『 大阪国際大学にて 』

昨日は母校でもある大阪国際大学で、栄養科学の講義をさせていただきました。プロジェクトを応援していただいている東京大学名誉教授で大阪国際大学の学長補佐をされている眞鍋昇先生にお力添えをいただき実現しました。

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約80名の、倍ほどの年の差の大学1年生の方々にはとても感謝しています。よくわからない私の話を聞いてもらえただけでも有難いですし、若い人達からするとまだまだ先の話であろう高齢化問題や、色々な話にも熱心に聞いていただいた方もいて、大変だったけど良かったなぁと思いました。

いま栄養科学を学ぶということは、いま日本が抱えている大きな問題に必ず必要な要素の一つになります。増え続ける医療費の問題や、高齢化による社会保障費の問題も含めてとても大切だと思います。

多くの方は病気になってからはじめて健康の大切さに気がつきます。それは病気になったら医者に行けばいいと誰もが当たり前のように考えているからです。アメリカでは州によって違うようですが盲腸の手術で400万円以上かかるようです。日本では国民皆保険制度のおかげで患者の負担は少ないですが、国全体としてみると医療費はもう限界にきていると思います。

 

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医療費の問題は色々な複雑な要素がありますから、単純ではないですが、私は”一人一人が自分の健康ぐらいは自分で守る”という気持ちをもつことがこれからより大切になると思います。

これからは病気になってからではなくてなる前に予防していくことを真剣に取り組むべきだと思います。例えば増えている生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)にならないためにはまずは生活習慣の改善です、そして講義でも言いましたが80年生きるとして人間は約50トンの食事を食べると言われています、50トンとは象10頭分にもなるようです。つまり生活習慣病の大きな原因として日々食べる食事を考えていくことは非常に大切です。

元気なうちから病気にならないように、その人に必要な栄養をアドバイスする。それはすごく意味のある仕事だと思います。そういう仕事についてもらえる人がより必要な時代になるんだと思います。

 

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日本では様々な健康情報が溢れています、そして本当に正しい情報がなかなか知ることが難しいとも思います。新聞やテレビやネットの健康の情報もどちらかと言えばスポンサーの意向に左右されていたり、本当に知りたい話が聞けないと私は感じています。

私は眞鍋先生の健康の話を聞かせていただいて感動したことがありました。本当にシニアの人や私達も聞きたい情報がたくさんありました。最前線で研究されてきた方だからこそできる話はとても説得力もあり、普段では絶対に聞くことが出来ない内容でした。

出来れば眞鍋先生にシニアの方々やシニアに関わる仕事についている方々にも、プロジェクトを通して講義をしていただきたいと考えています。

 

今回講義をさせていただいて年齢に関わらず興味をもってくれた方がいたのはとてもうれしい発見でした。

 

チャントチャントプロジェクトでは立場や年齢を超えてシニアの自立支援をするプロジェクトです。

そしていよいよ来週の木曜日、29日に東京都青山にて初めてのイベント『ちゃんとの学校』スタートします。是非お気軽にご参加ください。

 

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