『 素晴らしき哉、人生! 』

あっという間に、もう今年も残りが2ヶ月を切りました。来月はもうクリスマスですが、アメリカではクリスマスに毎年のように放送される映画があるようです、それが『素晴らしき哉、人生!』(It’s a Wonderful Life)です。

 

もう70年以上も前の作品でモノクロですが大人から子供まで楽しめる名作で、私もクリスマスの映画と言えば『素晴らしき哉、人生!』か『ダイハード』です。

 

主人公のジョージはとにかく良い人で、自分のやりたいことや夢を諦めてまで周りの人達の為に精一杯生きてきました。そんなジョージがクリスマスに自殺をしようと考えます。そこに天使が現れ自殺を止めようとしますが、ジョージは天使にこう言います「自分は生まれて来なければ良かった」

天使はジョージが存在しなかった世界にジョージを連れていきます。そこではジョージたった1人がいないことによって全てが違う、今よりも暗く酷い世界になっていました。

「もう死にたい」「自分は生まれて来なければ良かった」と言っていたジョージが初めて天使にお願いします「もう一度生きたい!」ジョージはいいことなんてないと思っていた人生の素晴らしさを初めて知るという話です。何回観てもいい映画だと思います。

僕は親が自分のことを犠牲にして子供のために頑張ってくれたことを思い出したりします、また仕事でお会いするシニアの方の今では考えられないほどの大変な御苦労された話と重なって、頑張って来られた方がこの映画のジョージのようにハッピーエンドを迎えられることが出来たら、帳尻が合うのになぁ、と思うことがあります。

 

『独居老人』

内閣府の【平成29年版高齢社会白書】によると一人暮らしの高齢者が2015年で592万人、65歳以上の男性の約8人に1人、女性の約5人に1人が一人暮らしになり、そして今後ますます”独居老人”は増えていくと予測されています。

 

『一人暮らしの問題点』

いわゆる“独居老人”が増えたのは少子高齢化や核家族化が一つの原因になります、例えば65歳以上の高齢者と子供との同居率は、1980年は約70%だったのが2014年には約40%にまで下がっています。(内閣府 高齢化の状況 / 高齢者の家族と世帯)

「困ったときに頼れる人がいない」と感じる一人暮らしの高齢者が5人に1人(2011年 高齢者の経済生活に関する意識調査・内閣府)もいることや、当然かもしれないですが一人暮らしの高齢者は日常生活においての会話の頻度が極端に低いということが明らかになっています。

会話は脳の多くの場所を使います、またストレス解消にもなり、例えば少しの会話で元気になることだってあります。その会話をしない生活が続くことは脳の機能低下、つまり認知症になりやすい生活習慣だと考えられます。

時代と共に家族や地域の“人と人”の繋がりは少なくなっています。

私の実家にも1度だけ電話がありましたが“おれおれ詐欺”というのも孤独な高齢者を狙った犯罪だと思います。

これだけ被害が出ている理由の中には、高齢者と家族がいかに日頃会話をしていないか、コミュニケーションをとっていないかということもあるのではないかと思います。

 

 

 

『年間3万人とも言われる“孤独死”』

誰にも看取られることなく息を引き取り、その後、相当期間放置されるような「孤立死(孤独死)」は死亡した時に立会者がいなく、死因が特定できない場合を「立会者のいない死亡」といい、また死因が特定できた場合も含めると「孤独死」は3万人はいるのではないかと言われています。超高齢社会の大きな問題の一つです。たった一度しかない人生の最後がこれではあまりにも悲しいと思います。

すこしでもこういう状況を良くしようとする様々な試みが始まっていますが、これは家族だけではなくて、周りにいるお年寄りに挨拶してみることや、声をかけるだけでも、それを少しづつでも始めることも、とんでもなく大切で意味があることだと思います。

 

12月のクリスマスの時期になると、恋人や家族と過ごしたり、子供にはサンタさんからプレゼントがあったり、パーティーをしたり街はクリスマス一色になります。

でも1人でクリスマスを過ごし、1人で年を越すお年寄りもいらっしゃるわけです。

今回紹介させていただいた映画のラストシーンに天使からの手紙があります、そこには「友ある者は救われる」と書かれていました。友とまではいかなくても、そういう方々に何か出来ることがないだろうか?小さなことしか出来ないかもしれないけど何か出来たらなぁと、友でもあるプロデューサーの幸田さんと話をしていました。

次回の『ちゃんとちゃんとの学校vol.4』で参加者の方々と一緒に出来るようなことを企画中です。皆様のアイデアも募集中ですのでよろしくお願いいたします。年末のお忙しい時期だと思いますが皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

12月14日の『ちゃんとちゃんとの学校 vol.4』のテーマは『シニアの心の健康』です。

 

 

▼▽▼参加受付中▼▽▼

ちゃんとちゃんとの学校 vol.4
~シニア支援パーソンが集う勉強会~
詳細・ご予約

https://www.facebook.com/events/1276115312492431/?ti=icl

日時 : 2017年12月14日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
主催 :  chant-chant プロジェクト

 

 

 

『 3回目の “学校” 』


東京は連日の雨で、珍しく晴れた10月26日に”ちゃんとちゃんとの学校”の3回目が無事開催されました。

今回のテーマは『シニアと運動   JAPAN 最前線』というとてもハードルの高いテーマでしたが、ゲストの方々の素晴らしい授業と熱心な参加者の方々のおかげで中身が濃い内容となりました。

ちゃんとちゃんとの学校はまず「始まりの会」から始まります、初めて参加される方に向けてプロジェクトの主旨などをお伝えさせていただきます。今回からチャントチャントプロジェクトの影の功労者である都能さんから「始まりの会」をしていただくことになりました。都能さんはシニアの自立というテーマにとても共感していただいて、多くの方々をプロジェクトに紹介してくれている頼もしい存在です。

1時間目は広納(私)から、高齢者の交通事故や、認知機能検査、また運動で病気の予防や認知症予防になり、医療費の抑制になるという群馬県の中之条町の例などをとりあげました。

そしてプロジェクトメンバーでケアマネジャーをしている安藤亜樹さんの協力で、町田にある介護福祉施設の見学に行った時のことを報告させていただきました。半身麻痺などの方々のために手すりの位置を変えたトイレの右向き左向きの話から、実際に自宅まで行ってその方にあったレベルの運動法を提案するという話までとても素晴らしいと感じました。詳しくはまたの機会に書きたいと思います。ここからは私の意見ですがこれだけ大変な仕事内容にも関わらずそれに見合った収入が得られないという話をよく耳にします、実際働いておられる現場を見させていただくともっと仕事に見合う収入にならないと“高齢者の方々のためになれば”という気持ちだけでは、続けることは大変だと感じました。とにかくお忙しい中にもかかわらず快く案内していただいた施設長の方、施設で身を粉にして頑張って働いている現場の方々本当にありがとうございました。

現在、高齢者にとっての運動は認知症予防に、要介護予防にもつながります。

 

 

『ほとんどの日本人は正しく歩くことが出来ていない』

2時間目はプロデューサーの幸田さんにどうしても来ていただきたいとお願いしていた、フィールフィールド株式会社、スポーツ骨格サイエンティストの鈴木学さんです。

今のお仕事をされる前は自動車メーカーのマツダで車のボディをデザインしていたという鈴木学さんは、車もボディに対してそれを支えるタイヤやサスペンションなどが合ってないとうまく走れない。それは人間も同じことだと、ただし人間の場合はどんなに合っていない靴を履いたとしても歩けてしまう、どうやらそれが問題なようです。自分に合っていない靴や歩き方で歩いているとそのうち身体のあちこちに負担がかかります。そして高齢者の場合関節の痛みにつながります。今ほとんどの人は“正しく歩くことが出来ていない”といいます。

 

そして鈴木学さんからは身体に負担をかけない正しい歩き方を参加者の皆様にレクチャーしていただきました。もう目から鱗の話で参加者の方からも大反響でした!私もすぐに翌日に家族に教えました。

高齢者に多い悩みの一つに”膝が痛い”というものがあります。ほとんどは加齢とともに膝を支える軟骨がすり減り変形するという変形性膝関節症です。40代から始まるというこの変形性膝関節症も元気なうちから正しい歩き方をしていれば防ぐことも可能なようです。

人間の骨格は162種類のタイプに分かれ、その人にピッタリな身体の動かし方や靴の選び方をアドバイス出来る鈴木学さんのような方がチャントチャントプロジェクトを応援していただいているのは有り難い限りです。今回はこの数時間のためだけに、わざわざ広島から来ていただいて翌朝には広島に戻られました。内容だけではなくて少し話をするだけでも伝わってくる鈴木学さんの丁寧で真面目な姿勢も含め、とても素晴らしい授業になりました。鈴木学さん、お忙しい中本当にありがとうございました。

 

ちゃんとちゃんとの学校に参加いただいている方を紹介するコーナーでは、森脇剛さんをご紹介させていただきました。

森脇剛さんは山口県周南市の出身で、上京されてアパレル関係のお仕事をされていたのですが、転職して現在は老後の資産形成セミナーを中心にファイナンシャルプランアドバイザーとして活躍されています。山口県にいるお父様が介護状態で、このプロジェクトにも興味をもって参加いただいています。森脇さんは現在65歳からのセカンドライフプランセミナーも企画中だということで精力的に活動されています、またBMW(Best/Business Matching Workshop)という食をテーマにした色々な企業とコラボしたイベントも開催されています。是非参加してみたいです。

 

そして毎回、ちゃんとちゃんとの学校の素晴らしい写真を撮っていただいている松岡 満夫さんです。

10月14日(土)に開催された東京都北区の北区花火会オフィシャル・カメラマンとして選ばれるなど活躍されている松岡さんですが、株式会社パソナの自治体事業委託や若者の就労支援事業などをされています。私は毎回撮っていただいた写真を見るのがとても楽しみです。松岡さんの写真はとにかくカッコイイです!そしてこんな場面を撮っていたんだと感心しています。

フェイスブックにある夜景や花火の写真も素晴らしいですが、ちょっとした写真もとても素敵です。松岡さんとはチャントチャントプロジェクトで一緒にチャレンジしていきたいことがあるのでこれからもよろしくお願いします!

 

『元気なシニアの最前線』

そして授業の最後に、今回からスタートする『元気なシニアの方々の生の声を届けていく』というシリーズ企画を行いました。このシリーズ企画をすることになりご協力いただいたのは初回から参加いただいている株式会社シールズさんです。

シールズさんは吉祥寺に本社がある“身体に安心で安全な自然派食品やサプリメント”などを取り扱っている企業で、いわゆるアクティブシニアと言われる元気なシニア層のお客様から支持されて、関東地区と東海地区で1万2000名の会員様がいる、若い社員さん達からなる元気な会社、それがシールズさんです。

この企画を引き受けていただいたのが株式会社シールズ常務の松本正則さんです。シールズさんではただ商品を販売することより、まずはお客様にいかに喜んでもらえるか、どうしたら感動してもらえるかということに力を入れている会社さんで、シールズに来られるお客様とシールズの社員の方はまるで家族のような関係性だと思います。

松本さんはシールズさんの社員研修もされていて、シールズの最大の売りは社員ですと言われていました、社員さんが“よさこいソーラン”を披露し、それを見たシニアの方が感動してよりシールズが好きになる、そういうシールズさんだからこそ、シニアのダイレクトな声が聞けると思いましてこのシリーズ企画が始まることになりました。今回は初回ということでシールズさんの名前の由来を松本常務からお話がありました。参加者の方からも、シールズさんみたいな会社に入りたかったという声も出るような魅力的なお話をしていただきました。

 

シニアの方々と最前線で活躍されているシールズさんには、これから『元気なシニアの方々の生の声を届けていく』というシリーズ企画をお願いしています、是非これからも楽しみにして下さい。

 

最後の懇親会ではプロジェクト立ち上げメンバーのミタニホールディングスの三谷社長からサプリメントを食材に入れるシリーズの『サプリパン』(カルシウム・葉酸)を提供いただいたのと、実際にシニアの方々に自立につながるチャレンジをしようという企画から生まれた『ちゃんとちゃんとの教室』からマメパンを懇親会で食べていただきました。

懇親会では、いつも熱気でいっぱいです。

12月はパワーアップして、より学べる、より楽しめるものにしたいと思います。プロジェクトをいつもサポートしていただいている皆様、なにより参加いただいている皆様本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『 ちゃんとちゃんとの学校vol.3 』

『 いつまでもチャント

                 歩けるためには・・・』

 

10月26日(木)19時より、シニアの自立支援を学ぶ“ちゃんとちゃんとの学校”の第3弾が「シニアの運動」をテーマに開催されます。

 

高齢になると普通に歩くことさえも困難になることがあります。歩くことや身体を動かすことは日常的な生活の一部ですが、それが出来なくなることは生活の質を著しく低下させてしまいます。厚生労働省の介護保険事業状況報告によると、2016年4月の要介護(要支援)認定者数が621万5406人にもなるようです。その原因のひとつは筋肉が脂肪に変わってしまうという状態サルコペニア(ギリシャ語でsarco:サルコ=筋肉、penia:ペニア=喪失)が年齢とともに増えるということや、また2014年に日本老年医学会が提唱したフレイル(高齢者の身体機能や認知機能が低下して虚弱になった状態)も関わっています。

(厚生労働省HPより)

 

超高齢社会のいま、いつまでも自分の脚で歩けることは非常に重要なテーマです。高齢の方だけではなく、より多くの方々が考えるべき問題かもしれません。

 

『 年齢に負けない身体を目指して 』

例えば50歳まで現役を目指しているメジャーリーグ、マイアミ・マーリンズのイチロー選手はただ筋肉だけを増やしていくような筋肉トレーニングを否定しています。”初動負荷トレーニング“というトレーニングを取り入れ、柔らかくしなやかな身体をキープしています。

イチロー選手のインタビューで年齢とともに身体機能が低下すると周りの人は言ってくるけど、「これから僕の絶頂期が来るってどうして考えられないんだろう?」と答えている場面はとても印象に残りました。身体もきちんとケアをしていけば、正しい使い方をすれば年齢を超えて活躍することも可能なんだと思います。

 

『アスリートのノウハウをシニアにも』

これからの時代は一部のアスリートだけではなくシニアの方々も健康寿命を延ばすという意味でも正しい身体の使い方やトレーニングの仕方を学ぶこと、またシニアに関わる人もそういう知識を持っているのといないのでは違ってくるはずです。

アスリートがより良いパフォーマンスを目指すように、シニアの方もまたより良い生活を送り、周りにも迷惑をかけない老後を暮らしていくためにも正しい運動は大切です。

 

『自分の骨格を知る大切さ』

そしてそのためには、まず”自分の身体を知ること”が大切になります。日頃私たちは無意識のうちに立ったり、座ったり、歩いたりしているわけですがこの当たり前のような行動にも密接に骨格のパターンが関わっていると言われています。

 

『人それぞれによって骨格パターンが違う』

そして今回ゲストでお呼びするスポーツサイエンティストの鈴木 学さんは162種類の骨格から最適な運動方法、最適なシューズのアドバイスが出来るというシステムフィットファクターの開発者であります。

 

この一人一人によって異なる骨格パターンはプロのスポーツ選手から、スポーツに励む小学生、高齢者の方が多くなっているフィットネスクラブやスポーツジム、脚や腰の痛みでお悩みの高齢者がよく通っている接骨院などの関係者の方、シニアの方と一緒にウォーキングイベントを企画されている方なども非常に興味を持っていただいている分野だと思います。

なかなか聞けない話が盛りだくさんですので是非ご参加お待ちしております。

 

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ちゃんとちゃんとの学校 vol.3
~シニア支援パーソンが集う勉強会~
詳細・ご予約

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日時 : 2017年10月26日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
主催 :  chant-chant プロジェクト

 

 

『 ごはん派?パン派? 』

朝は食べない人もいるようですが、そうでない人は”ごはん派“と”パン派“にわかれます、皆さんはどちらでしょうか?

私は”パン派“で自宅にいる時はもっぱらパンを食べています。

それは奥さんがパンを毎日のように焼いているからです。パンの食べ歩きをし、パン教室に通い、友達を呼んでパン教室をしたり、パン屋にアルバイトに行ったりと、とにかくパンが大好きで、毎朝2人の子供とともにその恩恵を受けております。

炊きたてのごはんに熱い味噌汁、焼き魚と漬物も最高ですが、焼きたてのパンにスクランブルエッグにフルーツ、そして熱いコーヒーも捨てがたいですね。

若い方もパンが好きですが、手軽さもあってか高齢の方の方がよりパンを食べているようです。

 

 

ちなみに朝食を食べない人ですが、男性が15.4%、女性は10.7%に達していると「平成28年度国民健康・栄養調査結果の概要」として厚生労働省が発表しました。

朝食を食べないという健康法や、忙しくてとらないなど理由も様々だと思います、また年代によって大きく違いがあるのも特徴的です。ただ男女とも年齢と共に朝食を食べる割合が高くなるという共通点があります。

 

 

『高齢者の栄養失調』

厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」(平成28年度)によると65歳以上の高齢者の低栄養傾向(BMI≦20 kg/m2 )の割合が男性12.8%、女性22.0%になり、高齢者の低栄養の問題を指摘しています。朝食は食べているということだったはずですが、実は栄養が不足しているようです。食べているようで量が不足したりバランスが悪かったり、消化や吸収する力が衰えるのも関係しているという理由です。

栄養が足りていないと身体を支える筋肉が減少します、また骨も衰え、肌も老化します、そして認知症リスクも上がり、なにより長生きが難しくなると言われています。

血液検査の項目にある“アルブミン”という項目が注目されています、たんぱく質のアルブミンの値が高い方が長生きすることがわかっており、栄養失調の高齢者はアルブミンが低いようです。

そして2015年からたんぱく質の目標値が設定されるなど、高齢者の低栄養の問題も注目されはじめています。

 

例えば80歳の人が一生のうちに食べる食事の量は、約50トンと言われていてこれは象10頭分に相当するになります。

そう考えるとたくさん食べているわけですが、この食事が身体を作る材料になります、年代によって食事の目的も変わってきます。先程たんぱく質のアルブミンのことを書きましたが、勿論たんぱく質だけをとればいいわけではありません、食事の中でいかにバランス良くその年代に合わせた栄養をとるということが必要になります。

 

家のそばに慶應義塾大学があり、駅前にはいかにも学生が好きそうな大盛りの定食屋さんや、脂っこいラーメン屋さんが数多くあります。こういう食事は学生にはいいのかもしれませんが40を超えた私なんかが食べているとすぐに健康診断でひっかかります。40代を超えると食べ過ぎないほうがメタボの予防にはいいと言われます。

一方で70代を超えると逆にしっかりと食べた方がいい、というように年代に合わせた食事や栄養摂取のアドバイスが、超高齢社会のいま、ますます必要になってくると思います。

 

『高齢者が栄養失調になる原因』

・食欲が無くなる

・食事を作るのが面倒

・1人暮らしなので簡単に済ませる

 

シニア世代の方々からはよくこういう意見をお聞きします。自分の親も「今日のご飯は昨日の残り物」とよく言っていますから人ごとではありませんし、気持ちもわかります。

やっぱり食事は1人で食べるよりも誰かと食べた方が美味しいですね、また料理をするのもせっかく作った料理も食べてくれる人がいるといないとでは気持ちが違います、一言「美味しい」と言ってくれるだけでも作る甲斐がありますね。

 

 

今月からチャントチャントプロジェクトの事務所を使って、シニアの方々に実際にお集まりいただいて『ちゃんとちゃんとの教室』という企画を始めることになりました。

まだまだ試験的な企画ですが実際にシニアの方々と一緒にシニアの自立に関する何かを学んでいこうという企画で、まずはシニアの方でも簡単に参加出来るパン教室を始めてみることにしました。

パンが大好きなうちの奥さんが講師をさせていただきます。奥さんによるとシニアでパン作りを始める方の多くは自分が食べるだけではなく、パン作りを習って孫に作ってあげたり、友達に教えてあげたりとしているようで、パン作りを習うとそれがきっかけになって家族や友人とのコミュニケーションを増やすことにもつながるのではないかと思います。今後はパン教室だけではなく『ちゃんとちゃんとの学校』に参加いただいている方などにも、高齢者の方の自立につながるような教室を開いていただけたらなぁと考えております。またお知らせします。

 

そして季節は食欲の秋でもありスポーツの秋でもあります。

体育の日の前日にスポーツ庁が「体力・運動能力調査」の結果を公表しました。
調査は東京五輪が開かれた1964年から毎年実施されていて、今回は計7万4千人が調査対象となりました。35~39歳女性は過去最低、だったのに対して65歳以上では、75~79歳女性が3年連続で過去最高だったようで、高齢者はいずれの世代・性別でも、この20年で体力・運動能力が大幅に向上しているようです。

調査に関わった順天堂大の内藤久士教授(運動生理学)は「元気に過ごせる健康寿命が伸びていることに加え、特に60代以上の世代は東京五輪後に運動する機会が増えた世代で、高齢になっても運動に前向きな傾向が強い」と指摘されていてオリンピックの影響力は凄いと改めて感じました。

2020年の東京オリンピックに向けて、若い人以上に期待をしているのはシニアの方々かもしれません。

スポーツを楽しみながら、またいつまでも自分の脚で歩けるようになるようなテーマで10/26(木)に『ちゃんとちゃんとの学校vol.3』を開催します。是非皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

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ちゃんとちゃんとの学校 vol.3
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日時 : 2017年10月26日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
主催 :  chant-chant プロジェクト

 

 

 

 

 

 

『 スポーツ = 働かない? 』

『スポーツ』の語源は“働かない”という意味をもつようです。

 

「sports スポーツ」の語源はラテン語の「deportareデポルターレ」にさかのぼるとされ、「ある物を別の場所に運び去る」が転じて「憂いを持ち去る」という意味、あるいはportare「荷を担う」の否定形「荷を担わない、働かない」という語感の語である。これが古フランス語の「desporter」「(仕事や義務でない)気晴らしをする、楽しむ」となり、英語の「sport」になったと考えられている[1]。

 

とウィキペディアに書いてありました。プロスポーツは別として、私たちがするようなスポーツは本来は楽しみであり、気晴らしであり、仕事ではありません。

ただ赤ちゃんは泣くのが仕事で、子供は遊ぶのが仕事、学生は勉強するのが仕事、、、と考えていった場合にお年寄りは健康でいることが仕事で、そして家族に迷惑かけないよう、寝たきりにならないよう、そのために身体を動かすようなスポーツは、そういう意味では“仕事”になるのかもしれません。

 

 

 

最近よく街で見かける紫色の看板があります。カーブス(Curves)というお店です。講演のときにお会いするシニアの方々も利用されている方がたくさんいます。

カーブスは1992年にアメリカのテキサスでスタートした女性専用のトレーニングジムです。カーブスに来る約40%は60代ですが、1回30分で、予約不要、普段スポーツジムに通わないようなタイプの方でも手軽に通えるということで人気のようですが、さらにカーブスが女性から支持されている理由が“3つのM”を排除することです。

  1.  men            男
  2. mirror          鏡
  3. make up     化粧

男性には分かりにくい女性ならではの気遣いもあるようです。

 

 

 

また「要介護」「要支援」の予防をするために累計27都道府県、70市区町村の自治体から介護予防事業を受託し、カーブスで運動指導を行うなどスポーツクラブの枠を超えて社会に貢献するような活動が人気の理由の一つだと思います。

 

 

世界15か国・1地域の527社・団体の最新の福祉機器の展示や体験が出来るH.C.R(Int.Home Care & Rehabilitation Exhibition)2017が東京ビッグサイトであり参加してきました。高齢者の介護予防に関連するものが多数紹介されており大盛況でした。

 

 

外側のブースにはトヨタ、日産、ホンダ、マツダなどの自動車メーカーがズラリと並び、足腰の衰えた高齢者も安心して乗れる車があり、また理学療法士が杖の選び方を教えてくれるコーナーや、足腰を強くすることが出来るゲームや、転倒しにくい靴、そしてロボットスーツでおなじみのあのサイバーダインもブースがあり体験してきました。やはりロボットスーツは素晴らしいの一言でした。

 

中でも静岡鉄道が独自に開発したという『トライリハ』は興味深い商品でした。3枚のプラスチックのような板を組み合わせたシンプルな作りながら、値段も安く場所もとらずに形を変えると様々な運動が出来ていいなぁと感じました、またアビリティーズの『トレアックスパッド』も色のついたパッドをタッチしたり踏んだりすることによって先端のLEDインジケーターが光るというもので、ゲームのように楽しみながら様々なトレーニングが出来る印象に残った商品でした。

とにかく高齢者の介護予防、特に運動分野はいつまでも自分の足で歩きたいという高齢者の思い、そして家族も少しでも応援してあげたい気持ちと介護の負担が少なくなることへの期待もあって期待されている分野だと思います、超高齢社会の日本では市場的な意味も含めて多くの企業がものすごく力を入れていると感じました。

 

 

魅力的な商品に共通してることは気軽に楽しみながら身体を動かすということでした。

 

身体を動かすことやスポーツが介護予防になるということは、スポーツが本来持っている楽しみや気晴らしの要素が無くなってしまっては意味がないので、スポーツの楽しさを残しながら介護予防につながるようなものにしていかなければならないことが大切です。

そして身体の状態は人によって異なります、そう考えるとそれは決して簡単では無いことだと思います。

人によって身体の動かし方や身体の状態は違いがあって当たり前です。チャントチャントプロジェクトでは本当にシニアの方々の自立につながる運動をとなると、やはり一人一人にあった身体の動かし方や運動などを考えていかないといけないと思っています。

 

 

超高齢社会のいま、スポーツにはこれまで以上の意味が求められているのかもしれません。次回10/26(木)のちゃんとちゃんとの学校ではシニア世代の介護予防につながるような運動や身体の使い方などを中心にした授業を、骨格形状から身体の動かし方を提案するスペシャリストであるフィールフィールド株式会社代表取締役の鈴木学さんにゲストで参加していただいて行います。なかなか聞く事が出来ない話がありますので私はバスケをしている子供も連れて行く予定です。皆様も是非一緒に学んでみませんか?

 

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主催 :  chant-chant プロジェクト

 

 

 

 

『 敬老の日に思うこと 』

台風18号が夜中に通過し、青空が広がっている今日は取引先企業のシニアの会員様、約200名ほどの方々にお集まりいただいて横浜国際ホテルでの健康教室です。

 

 

 

お集まりいただく方のほとんどはお元気です、元気な方が病気にならないように、寝たきりにならないように、そんなお話をさせていただくわけですが、今日は「敬老の日」ですね。

 

社会人になりたての頃、先輩に教えてもらった昔話があります。

【むかしむかし、あるところに母親と息子の2人暮らしの家がありました。そして息子が嫁をもらい子供を授かり、2人だった家族が4人の家族になりました。

そんなある日、村に大雨が降り川が氾濫し家族4人が流されてしまいます。体力のある息子と嫁は自力で岸まで辿り着くことができたんですが、小さな子供と息子の母親は流されています。息子と嫁は考えました、恐らく2人とも助けることは難しいから1人だけ助けることにした、という話です。】

 

そして話の結論は、子供を助けず息子の母親を助けました。子供はまた産めばいい、でも母親は俺にとって1人しかいない、お願いだから助けさせてくれと息子が嫁に言って、嫁がわかりましたと言ったという話で、聞いたときはびっくりしました。

 

先輩の話で詳しいことはわかりませんが、恐らく昔は親を敬う気持ちが今より強かったということなんだと思いました。

 

 

こういう川柳があります。

”親孝行したい時には親は無し”

ところが以前新聞の投書で見かけたのは

”親孝行したくもないのに親がいる”

一見ひどいことを書いていますが、これは認知症の親を持つ家族が書いたもののようで、考えさせられる川柳です。

 

 

認知症で行方不明1万5000人

日本経済新聞によると2016年に認知症が原因で行方不明になったとして警察に届け出があった人数が1万5432人であり、これは4年連続で増え過去最多を更新し続けている。もし家族が認知症になったら、常に側にいることは難しいと思います。ちょっと目を離した隙に行方不明になり、事故にでもあったら、逆に事故をおこしてしまったら、そう考えるとぞっとします。

これが今後ますます増え続けると考えると大変な時代になっていくのは明らかで、より認知症の予防は大切になります。

 

チャントチャントプロジェクトでは「敬老の日」だから高齢者を大切にしましょうというより、お年寄りを敬うことは当たり前のことでこれからも当たり前でなければならないと考えています。

出来れば「敬老の日」をきっかけにして例えば超高齢社会の日本のことを、子どもから大人までが少し考えてみるきっかけに、そして今の自分に出来ることはないだろうかなど、そういう何か始めてみるきっかけにすることが大切なのかなぁと感じています。

 

先ほどの”親孝行したい時には親は無し”

の後に

”石に布団は着せられず”

と続けることがあるようです。

親孝行は大切ですが、きっかけがないとなかなか後回しになりがちですが、残念ながらいつまでも出来るわけではありません。まずは自分の周りにいる人から始めてみるのもいいかもしれません。

 

 

 

来月以降チャントチャントプロジェクトの事務所を使ってシニアの自立につながるような小さなチャレンジをスタートしようと考えていますので、またお知らせいたします!

 

そして10月26日の”ちゃんとちゃんとの学校 vol.3”では、来てもらえて本当に嬉しい特別なゲストがわざわざ広島から来ていただけることになりました。フィールフィールド株式会社から代表取締役の鈴木学社長をお招きして開催いたします。

フィールフィールド株式会社さんは、(私も1度体験させていただいたのですが)1人1人の骨格構造を分析できる測定器を開発されていて、その人にあったより正しい身体の使い方や適切なシューズを選ぶことが出来るシステムを確立しており、2015年に設立されたフィールフィールド株式会社は2016年には第23回ひろしまベンチャー助成金で大賞を受賞するなどいま注目されている企業です。

 

 

 

代表の鈴木学さんには1度会わせていただいたのですが、とにかく誠実でまっすぐな方で高齢者の方々が膝が痛いとか腰が痛いとよく言われているので、それも身体の使い方が深く関わっているという話や、あと私にぴったりな靴も教えていただいて、試しに履いてみたら全然違いました!また詳しくご紹介させていただきたいと思っています。

 

シニアの自立をみんなで学ぶ

”ちゃんとちゃんとの学校 vol.3”

是非気軽にご参加ください。

 

 

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日時 : 2017年10月26日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
主催 :  chant-chant プロジェクト

 

 

 

『 ドライブ 』


MIT(マサチューセッツ工科大学)がウェブ上で自動運転に関するアンケートを始めています。『MORAL MACHINE』(モラル・マシーン)という名前のアンケートでは今後自動運転が進めば起こる可能性がある不測の事態にどう対応するべきかなどを、アンケート方式で選んでいきます。

例えば自動運転の車がどうしても回避出来ない状況になった場合、子供連れの家族をひくのか、あるいは高齢者をひくのか、決めることが出来ない究極の選択をしなければならないという恐ろしくもあるアンケートです。今は人間が瞬時に判断しているものをAIが判断するようになると命の重さなど様々なモラルに関わる問題が出てくるというのがこの『モラルマシーン』です。

 

 

 

警視庁交通総務課統計によると東京都内の交通事故発生件数は、10年前から毎年減少しています。ところが高齢者の交通事故は毎年増加しています。

 

もちろん高齢者の人口が増えていることが原因の一つではありますが、高齢者による交通事故のニュースをよく見かけるのも事実です。アクセルとブレーキの踏み間違いや高速道路の逆走など、高齢者の車による事故は運転する高齢者だけの問題ではなく、誰もが関わる可能性がある大きな問題です。

 

 

 

高齢者の運転事故の約6割が交差点で起きています。

例えば左折や右折する場合、一本道に比べると対向車や歩行者などにも気をつけなければなりません。同時に複数のものに注意をすることは加齢とともに苦手になることの一つにあげられます。

 

高知工科大学、地域交通医学研究室の朴啓彰(パク・ケチャン)客員教授によると高齢者の交通事故と脳が関係していることがわかってきているようです。脳ドックで調べた4000人の脳を調査した結果、交通事故を起こす高齢者の脳の一部の血流が悪くなって出来る『白質病変』が起こっているということで、白質病変があると事故を起こす割合が1.6倍、さらに交差点事故は3.4倍も高くなるようです。

『白質病変』になると

①物忘れ

②ちょっとした段差につまずきやすくなる

③食事のときに咳き込む

などの症状がでてくるようですから当てはまる方は注意が必要です。

 

改めて健康でいることは、自分のためだけではないと思います。

 

 

 

そんな状況の中、高齢者の方が「クルマの運転が怖い」「運転する自信がない」という声から生まれた制度が『運転免許証自主返納制度』です。

 

1998年に制度化されたこの制度は当初、身分を証明するものがなくなるという理由であまり進まなかったようですがその後、金融機関などでも本人確認書類として有効な『運転経歴証明書』がつくられ、また自主返納のサポート制度も都道府県別に様々な特典があり、例えば大阪府では大阪府警と30以上の商店街がタッグを組んだ返納者への割引きなどのサービスが話題になっています。

(都道府県別の運転免許証自主返納制度のサービスが詳しく載っている【高齢者運転者支援サイト】)

 

 

 

ただし、クルマの運転に関しては交通手段として考えた場合、交通網の発達した都市部に比べて、地方では生活の中で切っても切れない存在でもあるのがクルマの運転でもあります。

 

どうしても運転が必要な時には、”自分は大丈夫だろう”という思い込みを捨てて、ベテランドライバーになればなるほどより安全運転をしていく心がけが大切になります。

 

 

また、先ほど紹介させていただいた”白質病変”(高齢者の交通事故に関係する脳の状態)にならないようにすることも大切になってきます。

 

そのためには「栄養」「休養」「運動」を日頃から気をつけるべきです。よく白質病変に関しては地中海料理を参考にするといいと言われています、地中海料理には「オリーブオイル」「魚」「ナッツ」などが使われておりそれらに含まれているオレイン酸、DHA・EPAなどは認知症予防にもなります。

 

また”睡眠負債”という言葉がアメリカから始まり、慢性的な睡眠不足も脳の機能を著しく低下させる要因です。

 

そしてなにより脳の健康には運動が大切になるようです。1日30分歩くということが白質病変を防ぐうえでは大切で、運動することはいつまでも歩ける身体をつくるためにも、そして脳の病気を防ぐことにも関係があるようです。

 

 

チャントチャントプロジェクトでは元気なシニアがいつまでも自立して楽しい生活を過ごしていくことが大切だと考えています。これからもっと高齢化が進む中で、高齢者は運転しないほうがいいというだけでは問題の解決にはならない気がします。

テクノロジーはどんどん進化していきますが、それだけではなく人間ももっと自立して進化していかないといけない時代になる気がします。

 

 

シニアの自立についてみんなで学んでいく

”ちゃんとちゃんとの学校”の3回目の日程が10月26日に決まりました。ゲストやテーマはまたお知らせいたしますので是非皆様のご参加お待ちしております。

 

▼▽▼参加受付中▼▽▼

ちゃんとちゃんとの学校 vol.3
~シニア支援パーソンが集う勉強会~
詳細・ご予約

https://www.facebook.com/events/121662748562280/?ti=icl

日時 : 2017年10月26日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
主催 :  chant-chant プロジェクト

 

 

 

『 ちゃんとちゃんとの学校vol.2 』


”シニアの自立”という、ともすれば重くなりがちなテーマをなるべく誰でも参加しやすい、カジュアルな雰囲気の中で学んでいくという『ちゃんとちゃんとの学校』の2回目が8/24に行われました。

前回よりも多くの方々に参加いただいて始まった『ちゃんとちゃんとの学校vol.2』では”シニアの集まる場所”という内容での授業がありました。

 

まず初めて参加された方々向けにプロデューサーの幸田からプロジェクトのコンセプトの説明があり、1時間目はプロジェクトリーダーの広納と共に兵庫県の加西市の阿部さんが開催しているシニア向けのヒップホップ教室の事例を、実際のシニアの方々が一生懸命ダンスしている動画を見ながら紹介しました。東京でやるときにはやってみたいと言っていただいた参加者の方もいて楽しく学びました。

また銭湯がどんどん減っていく大変な時代にたった1年で銭湯を立て直した元浅草の銭湯「日の出湯」さんの4代目の田村祐一さんに取材に行かせていただいたことも紹介させていただきました、入浴料460円というきまりの中でいかに立て直すのか?特に多いシニア層の常連さんがまた来たくなる会話のコツ、シニア向けの応待などを取り上げさせていただきました。銭湯に関心が高い方も今回は多数参加されていて、日の出湯さんに実際に行かれた参加者の方もいらっしゃいました。

 

2時間目は「歳を重ねるごとに素敵になる」をビジョンに掲げ、第2の人生を謳歌できる様々な活動を展開している一般社団法人66Love協会の代表理事 の根本 正さんと、日本版CCRCの草分け的存在である株式会社楽縁の代表取締役であられる佐藤順一郎さんにゲストとして参加していただき、いま話題のCCRCについて説明していただきました。

CCRCとは?
CCRC(Continuing Care Retirement Community)[継続的なケア付きの高齢者の共同体]、仕事をリタイアした高齢者が第二の人生を健康的に楽しむ街としてアメリカで生まれた概念。

元気なうちに地方に移住し、必要な時に医療や介護のケアなどを受けながら住み続ける場所。日本でも2015年から有識者会議で日本版CCRC構想がまとめられ、近年その需要が日本で大きくなってきています。また「アクティブシニアタウン」とも言われ世代を超えての交流や様々なサービスが受けることができるような生活共同体になるようです。

これから日本でもどんどん増えていくCCRCの最新の事例を取り上げながら、これからのCCRCの可能性まで非常にわかりやすくお話していただき、ありがたいことに参加者の方々からも質問もあり非常に学びが多い2時間目でした。

 

3時間目はチャントチャントプロジェクトに参加いただいている方々を紹介させていただきました。

 

まずはアナウンサーの高橋映子さんです。一度は一生を共に生きると決めた相手と別れて50年、長い月日を経て再び心の交流が始まる実話『晩恋』を出版された高橋さんですがプロジェクトの趣旨もご理解いただき応援いただいております。そして『晩恋』ではふと考えさせられることがあります。長い年月は人の心も変えるのか?それぞれの人生の空白を埋めていくように進む物語は年代を超えて誰もが思わず引き込まれる作品です。

 

そして1回目から参加いただいている清水絵里さんを紹介させていただきました。清水さんは大学で社会福祉学を学び、高齢者介護の現場で働き始めます。介護業界に身を置いて12年の清水さんは介護福祉士、介護支援専門員、介護教員、福祉住環境コーディネーター、ビューティーフードスイーツプロ、クシマクロビオティックスコンシェルジュ、INYOUオーガニックセルフセラピストなど様々な資格をもち、現在「健康」「食」「プロダクティブエイジング」の大切さ伝える活動を、料理教室、セミナー講師「キッチンエリマキトカゲ」として主宰されていらっしゃるスーパーな女性です。

 

そして株式会社シールズ(CEHR’S)さんの皆様は社外研修の一環として初回から参加していただいております。シールズさんでは身体に安心で安全な無添加や無農薬の食品や栄養補助食品などを、健康に関心の高いシニア世代の方々を中心にお届けしており、 高齢者の方々に身も心も健康になってもらうためには携わる人材が大切になるということで、シニアに関わる人材の社員研修含め人材育成に特に力を入れていらっしゃいます。そして東急ハンズやロフトなどで時々見かける実演販売にも人材を派遣していてびっくりするような販売実績も残しているようです。社員一人一人が「お客様にどうしたら感動してもらえるだろうか?」と真剣に考えている企業、それがシールズさんだと思います。

 

紹介させていただいた方々には日の出湯の田村祐一さんの著書「常連さんが増える会話のコツ」をプレゼントさせていただきました。

 

イベント終了後の給食の時間(懇親会)ではシールズさんでシニアのお客様に大人気の濃い沖縄酢で(どうしてもビールという人を除き)乾杯をして、参加者の方々で交流を深めました。

 

世界のどの国も経験したことがない超高齢社会に突入している日本で、まずは普段シニアに関わる人達でシニアの自立につながることは出来ないかということでプロジェクトがスタートしましたが、今回のテーマである「シニアが集まる場所づくり」では”昔の当たり前”の大切さを改めて考えさせられました。昔はわざわざ決まり事を決めなくても困っている人がいたら誰かが助けてあげるというコミュニティがあったものが、今は当たり前ではなくなっています。CCRCも含めて新たにつくられていくコミュニティにはそういうものが必要なのかもしれません。昔に比べて様々な社会保証制度は充実してきたのかもしれませんが、それだけではどうしてもうまくいかなくなってきています。

昔は昔と割り切るのではなく、そういう価値観を再確認し、取り戻す作業をしながら今の時代にあったものを合わせてつくっていくことが求められていて、それは日本の良いところを再発見することにもなるんだと思いました。

 

今回暑い中にも関わらず参加いただいた方々にはありがたい気持ちでいっぱいです。前回以上に熱心に参加いただいていてより良いものをつくっていかなければとスタッフ一同考えております。

 

 

最初は風が吹けばすぐに消えそうな炎から始まったプロジェクトですが、いま少しづつですが大きくなり始めました。炎を絶やさないようにしながら1人でも多くの方にその輪が広がっていくようなプロジェクトにしないといけないと後片付けをしながら考えていました。

 

2か月に1度、シニアの自立について学ぶ”ちゃんとちゃんとの学校” 次回は10月に開催予定です。

 

最後に今回も素晴らしい写真をMichael Imaging代表の松岡さんが撮影していただきました。ありがとうございました。

 

 

『 夏休み 』

夏休みはいつから始まったのか?

子供の夏休みは長くて羨ましいと思って調べてみると、どうやら明治時代の頃から始まったようです。

 

明治維新で欧米の文化を積極的に取り入れていた時代、今のように4月から新学期が始まり3月までで1年というかたちではなく、欧米の国々に倣って9月頃から新学期が始まり7月で終わるというような体系になったようです。そのために次の新学期までの間の休みが夏休みの始まりではないかといわれています。

その後富国強兵政策などの影響や、政府の会計年度の変更、軍隊の入隊届けの開始時期が4月になった 、などの影響もあり大正時代には高校や大学も4月入学が定着し、今に至るようです。

 

 

世界の国々で新学期のスタート時期は異なっていて、南半球のオーストラリアやブラジルでは1月〜2月、アメリカや中国、ヨーロッパの国々の多くは9月が新たなスタートの季節になるようです。

大人の短い夏休みを終えると、すぐにまた慌ただしい日常に戻るわけですが、9月からスタートと考えるとまた新たな気持ちに切り替えられる気がしました。

 

 

 

 

 

『センテナリアン』(centenarian)という言葉があります。100歳以上の人物のことで、日本語で「百寿者」とも言われています。

日本はアメリカに次いで2番目にセンテナリアンの数が多いようです。

 

長岡三重子さんは103歳の現役スイマーです。山口県周南市出身、1914年生まれの長岡さんはなんと80歳で水泳を習い始め、85歳でマスターズ水泳大会で日本新記録を出します、そして世界大会にも出場しますが銀メダルしか取れないという理由で91歳からコーチをつけてより練習を重ね、年齢を重ねながら逆にタイムを縮め、その後マスターズの世界大会で20個以上の世界記録を樹立したとんでもないセンテナリアンです。

 

 

背泳ぎ専門の長岡さんは現在も1日1500メートルも泳ぎ、水泳での筋肉強化のおかげで膝の痛みが良くなり正座ができるようにまで回復するなど、年齢を感じさせない長岡さんですが、その長寿の秘訣はまず日常の身の回りのこと(畑仕事、掃除、料理、家事など)は全て自分で行うようです。また食事は好きなものしか食べないようです(中でもカルビが大好きだそうです)。

 

「幸福感があるから長生きできる。能でも絵でも何の舞台でもいいから達成する場面を持つといい」

「苦は楽のため。つらいのはいい薬。楽ばかりしているとろくなことはない。」

 

と長生きの秘訣を語る長岡三重子さんの目標は105歳でも現役を続けることなんだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本では昨年100歳を超える方が6万5692人になり過去最多になりました(うち女性が87.6%)。そしてこれは46年連続の増加になります。

 

100歳以上の人口の割合が全国平均より高い京都府北部の丹後地域と、平均寿命が短いと言われる青森県の住民の健康状態を比較して、長寿の秘訣を探る研究が始まることになりました。

弘前大と京都府立医大などの研究チームによる試みで、65歳以上の1000人を15年間にわたり健康診断をして栄養状態やホルモンのバランス、日常生活や食事内容など計2000項目を調査していく予定のようです。

非常に興味深い研究だと思います。世の中には様々な方がいますから、長寿の秘訣はたくさんあるような気がしますがひとつの目安にはなると思います。

 

 

私も仕事柄ほぼ毎日のように高齢者の方々と会いますが100歳を超える方とお会いすることは正直そこまで多くありません、ただ時々お会いする100歳を超える方々はとにかくお優しい方が多いなぁと思います。お話をさせていただくと本当に面白くて勉強になりますし、やっぱり魅力的な方ばかりだと感じます。

 

水泳の長岡三重子さんまでは難しくても、1人でも多くの方が元気で100歳を超えることが出来たら素晴らしいし、多くの問題も解決出来ることにつながるのではないかと、そういうことにこのプロジェクトが少しでも役にたつようなものにしたいと、9月の新たなスタートにたつ前に感じています。

 

シニアの自立に興味や関心がある方々と一緒に学ぶ『ちゃんとちゃんとの学校vol.2』が8/24 19時より開催します。是非お気軽にご参加ください。

 

 

▼▽▼参加受付中▼▽▼

ちゃんとちゃんとの学校 vol.2
~シニア支援パーソンが集う勉強会~
詳細・ご予約

http://chant0824.peatix.com/

日時 : 2017年8月24日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
ゲスト: 一般社団法人66Love協会の代表理事 根本 正さま
主催 :  chant-chant プロジェクト

 

 

『 1010 』

ジブリの宮崎駿監督が「トトロが大好きで子供とDVDを何十回も観ています」というファンの方に「そんなことしないで欲しい、それより子供と一緒に外に出て自然と触れ合って欲しい」と思っているという話を聞いたことがあります。

子供の頃を思い出すと夏休みに虫を採りに山に行くと、草で手を切ったり、木の樹液で手が汚れたり、蚊に刺されたり、見たことのない虫を見つけたり、色々なことが起こります。またそのときの土の匂いとか、転んで怪我したり、ズボンが泥まみれになったり、そういうものはなかなか忘れないもんだと思います。まあアニメで見るのと実際に山に行くのでは全く違います。

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近頃は何かを言うとすぐ文句を言われる、そんな気がしています。人はそれぞれに考えも立場も信じているものも違うので仕方がないとは思いますけど、ネットの記事なんかを見ているとちょっと言い過ぎではないのかなと感じることが多々あります。 言った側はすっきりするのかも知れないですが言われた側のことを考えるとそれはあまり気持ちがいいことではないと思います。

”日本人は思ったことを口に出さない”とよく言われていましたが、SNSが盛んになり始めると逆に他人を誹謗中傷するような意見を言うのは日本人が多いとも言われています。

意見を言うことや、話し合うことは大切だと思いますが、人格を否定したりすることはまた違うような気がします。

言葉が活字になるということは怖いことです、それはその活字だけでは伝わらないことが多過ぎるからです。

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通信手段が発達したり、自動化が進んだりでどんどん人と人が会う時間が少なくなってきている中で、より便利になる反面、やっぱり面と向かって会うことの大切さが見直されていると思います。やはり圧倒的な情報量の違いがそこにはあります。

今日は熊本の水前寺で仕事を終えたあと飛行機に乗り18時に羽田に、それから台東区元浅草にある創業は明治の初期という歴史ある銭湯『日の出湯』さんに向かいました。プロジェクトのプロデュースをしてもらっている幸田さんが取材に行くというので同行させてもらうことになりました。

台風の影響で到着が遅れ、予定から遅くなってしまい19時半に『日の出湯』さんに着くと、幸田さんが先に銭湯に入っていました。熊本から駆けつけて汗だくの私と風呂上がりのさっぱりした幸田さんと取材を始めました。

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銭湯は昔に比べて少なくなっています。”東京くらしWEB”によると都内にある公衆浴場数は昨年末で602軒、10年前は923軒だったようですから激減しています。また利用者数も10年前が4万人前後だったのが2万5千人前後までになり銭湯はいま大変な時代を迎えています。

そんな時代に、たった1年で銭湯を立て直し、活躍されているのが『日の出湯』の4代目の田村祐一さんです。

田村さんは若くして日の出湯の4代目になり、2012.11月に銭湯の新しい価値を探るため、銭湯の未来を創るWEBマガジン〔SAVE THE 銭湯〕をスタートさせています。http://savethe1010.com/

 

銭湯はただ入浴するだけではなく、そこで子供はマナーや社会を学んだり、大人はコミュニケーションの場所であったようです。銭湯離れが進むいま、その価値を再び知ってもらい、そして新しい価値を創っていこうと活動されていらっしゃるのが田村さんです。

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田村さんが番台でお仕事をしながら、お客様の邪魔にならないように色々とお話を聞かせていただきました(とても綺麗であまりに居心地が良く長居してしまい、すいません)。

とにかく田村さんは自然体で、シニア層のお客様との短い会話も無駄がなくすごくいい距離感を感じました。田村さんは「お風呂に入るのは生活の一部なんです」と言われていて、私にはそれがすごくしっくりきた言葉でした。

銭湯に限らず人と人が会う時には会話がつきものですが、その時々で心地よい会話をされる方はいらっしゃいますが、実際はそういう方は少なくて、会話は奥が深いですね。マニュアルでがんじがらめの接客の会話もあれば、必要以上な会話も相手からすればお腹いっぱいということもあります。

田村さんはご自身の経験をもとに著書『常連さんが増える会話のコツ』(プレジデント社)の中でも様々な会話のコツを紹介されています。今回おじゃまさせていただいた理由の1つは、銭湯にはシニア層のお客様も多くいらっしゃいます、そのシニアの方との会話のコツなどを学びたいということが理由の1つでした。会話は年代が離れるほどにそのギャップが大きくなる気がします、またシニアとのコミュニケーションの取り方に不安を感じたり悩んだりされている方も少なくないからです。

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昔ながらの銭湯の意味や素晴らしさを多くの人が知ること、それは同時に今の時代だからこそ圧倒的に足りないものじゃないかと思います、また必要とされ始めている気がします。まさに”温故知新”だと思いました。

今回はお仕事の合間のお忙しい中にも関わらずご協力いただいた日の出湯の田村さん本当にありがとうございました、そして番台の前にある椅子に2時間近く座り続けてしまいすいませんでした。とても清潔で近代的ですが、どこか懐かしく人間的で暖かみがある日の出湯さんでした。

8/24、19時より【ちゃんとちゃんとの学校vol.2】を開催します。今回の取材の詳細をお伝えする予定です、またシニアに関わる人やご興味のある方は是非気軽にご参加ください。

▼▽▼参加受付中▼▽▼

ちゃんとちゃんとの学校 vol.2
~シニア支援パーソンが集う勉強会~
詳細・ご予約はこちら

日時 : 2017年8月24日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
ゲスト: 一般社団法人66Love協会の代表理事 根本 正さま
主催 :  chant-chant プロジェクト