『 老人と海 』

わざわざ言うことじゃないですが、それにしても暑い。

2017年に熱中症が原因の死亡者数が635人、そのうち65歳以上が496人。

熱中症で死亡する78.1%が高齢者です。

(厚生労働省 熱中症による死亡数 人口動態統計より)

高齢者が熱中症になりやすいのは、身体の感覚が鈍くなり、暑さや喉の渇きを感じにくくなること、また身体の水分が不足しがちになっていること、などが原因と言われています。

当然ですが水分補給を忘れずに、この時期だけは無理せずダラダラ過ごして、しばらく続くこの暑さを乗り越えましょう。

 

『 老人と海 』

佐野誠一さんは84歳のサーファーです。

サーフィンを始めたのは4年前で80歳になるまで全くサーフィンなんて興味がなかったようです。

そんな記事が載っていた雑誌『TOKYO GRAFFITI』の中で佐野さんは

「三日坊主でいつ辞めちゃってもいいと思っているから、新しいことができる」

と書いてあり、なるほど三日坊主もそれほど悪いことじゃないなぁと、勝手に安心しました。

 

84日間も不漁が続き、漁師仲間からも馬鹿にされている老人サンチャゴが、今日こそは大きな獲物を捕まえようと早朝から海に出ます。

5メートルを超える大きなカジキとの死闘や、不漁続きで自信を失いかけた彼を気遣う少年などとの交流が描かれているアーネスト・ヘミングウェイの名作『 老人と海 』。

「きっときょうこそは。とにかく、毎日が新しい日なんだ」と漁に出るサンチャゴが言う場面があります。

“毎日が新しい日”

そりゃ、そうですが今日という日は二度となく、そして苦しい時にいかに自分を信じ続けることが出来るのか?、果たして自分だったなら??、と考えさせられる名作です。

 

『 魔女の宅急便 』

84歳になる角野栄子(かどの・えいこ)さんは、児童文学のノーベル賞と呼ばれる「 国際アンデルセン賞 」を受賞した童話作家です。

今から30年前、1989年に公開された映画『 魔女の宅急便 』は角野栄子さんの『 魔女の宅急便 』(全6巻あるうちの1.2巻が映画)が原作です。

角野栄子さんはそのカラフルなファッションや、思わず憧れてしまうようなライフスタイルなども近頃よくメディアで取り上げられています。

私も個人的に角野栄子さんのインスタが、とっても自由で自然体で素敵だなぁと思って拝見しています。

 

 

『 幸齢者 』

2018年の日本人の平均寿命が発表されました、女性が87.32歳、男性が81.25歳。

この数字は過去最高だと、厚生労働省が先月の30日に発表しました。

男女合わせてだいたい84歳まで生きているわけです。

昔の人からすれば信じられない84年もある長生きの時代には、ライフスタイルも選択肢が増え、またやりたいことも失敗しようが、何回だってやり直しもききます。

年齢に関わらず自分の気持ちに素直で、物事を悪く考えない、そういう方達はとにかく明るいと感じますし、若い人にも負けないくらい生命力があってカラフルです。

そして新たな時代の生き方を教えてくれている、そんな気がします。

 

「私は自分を大器晩成型だと勝手に決めていて、だから歳をとればとるほどいろんなことが良くなるような気がします。

まあ、毎日それなりにいい加減に一生懸命なんですね。だから自分は高齢な幸せ者。“幸齢者”とでも言いますかね。」

とは、冒頭の84歳のサーファー、佐野誠一さんの言葉です。

なるほど、”幸齢者” いいですね。

 

 

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