『 ごはん派?パン派? 』

朝は食べない人もいるようですが、そうでない人は”ごはん派“と”パン派“にわかれます、皆さんはどちらでしょうか?

私は”パン派“で自宅にいる時はもっぱらパンを食べています。

それは奥さんがパンを毎日のように焼いているからです。パンの食べ歩きをし、パン教室に通い、友達を呼んでパン教室をしたり、パン屋にアルバイトに行ったりと、とにかくパンが大好きで、毎朝2人の子供とともにその恩恵を受けております。

炊きたてのごはんに熱い味噌汁、焼き魚と漬物も最高ですが、焼きたてのパンにスクランブルエッグにフルーツ、そして熱いコーヒーも捨てがたいですね。

若い方もパンが好きですが、手軽さもあってか高齢の方の方がよりパンを食べているようです。

 

 

ちなみに朝食を食べない人ですが、男性が15.4%、女性は10.7%に達していると「平成28年度国民健康・栄養調査結果の概要」として厚生労働省が発表しました。

朝食を食べないという健康法や、忙しくてとらないなど理由も様々だと思います、また年代によって大きく違いがあるのも特徴的です。ただ男女とも年齢と共に朝食を食べる割合が高くなるという共通点があります。

 

 

『高齢者の栄養失調』

厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」(平成28年度)によると65歳以上の高齢者の低栄養傾向(BMI≦20 kg/m2 )の割合が男性12.8%、女性22.0%になり、高齢者の低栄養の問題を指摘しています。朝食は食べているということだったはずですが、実は栄養が不足しているようです。食べているようで量が不足したりバランスが悪かったり、消化や吸収する力が衰えるのも関係しているという理由です。

栄養が足りていないと身体を支える筋肉が減少します、また骨も衰え、肌も老化します、そして認知症リスクも上がり、なにより長生きが難しくなると言われています。

血液検査の項目にある“アルブミン”という項目が注目されています、たんぱく質のアルブミンの値が高い方が長生きすることがわかっており、栄養失調の高齢者はアルブミンが低いようです。

そして2015年からたんぱく質の目標値が設定されるなど、高齢者の低栄養の問題も注目されはじめています。

 

例えば80歳の人が一生のうちに食べる食事の量は、約50トンと言われていてこれは象10頭分に相当するになります。

そう考えるとたくさん食べているわけですが、この食事が身体を作る材料になります、年代によって食事の目的も変わってきます。先程たんぱく質のアルブミンのことを書きましたが、勿論たんぱく質だけをとればいいわけではありません、食事の中でいかにバランス良くその年代に合わせた栄養をとるということが必要になります。

 

家のそばに慶應義塾大学があり、駅前にはいかにも学生が好きそうな大盛りの定食屋さんや、脂っこいラーメン屋さんが数多くあります。こういう食事は学生にはいいのかもしれませんが40を超えた私なんかが食べているとすぐに健康診断でひっかかります。40代を超えると食べ過ぎないほうがメタボの予防にはいいと言われます。

一方で70代を超えると逆にしっかりと食べた方がいい、というように年代に合わせた食事や栄養摂取のアドバイスが、超高齢社会のいま、ますます必要になってくると思います。

 

『高齢者が栄養失調になる原因』

・食欲が無くなる

・食事を作るのが面倒

・1人暮らしなので簡単に済ませる

 

シニア世代の方々からはよくこういう意見をお聞きします。自分の親も「今日のご飯は昨日の残り物」とよく言っていますから人ごとではありませんし、気持ちもわかります。

やっぱり食事は1人で食べるよりも誰かと食べた方が美味しいですね、また料理をするのもせっかく作った料理も食べてくれる人がいるといないとでは気持ちが違います、一言「美味しい」と言ってくれるだけでも作る甲斐がありますね。

 

 

今月からチャントチャントプロジェクトの事務所を使って、シニアの方々に実際にお集まりいただいて『ちゃんとちゃんとの教室』という企画を始めることになりました。

まだまだ試験的な企画ですが実際にシニアの方々と一緒にシニアの自立に関する何かを学んでいこうという企画で、まずはシニアの方でも簡単に参加出来るパン教室を始めてみることにしました。

パンが大好きなうちの奥さんが講師をさせていただきます。奥さんによるとシニアでパン作りを始める方の多くは自分が食べるだけではなく、パン作りを習って孫に作ってあげたり、友達に教えてあげたりとしているようで、パン作りを習うとそれがきっかけになって家族や友人とのコミュニケーションを増やすことにもつながるのではないかと思います。今後はパン教室だけではなく『ちゃんとちゃんとの学校』に参加いただいている方などにも、高齢者の方の自立につながるような教室を開いていただけたらなぁと考えております。またお知らせします。

 

そして季節は食欲の秋でもありスポーツの秋でもあります。

体育の日の前日にスポーツ庁が「体力・運動能力調査」の結果を公表しました。
調査は東京五輪が開かれた1964年から毎年実施されていて、今回は計7万4千人が調査対象となりました。35~39歳女性は過去最低、だったのに対して65歳以上では、75~79歳女性が3年連続で過去最高だったようで、高齢者はいずれの世代・性別でも、この20年で体力・運動能力が大幅に向上しているようです。

調査に関わった順天堂大の内藤久士教授(運動生理学)は「元気に過ごせる健康寿命が伸びていることに加え、特に60代以上の世代は東京五輪後に運動する機会が増えた世代で、高齢になっても運動に前向きな傾向が強い」と指摘されていてオリンピックの影響力は凄いと改めて感じました。

2020年の東京オリンピックに向けて、若い人以上に期待をしているのはシニアの方々かもしれません。

スポーツを楽しみながら、またいつまでも自分の脚で歩けるようになるようなテーマで10/26(木)に『ちゃんとちゃんとの学校vol.3』を開催します。是非皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

▼▽▼参加受付中▼▽▼

ちゃんとちゃんとの学校 vol.3
~シニア支援パーソンが集う勉強会~
詳細・ご予約

http://chant1026.peatix.com/

日時 : 2017年10月26日(木)19:00~20:30
会場 :パークスターズ東京青山会議室(青山一丁目駅)
主催 :  chant-chant プロジェクト

 

 

 

 

 

 

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