『 サンタフクロース 』

どうやら英語ではプレゼントのことを”プレゼント“とは言わないようですが、それにして難しいですねプレゼントは…

大きすぎず、小さすぎず、高すぎず、安すぎず、これはすでにもっているのではないか?、とにかく相手に喜んでもらえればいいのですが、相手のことを考えれば考えるほど悩みます。もうこうなれば相手に聞けばいいのですが、それはそれで少し楽しみが減るので、まあ、本当に大変です。

 

もう少しするとクリスマスですが、我が家ではなるべく長い間サンタクロースはいるんだと思ってほしいので、欲しいものは聞かないようにしていますが、子供は欲しいものが分かりやすいので楽でいいですね。

出張族で滅多に見れないですが、朝起きてプレゼントを探し、包装紙をビリビリに破いてお目当てのプレゼントが出て来て、大喜びする姿は最高ですね。子供は素直でいいですね!

 

クリスマスを楽しむための情報サイト”クリスマス大好き“さんによると日本にクリスマスが初めてやってきたのは1552年になるようです。

歴史の教科書でもお馴染みの、あのフランシスコ・ザビエルが山口県で信者を集めてミサを行ったのが始まりのようですが、その後、幕府によるキリスト教禁止令でクリスマスは日本から一旦姿を消します。

明治時代、キリシタン放還令によりクリスマスが解禁になります、明治37年に銀座の明治屋にクリスマスツリーがディスプレイされると大きな話題になり、有名なホテルでクリスマス晩餐会が行われたりするようになります、しかしその後の第二次世界大戦でまたクリスマスが日本から姿を消しました。

戦争が終わると、戦後の復興と同じようにクリスマスもまた活気を取り戻し、今のように一般家庭でクリスマスを祝うようになったのは昭和25年頃からだそうです。

450年以上も前から日本に伝わり、消えそうで消えなかったクリスマスの灯りは、大変な時代を超え、今では12月にもなると街はLEDの灯りとクリスマスソングが流れ、クリスマス一色になるのが年末の日常になりました。日本人の感覚にクリスマスは合っているのかもしれません。

 

『一人暮らしのお年寄りに、クリスマスプレゼントを』

この前のブログでも書きましたが、一人暮らしのお年寄りはいま増えています、また昔のようなご近所づきあいも減り、日常会話もほとんどしないお年寄りも多いようです。

このプロジェクトでも、クリスマスに一人暮らしのお年寄りにクリスマスプレゼントを贈るのはどうかなぁと考えまして、プロデューサーの幸田さんと相談して、12/14日の「ちゃんとちゃんとの学校.vol4」で参加者の方々とクリスマスプレゼントを作り、介護福祉施設に来られているお年寄りの方々にプレゼントするという、クリスマス特別チャリティ企画をすることになりました。

お年寄りはどういうものが喜ばれるかなぁ?とプロジェクトのケアマネジャーの安藤亜樹さんに聞いたところ、「フクロウが好きな人が多いですよ」と教えてもらいました。 

 

 

フクロウは昔から縁起がいいとよく言われますが、不苦労だから苦労しないとか、首が回転するので幸運を見逃さず、魔除けの意味もあるようです。

そしてクリスマスと言えば、なんといっても”サンタクロース”ですよね、そこでサンタクロースとフクロウを合わせて”サンタフクロース”という名前にして、プレゼントすることにしました!

 

 

日本経済新聞によると「2016年の交通事故死の半数が65歳以上の高齢者」と高齢者の交通事故が増えている現状が問題にもなっています、早い時間帯から薄暗くなる冬場はさらに注意が必要です。

今回は出来れば、喜んでもらえるような可愛いもので、ただし、可愛いだけではなくて役に立つものがいいのではないかということでこのプロジェクトに毎回参加いただいている防犯防災アドバイザーの楠本 あゆみさんに講師としてご協力いただき、高齢者の交通事故も増えている現状も含めて、シニアの方が元気で安全に出歩けるように
防犯アクセサリー「サンタフクロース」を
参加者全員で作ります。

作成した「サンタフクロース」は
介護/デイサービス施設の利用者さまに
直接お届けする予定です。

参加者の皆様には2つ作っていただいて、そのうちの1つはお持ち帰りいただいてご家族やご近所のお年寄りの方などにプレゼントしてみていただければどうかと思います。

 

この”サンタフクロース”が、一人暮らしのお年寄りや施設の方々のささやかなクリスマスプレゼントになればなぁと願っています。年末のお忙しい時期ですが、フクロウ型防犯グッズ作りに是非参加してみてください。

 

 

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【12/14(木) ちゃんとちゃんとの学校 vol.4】
  クリスマスパーティ
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■開催日時:12月14日(木)19:00~20:30(開場 18:40)
■開催場所:クラブハウス会議室
東京都港区南青山2-2-8 DFビル5F
(地下鉄大江戸線・半蔵門線・銀座線 青山一丁目駅徒歩2分)

■受講料 :一般 2,000円(税込)
パーティ参加費: 1,000円(税込)マクロビ食ドリンク付き
■定員:30名

https://www.facebook.com/events/1276115312492431/?ti=icl

『 生と死 』

Netflixのインタビューで「ワクワクしながら死にたい」という言葉が座右の銘になったと明石家さんまさんが言われていました。ただ、そう思うのはまだまだ難しいとも付け加えていました。

「死」というのは誰もが逃げることが出来ないことの一つですが、正直あまり考えたくないことでもあります。いくつになったら死の恐怖がなくなるのか?そんなものは一生なくならないのか?死んだらどうなるのか?子供の頃からの謎は今になってもよくわかりません。

 

『死んだらどうなる?』

死のとらえた方は国によって違いがあります、寄藤文平さんの『死にカタログ』では様々な時代、国や地域などでの“死後の世界”についての違いがイラスト入りで紹介されています。日本では天国と地獄があり、地獄は地底8階建てで最下層は「無間地獄」で頭が牛や馬の管理人に永遠にいじめらるとか、フィリピンでは死の儀式に失敗するとコオロギに、フランスではハエになったり、アイルランドではチョウになったり、死者の国で待つエジプトや、輪廻するインド、など様々な死後の世界の捉え方が可愛らしいイラストと共に紹介されている興味深い内容です。

 

『後悔』

大津秀一さんは過去に1000人以上の人の「死」を見届けた終末期医療の専門家です、その大津秀一さんの著書『死ぬときに後悔すること25』には題名通り“死ぬ前に後悔する25のこと”が書いてあります、ずいぶん前に友人のお父さんがガンの末期だと聞いて、その友人に渡そうとして買った本ですが結局渡す前に残念ながらお亡くなりになり、結局渡せずになっていた本でもあります。

それから何年も経ち本を開くと、

・自分のやりたいことをやらなかったこと

・自分の葬儀を考えなかったこと

・美味しいものを食べておかなかったこと

・会いたい人に会っておかなかったこと

などなど、とても考えさせられます。

今やらなくても、そのうちやればいい、土壇場にならないと頑張らない、テスト勉強も一夜漬け、ブログも追い込まれないと書く気がしないというそんな私には頭が痛い内容でした。

本を読んでいる最中に思い出したことがあります、それが昔の職場の先輩に聞いた“仇桜”の話です。

「明日ありと思う心の仇桜、夜半に嵐の吹かぬものかは」【親鸞上人絵詞伝】より

“明日も咲いているだろうと思っていた桜も、夜のうちに嵐が吹いて散ってしまうかもしれない”

という意味で、今を大切に生きることを感じる“仇桜”です。

 

 

 

英語には“kick the bucket”(バケツを蹴る)という表現があるようです。意味は「死ぬ」という意味のようで、首を吊って自殺する時に台にしていたバケツを蹴るところからきているようです。

 

余命6ヶ月の孤独な大金持ちと、家族の為に45年間真面目に働いてきた2人の老人が人生最後にやりたいことリストを作り、冒険に出るというジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの共演でも話題になった「最高の人生の見つけ方」(邦題)は原題が「The Bucket List」“死ぬ前にやりたいことリスト”です。

そのタイトルと同じ名前のノートも出ているようです。

「BUCKET LIST  」PAS-PAL

死ぬまでにしたい100のことを書きとめて、実現させるノート、完成出来れば凄いですね!

 

 

 

『キューブラー・ロス』

エリザベス・キューブラー・ロス(Elisabeth Kübler-Ross)は『死』を科学的にとらえようとした精神科医です。死にゆくプロセスを5段階にとらえたことでも知られています。著書である『死ぬ瞬間』は、世界的なベストセラーとなりました。

第1段階【否認と孤立】

自らの命があとわずかだと理解しようとするが、認めたくない、現実的な周囲と、認めたくない自分とに距離をとり、孤立する

第2段階【怒り】

死が近いのは理解できたが、なぜ自分だけが死ななければならないのかという怒り

第3段階【取り引き】

信仰のあるないに関わらず、死を遠ざけてほしいと願ったり、何かをする代わりに少しでも生きたいと願う

第4段階【抑うつ】

死の回避ができないことがわかり、悲観と絶望に打ちひしがれ、憂うつな気分になる

第5段階【受容】

生命が死んでいくことは自然なことだという気持ちになる。

この内容はサナトロジー(死学)の基本テキストとして世界中で読まれている一方で、本当に科学的なのかといった様々な批判もあるようです。

 

 

シニアの自立支援のプロジェクトのブログにこういう内容を書くのも正直どうかとも思いましたが、『死』を怖いものだから意識しない方がいい、縁起でもないという気持ちも分かります、一方で最近は『終活』という言葉もあり、怖い、考えたくもない『死』に対して向き合って、意識していくことも大切だという考え方もあるのも事実です。

 

「死は怖いのは事実、ただ死ななかったらこんなに頑張らないし、死があるっていうのが脳で分かっているから、喋ったり、女の子とデートしたり、タバコ吸ったり、水のんだりするんだろうと、死を当たり前として生かされているのがある」と冒頭の明石家さんまさんのインタビューの続きがありました。

子供の頃は『死』なんて言葉を使うだけで母親に怒られたのを覚えています、どこかタブーにされている『死』ですが、死を意識することにより、よりやるべきことや大切なことが明確になる気がします、もしかしたら本当に大事なものは案外シンプルでそんなに多くはないのかもしれません。

当たり前のように1日が終わりまた次の1日が始まる、そんな日常はいつまでも続くものだと錯覚します、そんなとき、何かのきっかけで考えさせられる『死』は、限られた時間の中で自分には何が出来るだろう?といつも考えさせてくれる生きている証明のような気がします。

 

 

シニアの自立についてみんなで学ぶ「ちゃんとちゃんとの学校 vol.4」が12/14(木)、19:00より開催します。

今回は『シニアの心のケア』をテーマにして、参加者の方々と一緒にシニアの方に贈るクリスマスプレゼントを作ったり、マクロビメニューの出るクリスマスパーティーも行う予定です。少しでも興味のある方ご参加お待ちしております。

 

▼▽▼参加受付中▼▽▼

ちゃんとちゃんとの学校 vol.4
~シニア支援パーソンが集う勉強会~
詳細・ご予約

https://www.facebook.com/events/1276115312492431/?ti=icl

日時 : 2017年12月14日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
主催 :  chant-chant プロジェクト

 

『 素晴らしき哉、人生! 』

あっという間に、もう今年も残りが2ヶ月を切りました。来月はもうクリスマスですが、アメリカではクリスマスに毎年のように放送される映画があるようです、それが『素晴らしき哉、人生!』(It’s a Wonderful Life)です。

 

もう70年以上も前の作品でモノクロですが大人から子供まで楽しめる名作で、私もクリスマスの映画と言えば『素晴らしき哉、人生!』か『ダイハード』です。

 

主人公のジョージはとにかく良い人で、自分のやりたいことや夢を諦めてまで周りの人達の為に精一杯生きてきました。そんなジョージがクリスマスに自殺をしようと考えます。そこに天使が現れ自殺を止めようとしますが、ジョージは天使にこう言います「自分は生まれて来なければ良かった」

天使はジョージが存在しなかった世界にジョージを連れていきます。そこではジョージたった1人がいないことによって全てが違う、今よりも暗く酷い世界になっていました。

「もう死にたい」「自分は生まれて来なければ良かった」と言っていたジョージが初めて天使にお願いします「もう一度生きたい!」ジョージはいいことなんてないと思っていた人生の素晴らしさを初めて知るという話です。何回観てもいい映画だと思います。

僕は親が自分のことを犠牲にして子供のために頑張ってくれたことを思い出したりします、また仕事でお会いするシニアの方の今では考えられないほどの大変な御苦労された話と重なって、頑張って来られた方がこの映画のジョージのようにハッピーエンドを迎えられることが出来たら、帳尻が合うのになぁ、と思うことがあります。

 

『独居老人』

内閣府の【平成29年版高齢社会白書】によると一人暮らしの高齢者が2015年で592万人、65歳以上の男性の約8人に1人、女性の約5人に1人が一人暮らしになり、そして今後ますます”独居老人”は増えていくと予測されています。

 

『一人暮らしの問題点』

いわゆる“独居老人”が増えたのは少子高齢化や核家族化が一つの原因になります、例えば65歳以上の高齢者と子供との同居率は、1980年は約70%だったのが2014年には約40%にまで下がっています。(内閣府 高齢化の状況 / 高齢者の家族と世帯)

「困ったときに頼れる人がいない」と感じる一人暮らしの高齢者が5人に1人(2011年 高齢者の経済生活に関する意識調査・内閣府)もいることや、当然かもしれないですが一人暮らしの高齢者は日常生活においての会話の頻度が極端に低いということが明らかになっています。

会話は脳の多くの場所を使います、またストレス解消にもなり、例えば少しの会話で元気になることだってあります。その会話をしない生活が続くことは脳の機能低下、つまり認知症になりやすい生活習慣だと考えられます。

時代と共に家族や地域の“人と人”の繋がりは少なくなっています。

私の実家にも1度だけ電話がありましたが“おれおれ詐欺”というのも孤独な高齢者を狙った犯罪だと思います。

これだけ被害が出ている理由の中には、高齢者と家族がいかに日頃会話をしていないか、コミュニケーションをとっていないかということもあるのではないかと思います。

 

 

 

『年間3万人とも言われる“孤独死”』

誰にも看取られることなく息を引き取り、その後、相当期間放置されるような「孤立死(孤独死)」は死亡した時に立会者がいなく、死因が特定できない場合を「立会者のいない死亡」といい、また死因が特定できた場合も含めると「孤独死」は3万人はいるのではないかと言われています。超高齢社会の大きな問題の一つです。たった一度しかない人生の最後がこれではあまりにも悲しいと思います。

すこしでもこういう状況を良くしようとする様々な試みが始まっていますが、これは家族だけではなくて、周りにいるお年寄りに挨拶してみることや、声をかけるだけでも、それを少しづつでも始めることも、とんでもなく大切で意味があることだと思います。

 

12月のクリスマスの時期になると、恋人や家族と過ごしたり、子供にはサンタさんからプレゼントがあったり、パーティーをしたり街はクリスマス一色になります。

でも1人でクリスマスを過ごし、1人で年を越すお年寄りもいらっしゃるわけです。

今回紹介させていただいた映画のラストシーンに天使からの手紙があります、そこには「友ある者は救われる」と書かれていました。友とまではいかなくても、そういう方々に何か出来ることがないだろうか?小さなことしか出来ないかもしれないけど何か出来たらなぁと、友でもあるプロデューサーの幸田さんと話をしていました。

次回の『ちゃんとちゃんとの学校vol.4』で参加者の方々と一緒に出来るようなことを企画中です。皆様のアイデアも募集中ですのでよろしくお願いいたします。年末のお忙しい時期だと思いますが皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

12月14日の『ちゃんとちゃんとの学校 vol.4』のテーマは『シニアの心の健康』です。

 

 

▼▽▼参加受付中▼▽▼

ちゃんとちゃんとの学校 vol.4
~シニア支援パーソンが集う勉強会~
詳細・ご予約

https://www.facebook.com/events/1276115312492431/?ti=icl

日時 : 2017年12月14日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
主催 :  chant-chant プロジェクト