を食べながら参加者の方々と交流させていただきました。参加していただいた方々は本当にシニアの自立について真剣に考えていらっしゃってご自身の仕事や得意分野などで何か一緒に出来ないかという方々ばかりで、逆にこちらが勇気をいただきました。まだまだ始まったばかりのプロジェクトで思うようにはなかなかいかないですが、どうせやるなら本当にシニアの自立につながる意味のあるものにしていこうと強く感じました。

 

 

最後にプロジェクトを応援していただいている東京大学名誉教授の眞鍋昇先生が、ついこの前に言われていた言葉を取り上げさせてください。それは『日本は今、ゆでガエルになろうとしている』という言葉です。ゆでガエルとは熱湯の中にカエルを入れるとカエルは熱さにビックリして熱湯から飛び出ます。一方あらかじめ水の中にカエルを入れて徐々に熱を加えていくとカエルは温度の変化に気がつかずにゆでガエルになってしまうという話です。この話はアメリカのグレゴリー・ベイトソンという思想家の寓話で実際にはそうはならないようですが、要は人間は急激な変化には危機意識が働き、緩慢な変化には対応が出来ないという内容のようです。

 

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ジワジワと確実に進んでいる日本の超高齢社会の問題が、決して人ごとでは無く自分にも関わる問題だと感じてもらえるような、そして何かを始めるきっかけになるようなプロジェクトでありたいと思った言葉でした。もう私達は水の中にいます。

 

 

 

『 大阪国際大学にて 』

昨日は母校でもある大阪国際大学で、栄養科学の講義をさせていただきました。プロジェクトを応援していただいている東京大学名誉教授で大阪国際大学の学長補佐をされている眞鍋昇先生にお力添えをいただき実現しました。

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約80名の、倍ほどの年の差の大学1年生の方々にはとても感謝しています。よくわからない私の話を聞いてもらえただけでも有難いですし、若い人達からするとまだまだ先の話であろう高齢化問題や、色々な話にも熱心に聞いていただいた方もいて、大変だったけど良かったなぁと思いました。

いま栄養科学を学ぶということは、いま日本が抱えている大きな問題に必ず必要な要素の一つになります。増え続ける医療費の問題や、高齢化による社会保障費の問題も含めてとても大切だと思います。

多くの方は病気になってからはじめて健康の大切さに気がつきます。それは病気になったら医者に行けばいいと誰もが当たり前のように考えているからです。アメリカでは州によって違うようですが盲腸の手術で400万円以上かかるようです。日本では国民皆保険制度のおかげで患者の負担は少ないですが、国全体としてみると医療費はもう限界にきていると思います。

 

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医療費の問題は色々な複雑な要素がありますから、単純ではないですが、私は”一人一人が自分の健康ぐらいは自分で守る”という気持ちをもつことがこれからより大切になると思います。

これからは病気になってからではなくてなる前に予防していくことを真剣に取り組むべきだと思います。例えば増えている生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)にならないためにはまずは生活習慣の改善です、そして講義でも言いましたが80年生きるとして人間は約50トンの食事を食べると言われています、50トンとは象10頭分にもなるようです。つまり生活習慣病の大きな原因として日々食べる食事を考えていくことは非常に大切です。

元気なうちから病気にならないように、その人に必要な栄養をアドバイスする。それはすごく意味のある仕事だと思います。そういう仕事についてもらえる人がより必要な時代になるんだと思います。

 

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日本では様々な健康情報が溢れています、そして本当に正しい情報がなかなか知ることが難しいとも思います。新聞やテレビやネットの健康の情報もどちらかと言えばスポンサーの意向に左右されていたり、本当に知りたい話が聞けないと私は感じています。

私は眞鍋先生の健康の話を聞かせていただいて感動したことがありました。本当にシニアの人や私達も聞きたい情報がたくさんありました。最前線で研究されてきた方だからこそできる話はとても説得力もあり、普段では絶対に聞くことが出来ない内容でした。

出来れば眞鍋先生にシニアの方々やシニアに関わる仕事についている方々にも、プロジェクトを通して講義をしていただきたいと考えています。

 

今回講義をさせていただいて年齢に関わらず興味をもってくれた方がいたのはとてもうれしい発見でした。

 

チャントチャントプロジェクトでは立場や年齢を超えてシニアの自立支援をするプロジェクトです。

そしていよいよ来週の木曜日、29日に東京都青山にて初めてのイベント『ちゃんとの学校』スタートします。是非お気軽にご参加ください。

 

http://chant0629.peatix.com/

 

 

 

 

 

 

『 ロウソク問題 』

『ロウソク問題』ってご存知ですか?

ドイツの心理学者カール・ドゥンカーが行なったのはこんな実験です。

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「テーブルに蝋がたれないように、ロウソクを壁に取り付けてください」

という問題があります。

画びょうで壁に取り付けようとしても出来ません、蝋をとかして壁に取り付けようとしても出来ません。

 

正解は

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画びょうを入れていた箱を違う目的で使うというのが正解です。このような問題って結構あると思います、発想の転換で解決する問題です。

 

 

そしてこういう問題を解く場合に、報酬を準備したらどうなるのかという実験もあります。

グラックスバーグという科学者が2つのグループにこの問題を解かせる実験をしました。

片方のグループは普通通り、もう片方のグループは早く解けた上位の25%に入ると5ドル、1位は20ドルと報酬を準備しました。

 

結果は

普通通りにしたグループが平均7分

報酬を準備されたグループが平均10.5分

つまり報酬ありのグループが遅かったということです。

お金を払えばその分成果が上がると思ってしまいますが、実はそうではない場合があるようです。

お金を払えば成果が上がるのは単純な作業だそうです。現在では機械化やAIの登場もあり単純な作業の仕事は少なくなっています、そしてそう簡単にはいかない問題が山積みです。様々な問題を解決するために必要なクリエイティブな発想には報酬はあまり効果がないようです。

 

 

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超高齢社会のいま、プラスに考える発想の転換が必要なのかもしれません、そしてそれは報酬のような外から与えられるモチベーションではなく、シニアが大好きな方々による内から溢れるモチベーションのはずです。

ただ一個人や一企業では出来ることも限られてしまいます、企業側からではなく、あくまでシニアの方を中心に考えたものってありそうでまだまだ少ない気がします。

そういうことを一番身近で感じている方は、シニアに関わる仕事に就いている人だと思います。そういう方々が協力していけば、シニアに関わる新しい仕事や、考え方、本当に必要な商品、心からワクワク出来る企画が生まれると思っています。

 

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シニアの方々の中には”こんな歳してみっともない”とか、”もう歳なんだから”とか、よく言ってる人がいますが本当は歳なんて関係ないんだと思います、若い人よりも輝いているシニアの人はいっぱいいます。

 

『シニアシフトの衝撃』によると海外ではエイジズム(年齢差別主義)の考え方から、「Elder」(高齢者)という言葉自体をあまり使わなくなっているようです。そしてその考えから年齢による「定年」も年齢差別だという理由で撤廃されたようです。

年齢にとらわれている時代はもう無くなっていくと思います。この年代はこうしなきゃいけないとか、周りの目を気にしてやりたいことが思う存分出来ないなんてもったいないと思います。

 

”世界に別れを告げる日
人は一生をふりかえって
自分が本当に生きた日が
あまりにも少なかったことに驚くであろう。”

 

大阪出身の詩人、茨木のり子さんの『ギラリと光るダイヤのような日』の一節です。

 

チャントチャントプロジェクトでは、6/29木曜日19時より青山にて初めてのイベント「ちゃんとの学校」を開催します。シニアの自立支援に興味、関心がある方はお気軽にお越し下さい。

 

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『 スイッチ 』

子供の頃は大人ってすごいなぁと思っていたのに、なってみるとたいしたことないと思うことが良くあります。身体が大きくなり周りの環境が変わるとまるで別人になると思っていたら中身はあまり変わらないのかもしれません。いい歳して漫画を読んだりゲームをしたり歯医者が苦手だったり、30年たってもやってることが変わらないと落ち込んだりすることもあります。

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先月大阪で会った90歳の女性は「こんな歳して言うのもあれやけど、死ぬの怖いねん、死にたくないねん」と言われていて思わずグッときました、なぜだかわかりませんがすごくその方のことがより身近に感じました。

周りにはそういうことを言うシニアの方がいなかったからかもしれません。「早く死にたい」「長生きするのが疲れた」「もう思い残すことはない」という人が多くてそう感じたのかもしれません。すごく反省しました。何歳になろうが内面は変わらないことが多いと改めて思った出来事で、言葉が直球で心に刺さりました。何回も思い出しているとそれは皆さんが口にしないだけでみんな同じように思っているんではないのかなぁと思いました。また「死にたくない」と言うことは「長く生きていたい」というとても良い言葉なんだと思いました。

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言葉に関してはつくづく大切だと感じます。

例えば誰かに話しかけるとします、聞いているのはもちろん聞いている相手ですが、他にもう1人聞いている人がいます。それは自分自身です。

大脳は1人称と2人称の区別が出来ないようです。つまり『私』と『あなた』です。

例えば誰かの悪口を言った場合それは相手に言ったつもりでも、自分の脳も同じことを言われたように感じてしまうということのようです。

日頃明るく前向きなプラスの言葉をよく使うタイプの人と、否定的で他人の悪口ばっかりというタイプの人とでは大きな違いです。

言葉や心の持ち方が健康にも大きな影響があるということは経験的に知っている方が多いのではないかと思います。ヘビースモーカーでも元気で長生きの方、大酒飲みなのに病気ひとつしない、そういう方って周りにいませんでしょうか?

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そして日々使う『言葉』が心に影響し長生きの遺伝子のスイッチにも関わってくるのでないかと言われています。

日本の国民病である高血圧に関係する酵素「レニン」の遺伝子解読に初めて成功された筑波大学名誉教授の村上和雄さんの書かれた『生命の暗号』にトマトの話がありました。それは私も小学生の頃に兄と2人で行ったことのある『つくばの科学万博』で出品されたトマトの話でした。

1本の苗から1万数千個の実をつけたというすごいトマトの話です。見に行ったはずの私も正直あまり記憶にありませんが、その辺に蒔けばせいぜい20〜30個くらいしかならない普通のトマトの種を使い、バイオ技術はいっさい使わず、土を使わず水耕栽培で育てるという農法で育てたトマトで、考案者の野沢重雄さんは「植物は土に根を生やしているために潜在的な生長力が一定に抑えられている」という発想からトマトの生命力を引き出し1000倍もの実をつけるトマトを作ったようです。

 

人間はトマトではありませんが、人間の遺伝子は30億もの膨大な情報がありながら働いているのはせいぜい5〜10%で後はまったく眠ったままの状態にあるようです。

そして遺伝子のスイッチが”ONになるかOFFのままなのか”はそれらをとりまく環境や外からの刺激によっても変わってくる、そしてそれは精神的なレベルでも影響しているんではないかと考えらているようです。

 

そう考えると改めて日々使う言葉って大切なんだと思います。

 

シニアの方々にとってもシニアに関わる人にとっても「言葉」は大切だと思います。シニアの方々に使ってはいけない言葉の話もしていければと思っています。

6月29日の木曜日夜7時より「ちゃんとちゃんとの学校」スタートします。ぜひご興味のある方は気軽にご参加ください。

http://chant0629.peatix.com