『 大きな1歩 』

5月18日、山梨県中央市にて、『ちゃんとちゃんとの学校』としての初めてのシニア向け授業、シニアクラスを開催しました。

これまで『ちゃんとちゃんとの学校』は、シニアに関わる人達に対する授業(現在は社会人クラス)をしてきました。

今回は、やっていそうで、実は初めてになるシニアの方を対象とした、『ちゃんとちゃんとの学校』の初めての授業でした。

 

『 素晴らしい仲間 』

今回の授業を開催できることになったのは、山梨県で健康関連商品の販売をしている企業、株式会社グリーンパスの代表である加藤さんの協力で実現しました。

加藤さんとは2年ほど前にお会いしてから、仲良くさせていただいています。それは加藤さんの人柄と、仕事に対する考え方に共感する部分があるからです。

長くお付き合いのある、まるで家族のようなお客様がいることが、株式会社グリーンパスの強みだと思います。

特にシニア層のお客様が多いこともあり、代表の加藤さんの考え方は、お客様に商品を通して少しでも健康でいてもらいたい、そしてそれは口先だけではいけないとよく言われています。

そのためにはどうすればいいのか?家族のようなお客様に本当に元気でいてもらうためには?

その考えから出てきた答えの1つが、今回の正しい歩き方を学ぶ授業型ウォーキングイベント、『 いつまでもちゃんと歩ける歩き方 』です。

 

『 正しい歩き方を学ぶ 』

正しく歩くことを学ぶことが、こんなに大切なんだと知ったのが2017年です。

ちゃんとちゃんとの学校で、骨格の専門家である鈴木学さんからの授業で衝撃を受けてから、いつかシニアの方々に、この授業を受けてもらいたいと思い、やっと今回実現しました。

今回正しい歩き方を、教えていただける鈴木学さんは、1人1人の骨格形状から、その人に合った体の動かし方の提案をしてくれる、スポーツ骨格サイエンティストです。

現在は山梨県を中心にOA機器の取り扱いからスポーツ関連事業まで、幅広い活動をされている株式会社メディアブレインのメディアブレインフットボールアカデミーフィジカル・メンタルトレーナー 、そしてスポーツジム「メディコス」責任者(トレーナー)として活躍されています。

鈴木学さんは、とにかく誠実で丁寧で優しい方です。今回の授業に関しても、『ちゃんとちゃんとの学校』の主旨を理解していただき、お忙しい中にもかかわらず協力していただきました。

今回の授業型ウォーキングイベントは、ただ歩くのではなく、正しい歩き方の授業を受けていただき、その後にウォーキングをスタートする授業型です。

 

『 シニアクラス 』

40名近い方が参加された、『ちゃんとちゃんとの学校』シニアクラスは、まずは協賛していただいている加藤さんからご挨拶があり、私と幸田さんから『ちゃんとちゃんとの学校』の主旨を説明させていただいて、いよいよ鈴木学さんからの授業が始まりました。

まずは健康でいるとはどういうことなのか?、そして、一般的に「健康でいるためには1日1万歩は歩きましょう」などと言われますが、鈴木さんは歩数よりも大切なことがあると説明していました。

大切なのは歩数ではなく、少ない歩数でも、”正しい姿勢とそこから始まる1歩1歩の質” 、つまり「正しい1歩」が大切だということでした。

実際に鈴木さんがパーソナルトレーニングをした方の事例をあげて、紹介いただきました。

正しい歩き方をすることで、膝や腰の痛みが和らいで立ち仕事が楽になったという方や、外反母趾が良くなった方、10キロも痩せた方、また怪我の予防にもつながり、呼吸が深くなるようです。

そして足首も細くなったり、ヒップアップにも繋がるようですから、年代に関わらず、やはり正しい歩き方はとても大切です。

そしてまずは「正しく立つ」ことを教えていただきました、これがビックリ、なかなか出来ていない。

正しい重心で立つことは、転倒予防につながります。

 

『 外での実践 』

そして授業は途中から、外に出て正しい1歩の踏み出し方を勉強しました。

参加者の皆さんも、ワクワクしながら、熱心に学んで実践していただきました。

正しい歩き方をすると、たった10メートル歩いただけでも、普段使わない筋肉を使うからか、少し筋肉に負担がかかっていることがわかったり、運動になる感覚があります。

そして意識して身体を動かすことによって、今まで使っていなかった部分の筋肉や、神経が刺激を受けてほんの少し歩いただけで、かなりの運動になります。

「ちゃんと歩くと疲れるね」

「今まで歩くことをこんなに真剣に考えたことなかったわ〜」

と参加者の方々からも大反響でした。

 

『 いよいよスタート 』

今回は1.2kmほど離れた公園まで歩き、公園で休憩と給水をし、現地でまた新たな歩き方のワンポイントアドバイスがあり、それを公園からの帰り道にみんなで実践しました。

山梨県中央市は自然に恵まれた美しい街です、ところどころに咲く道端の花や、野菜を売る自動販売機、澄んだ空気、歩いているとなんとなく気持ち良く、一緒に歩いていると自然と会話が始まってしまうような、楽しい素敵な時間を経験させていただきました。

そして今回は歩くのが困難な方も、勉強したいとご参加いただいたので、スタッフの青木さんが車でサポートしていただいたりしながら、参加者の皆様全員が、怪我なく戻ってきていただいて、充実したウォーキングイベントは大成功で無事に終了しました。

今回、素晴らしい授業をしていただいた株式会社メディアブレインの鈴木学さん、そして協賛いただいた株式会社グリーンパスの加藤さん、そしてサポートいただいた青木さん、そしてなにより参加者の皆様、本当にありがとうございました。

 

その後、鈴木学さんが責任者を務めている南アルプス市にあるオープンしたばかりのスポーツジム、メディコスに行き見学をさせていただきました。

そしてせっかくなので4人で美味しい吉田うどんをいただいきました。

 

 

『 全国でやりたい授業 』

超高齢社会をむかえている日本では、いつまでも歩くこと、歩けることは、もう当たり前のことではありません。

自分で歩くことができる。好きな場所に自分の足で歩いていける。誰かのためにいつでも動ける身体でいる。

そういう方々が今後増えるかどうかは、それぞれが自分の身体の仕組みを考えること、それをより多くの方が学ぶことが重要ではないかと思います。

今回のような授業は、なるべく多くの場所でやるべきだと感じています。

ほんのちょっとしたことが要介護の原因になり、ほんのちょっとした”意識”の差が要介護予防にもなります。

 

 

『 サポーター 』

先週は月曜日に大阪で、初めての『ちゃんとちゃんとの学校』の集まりがあり、また水曜日は岡山で7月に予定している『ちゃんとちゃんとの学校』の打ち合わせがあり、木曜日には愛媛からの特別ゲストを迎えた東京での集まり、そして土曜日にはウォーキングイベントがあり、そういえばこの一週間はずっと幸田さんと一緒にいた気がします。 

ちゃんとちゃんとを始めてから、色々な方々とお会いする機会が増えました、様々の立場の方からの課題を知り、また多くの刺激とエネルギーをいただきました。

そして、その中から一緒に頑張っていただけるサポーターが、少しずつ増えてきたのが有り難いことです。

『ちゃんとちゃんとの学校』の考えに賛同して、支えていただけるサポーターのおかげで、今回開催したウォーキングイベントのような活動が出来ています。

私達は『ちゃんとちゃんとの学校』をそういうサポーターの方々と一緒になって作りたいと思っています。

1人でも多くの方にサポーターになっていただいて、様々な立場を超え、サポーターでつくる『ちゃんとちゃんとの学校』の新しいシニアの自立支援の活動に、ぜひ加わってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

『 きっかけ 』

ひょんなきっかけで、ちゃんとちゃんとの学校が出来て、ひょんなきっかけで、今まで文章など書いたことがないのに、このコラムも書いています。

 

「きっかけ」という言葉は漢字で書くと「切っ掛け」と書くようです。
「切る」と「掛ける」を足した言葉だと言われています。

「きる」とは、”〜をやりきる”のような動作の終わりのことで、「かける」は、”〜かける”のように動作の始まりをあらわしていて、物事の終わりと始まりのことなんだそうです。

きっかけの語源も諸説ありで、他には歌舞伎役者が見得を切る(切る)ことが、場面転換の合図になっていて、その合図を見た裏方さんが走り始める(駆ける)、つまり「切る」と「駆ける」からきているという話もあるようです。

とにかく「きっかけ」とは、単に始まっただけではく、何かが終わり、そして新たに始まるということになります。

 

『 don’t look back in anger 』

12日、サッカーのイングランドプレミアリーグで、ほんの僅か1ポイントの差でマンチェスターシティがリーグ制覇しました。

2年連続の優勝を果たしたロッカールームには、シティの熱烈なファンで、マンチェスター出身の世界的人気バンド『Oasis』のノエル・ギャラガーが駆けつけ、選手たちとともに大熱唱したそうです。

マンチェスターと言えば、2017年5月22日アリアナ・グランデのコンサート会場で自爆テロが起こりました。子供を含む22人の死者、負傷者59人を出す大惨事でした。

翌月にはロンドンで再びテロが起こり、恐怖と不安と、ぶつけようのない悲しみと怒りが渦巻く中、テロで亡くなった方々に追悼集会が開催されました。その追悼集会である1人の女性が歌い始めた歌が「don’t look back in  anger 」、Oasisの歌でした。

静まり返る追悼集会で、たった1人で歌い始めた女性に、徐々に周りの人達も共に歌い始め、それは大合唱になります。

テロで心に大きな傷を負った市民から自然発生的に出てきた「 don’t look back in  anger 」はその後、サッカーのスタジアムの観衆や、他のアーティストにも新たな意味を持つ歌として歌われるようになり、行き場のない怒りや悲しみに対する歌として、またそこから立ち直る歌として歌われるようになりました。

 

そういえば、社会人になった頃に、えらいよく聴いていた曲でした。

 

 

『 きっかけ 』

回りくどい書き方をしてきましたが、初めて社会人になってから20年近くお世話になり、心から尊敬できる数少ない人が、先日亡くなられました。58歳でした。

このコラムで書くべきなのか、正直わからないまま書いています。ただこのプロジェクトを始めるきっかけにも関わる人だったので書かせていただいています。

 

その人はとても不思議な人で、経営者というより詩人みたいな人でした。

その人の話は、宇宙やら原始人やら、ぶっとんでいますが、その話はどこか魅力的で、色々な人や立場や様々な壁を乗り越える共感性があり、社会人になりたてで、いつも(今もですが)物事を斜めに見る私の心にも何故かすんなりと入ってきて、いつのまにか働く楽しさを教えてくれました。

誰かに喜んでもらえることをやりなさいと、人に感動してもらえるようなことをやりなさい、同じことを色々な例え話をして教えてくれました。

会社に入ったばかりの私の話を、安い居酒屋で一生懸命に聞いてくれて、自信がなくてもチャレンジするように励ましてくれ、大きなミスに対しても「風呂に入ってゆっくり寝たらいい」と言ってくれたのも覚えています。

その人に教えられた考え方に少なからず影響を受け、少しでも人に喜んでもらえる仕事をしたいと思い、私なりにたどり着いたともいえる部分があるこのプロジェクトには、色々なきっかけを感じます。

プロジェクトを始める前に、幸田さんともその方に相談に行きました。それ以降もプロジェクトを陰ながら見守っていただいて、昨年末の東京大学でのイベントにも来ていただきたかったのですが、どうしても体調が悪くて来ていただけなかったことがありました。

人生には必ず終わりがあるのはわかっていながら、あまりにも早く、あまりにも急で、その方と初めて会った頃に、社会人になりたての頃によく聴いていた曲を、訃報を聞いてから何回も何回も聴いていました。

 

きっかけは終わりでもあり始まりでもあります。昨日お別れとちゃんとちゃんとを頑張る約束をしてきました。

 

たくさんのプレゼントと、たくさんの宿題を私達に残して、旅立たれたその方のご冥福をお祈りします。

 

合掌。

 

 

『 サティスファクション 』

57年前に結成されたザ・ローリング・ストーンズの、75歳になるミック・ジャガーは未だに 「I can’t get
no satisfaction (満足なんか出来てない)」と歌っています。

ローリング・ストーンズの存在は、音楽の枠を超えて影響を与え続ける、生きる伝説です。

そのローリング・ストーンズの史上初となる大規模企画展「Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」が、うちの事務所の近くの、何故か五反田の、TOC五反田メッセで開催されています。

初期の頃のメンバー達が住んでいた部屋を再現したり、今に至るまでの衣装やアルバムジャケット、アンディ・ウォーホルや、あの”ベロのマーク”のジョン・パッシュなどのアートワーク、実際に演奏した楽器など、約500点を超えるストーンズのアイテムが展示されています。 

アジアでは日本しか開催しないという、この「Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」は6月5日(水)まで開催期間を延期して開催されるようです。

個人的に大好きな、THE YELLOW MONKEYが12年ぶりに復活するきっかけになったのがローリング・ストーンズの50周年ライブだったというくらいですから、それはそれは有り難い存在です。

ストーンズは音楽もそうですが、それ以上にその生き方が、どこまで行こうが現状に満足しない姿勢が、ザ・ローリング・ストーンズの価値でもあります。

 

『 交通安全 』

悲惨な交通事故のニュースをよく目にします。人生が一瞬で奪われることもある交通事故は、そのニュースを見るのも辛い、なんとも言えない気持ちになります。

一方で交通事故による死亡者数は減っているようです。

警視庁の統計によると、2018年の交通事故による死者数は3,532人で、警察庁が保有する1948年からの統計でもっとも少ないようです。

1899年にロンドンでの自動車事故によりシートベルトが開発され、あのF1もかつてはシートベルトが無かった時代もあったようですが、現在ではシートベルトは当たり前になり、後部座席もシートベルトをする時代になっています。

また飲酒運転による事故が増えたことによって、2007年から厳罰化された飲酒運転や、高速道路での事故の減少、、などなどが交通事故の減った理由としてあるようです。

そういえば子供の頃はシートベルトなんてしてなかった?気がしますし、ヘルメットをかぶらないでバイクに乗る人もよくいましたから、時代の流れと共に安全への取り組みも、変化してきているんだと思います。

 

『 死亡事故の半数が認知症の可能性 』

3月18日の警視庁の発表によると、昨年「認知症の恐れ」があると判定された75歳以上の高齢ドライバーが、5万4786人もいたことがわかったようです。

そして死亡事故を起こした高齢ドライバーのほぼ半数が、事故前の検査で「認知症の恐れ」か「認知機能低下の恐れ」と判定されています。 

2017年の3月から始まった改正道路交通法は、この高齢ドライバーの認知機能低下に関する部分が新たなポイントとして盛り込まれ注目されました。

75歳以上のドライバーは、3年に一度の免許更新時に「認知機能検査」を受ける必要があります。

 

『 認知機能検査 』

その【認知機能検査】は3つの検査項目を30分で検査します。(警視庁Webサイトより)

①時間の見当識

検査時における年月日、曜日及び時間を回答します。

②手がかり再生

一定のイラストを記憶し、採点には関係しない課題を行った後、記憶しているイラストをヒントなしに回答し、さらにヒントをもとに回答します。

③時計描写

時計の文字盤を描き、さらに、その文字盤に指定された時刻を表す針を描きます。

 

【認知機能検査】の検査結果からの分類

第1分類(認知症の恐れがある)

「記憶力・判断力が低くなっている」

第2分類(認知機能低下の恐れがある)「記憶力・判断力が少し低くなっている」

第3分類(低下の恐れなし)「記憶力・判断力に心配がない」

3つのいずれかに、検査結果を受けて分類されます。そして第1分類のドライバーに、医療機関の受診が義務付けられました。

そこで認知症と診断された場合は免許停止や免許取り消しになります。

 

そして、2018年に認知機能検査を受けたのは延べ216万5349人です。

そのうち

「認知症の恐れ」5万4786人(2.5%)

「認知機能低下の恐れ」53万1057人(24.5%)

「認知機能低下の恐れなし」157万9506人(73.0%)

この結果からも、認知症や認知機能低下の割合が多いということもわかりますし、また認知機能低下の恐れがない高齢ドライバーもそれ以上に多いことも分かります。

 

『 超高齢社会の安全を求めて 』

先月、池袋で高齢ドライバーの車に母親と3歳の女の子がはねられ死亡する事故がありました。

その他にも高齢ドライバーによる事故が相次いでいる中、都内ではゴールデンウィーク明けに1,200人以上が運転免許を返納したというニュースがありました。

また高齢ドライバーには運転させないべきだとか、オートブレーキの車しか運転出来ないようにするべきだとか、マニュアル車にすべきだとか、様々な意見がでていますが、とても難しい問題だと思います。

高齢になってもしっかりされてる方も多いですし、地域によっては、車がないと生活に支障が出る人も多々いるわけですから、ひとつのルールで万事うまくいく、なんてことはなさそうです。

高齢者の方は認知症じゃなくても、持病を持っている割合が若い人より多かったりしますから注意が必要です。 

そして運転をしない方も歩行速度が低下することによっての事故もあるわけですから、よりそのあたりにも配慮した考え方を多くの人がもつことも必要です。

 

もちろん高齢者だけのことではありませんが、ある日突然、誰もが被害者になり、ある日突然、誰もが加害者になる交通事故を完全に防ぐことは出来ません。

技術の進歩によってより安全になることを、悲惨な事故から少しでも学んで、事故を起こす芽を摘んでいくような努力を、地道に積み重ねていくしかないのかもしれません。

あと6年で、3人に1人が65歳以上になるわけですから、交通ルールに関しても、新たな考え方や取り組みが必要だと思います。 

 

これだけやっておけばいいと、”満足しない” ことがますます大事になってくる気がします。

全然 “サティスファクション” とは言えない現状のなか、5月11日から春の全国交通安全運動がはじまります。

とにかく悲惨な事故が、少しでも少なくなりますように。