『 シニアの時代 』

このエントリーをはてなブックマークに追加

中学1年生になる子供に「歴史なんて面白くない、なぜ勉強しなきゃいけないの?」と聞かれて困ったことがあります。自分自身もあまり好きではなかったからです。

 

しばらくしてから、たまたま本屋で手に取った本が『ライフネット生命』を作った出口治明さんの本でした。歴史の本ですが非常に面白くて、なるほどなぁと思うことがたくさんありました。

IMG_4142

 

“ペリーが日本にやって来た本当の理由は?”

日本史だけを考えると幕末に浦賀沖にペリーが黒船で来航したという事実だけですが、アメリカの歴史から考えると当時のアメリカは大英帝国と対中国貿易においてライバル関係にあって、従来の大西洋から中国に向かルートでは距離の問題でライバル大英帝国には勝てない、ということで新たな太平洋から中国に向かうためのルートがつくられ、その中継地点として日本が選ばれ、その目的でペリーが来たというのがアメリカ側の歴史には書かれているようです。

そして長く鎖国していた日本は開国した時にアメリカ側に有利な条件で為替レートを決められてしまい。日本から大量の金が出ていってしまい、日本は貧しくなり、それが幕府が崩壊した大きな原因になったようです。

 

世界の歴史は何度も何度も争いを繰り返しながら続いていて、人間は同じようなことを繰り返しやっている。世界の長い歴史を学ぶということは今の時代を理解する上でも、また未来のことを考える上でも重要ではないかと考えさせられる内容でした。

 

同じようなことを繰り返している世界の歴史ですが、今の日本のような超高齢社会はなかったのではないでしょうか?

 

日本は世界が歴史上未だ経験したことのない超高齢社会に突入しています。

日本の総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が26.7%となり、『4人に1人が高齢者』ということになり、さらに2035年には33.4%つまり『3人に1人が高齢者』と予測されています。

コンビニでも高齢者向けの少量の惣菜や宅配サービスなどに力を入れています、またスーパーでも軽い買い物カートや速度の遅いエスカレーターの導入など、赤ちゃん用のオムツより成人用のオムツが売り上げが上回る時代になっている今、各企業が超高齢社会に向けて様々な対策を始めています。

 

IMG_4144

 

今までシニアに関わる仕事についている人だけだったシニアの方々とのコミュニケーションも、今後は全ての仕事にも関わってくると思います。

 

私はシニアの方々とコミュニケーションをとる仕事でもあるので普段から気をつけていることがあります。

①第一印象が全て

第一印象といっても見た目ではありません。まずはシニアの方々は非常に経験値が高いので、すぐにその人の本質的なものを見抜きます。うまく話をしようとかよく見られるように格好つけてもあまり意味がないと思います。それよりはまず自分のような若僧の話を聞いていただいて有難いと思い、その気持ちをもってお話しさせていただきます。そんなことかと思うかもしれませんがその気持ちから出てくる表情や仕草は言葉以上に伝わることだと思います。

 

②例え話を増やす

人間は難しい話は苦手です。特にシニアの方は難しい言い方や知らない言葉が出てくると心を閉ざしてしまいがちです。どんなに正しいことも分かりやすくなければ伝わらないです。

例えば骨密度が低下すると骨粗鬆症になる可能性が上がるので日頃から陽に当たることや適度な運動、食事ではカルシウムやビタミンC、Dやタンパク質をバランス良く摂りましょう。

と言うよりは、生の柔らかい木の枝と堅い枯れ木を目の前で折ります。生の木は弾力があるので折り曲げても中々折れませんが、枯れ木は直ぐにポキッと折れます。

例えばこの木が骨だとすれば枯れ木にならないようにするには・・・天気のいい日は散歩しましょう、時々肉も食べましょう、そして果物を食べると骨が丈夫になりますよと伝えた方がより伝わりますし、会話も始まりやすいです。

 

③敬語は使い過ぎない。

敬語は相手に敬意を伝えるためには最初の頃は非常に大切ですが、使い続けるとなかなか距離が縮まらない。

敬語は距離感が出来る言葉だと思います。

本当の意味で心を開いてもらうにはその方との心の距離感にあった言葉を選ぶことだと思います。シニアの方々と長く会話していると年齢のことをあまり考えなくなることがよくあります。人と人が打ち解けるときには年齢はあまり関係なくなるのかもしれません。

 

IMG_4143

 

私はシニアの方々とコミュニケーションさせていただくほど成長できることはないのではないかと思います。一言一言に重みがありますし、自分の事より周りの方のためにという方が多いです。なかなか最初は歳が離れていると会話をするだけでも緊張してしまいますが勇気をもって声をかけることが大切だと思います。スマホでは調べられないような話がたくさん聞けることもあります。

 

なぜシニアの方と会話していると楽しいのか?

それは実際に生きてこられた、体験されてこられた実体験にもとづいている、その方だけの歴史があるからだと思います。

 

『道を知っていることと、実際にその道を歩くことは、別物だ』

 

仮想現実を生きさせられている人類を描いた映画『マトリックス』の台詞です。

シニアの方とのコミュニケーションはとても勉強になります。是非勇気をもってコミュニケーションをとってみてください、何か大きな発見があるはずです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です