『 あと6年 』

新年明けましておめでとうございます、このプロジェクトも4年目のスタートになります。

これからもシニアの自立支援という大きなテーマを、まじめに、そしてゆるく、ちゃんとちゃんとらしくやってまいりますので、今年もよろしくお願い致します。

『 月の裏 』

2019年になり3日、中国の無人月探査機嫦娥 (じょうが) 4が月の裏側に着陸しました。月は月でも裏側は世界初のことです。月は常に同じ面を地球に向けて回っているので裏側は謎が多く、宇宙人が居るのでは?と友達から聞いたことがありますが、現実的には様々な資源などの面で注目をされています。

ちなみに嫦娥とは中国の神話に出てくる美しい女性の名前なんだそうです。いくつかのパターンの話が残っているみたいですが、嫦娥の夫がもらった不老不死の薬をめぐり争いがあり嫦娥は月の宮殿に行くことになります、夫は離れ離れになった嫦娥のために月に向かってお供えをした、これが月見の由来とも言われているようです。また道教では嫦娥は月の神になります。

『 未来のシナリオ 』

京都大学の広井良典教授と日立製作所(日立京大ラボ)AI(人工知能)を使って2050年を予測した未来のシナリオでは2万通りの未来の姿が予測されています。

未来の姿として確実な予測にあげられるのが少子高齢化と人口減少です。ポスト成長(非成長・非拡大)時代へシフトするいま、これからの日本が持続可能かどうかの大きな分岐点が、どうやら10年以内に来るということをAIが予測したようです。ふと見た元旦の新聞に書いてありました。

そして分かれ道で持続可能な道を選ぶためには、国の政策だけでは不十分で「個人の生き方が分岐を左右する」と広井教授が語っています。今までのような成長や拡大を目指すだけではそろそろ限界がきているようです。従来の固定観念にとらわれることなく、様々な新たな価値観を個人が見つけていくことに未来があるということのようです。

『もし家族が介護になったら、どうしたらいいのか?』

阿久津美栄子さんの著書『ある日突然始まる、後悔しないための介護ハンドブック』にはその答えが詳しく丁寧に書かれています。

阿久津さん御自身も30代後半の子育ての忙しい時期に御両親の介護を始められた経験から日本で初めて「母子手帳」の介護版にあたる「介護者手帳」制作し、小金井市を拠点に家族介護者の気持ちに寄り添った活動をNPO法人UPTREEにてされています。

『ある日突然始まる、後悔しないための介護ハンドブック』を読んだのは一昨年ですが、まず何をするのかということが細かく書かれています、行く窓口や、制度やかかる費用などとても勉強になります。そして同時に自分の親も永遠に元気でいるのではと思っていた自分がいることに気がつきました。さらに読んでいくと介護にはたくさんの人の助けを借りながらスタートすることが改めて感じられ、またとてもとても難しい介護のゴールのことも書かれていていました。一度は読んでみてもいい本ではないかと思います。

 

 1人では出来ないことを 』

先程の中国ではないですが、日本でも宇宙がもっと身近に感じられる時代に向け、運用コストの低減を実現した次世代ロケット「イプシロンロケット」の打ち上げプロジェクトがあります。

これまで3回行われ、今回4号機が1月17日にJAXAや民間企業や大学などの開発した機器や部品、超小型衛星、キューブサット(小型人工衛星)に宇宙実証の機会を提供する「革新的衛星技術実証プログラム」1号機として鹿児島県の内之浦宇宙観測所から打ち上げられる予定です。

ロケットの打ち上げには様々な企業やメーカー、またJAXAと軌道力学、材料力学、流体力学、熱力学、制御工学、電子工学、土木工学など各分野に精通した専門家も関わっていく大きな規模で、またそれぞれの専門性も必要とされるプロジェクトです。関わる人は十数万人を超えるのではないかともいわれており、宇宙開発のドリームチームです。

 

『 あと6年 』

3人に1人が65歳以上、65歳以上の5人に1人が認知症、介護難民が43万人を超え団塊の世代が75歳を迎えるという、いわゆる “2025年問題までいよいよあと6年になりました。

これからはシニアに関わる人も今まで以上に増えると思います。宇宙開発ではないですが高齢化問題も未知の世界という意味では同じかも知れません、日本が直面している超高齢社会は未だどの国も経験したことがないわけですから。

宇宙開発の世界も、介護の世界も、ちゃんとちゃんとの目指すシニアの自立の分野においてもこれからはドリームチームのような専門家や様々な立場の方々が数多く関わっていくことが大切で必要なことだと思います。

誰にも関わってくる問題まであと6年になりました。

 

シニアの自立とシニア支援パーソンが共に学ぶ『ちゃんとちゃんとの学校』シーズン2がいよいよ本格始動します、また今年もよろしくお願いいたします!

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