『たかがスポーツ?』

「卓球はシニアにぴったりなスポーツです」と静岡で卓球をシニアの方に教えている男性が嬉しそうにお話ししてくれました。

「卓球はまず下半身が鍛えられますし、早いボールを見る必要があるので動体視力や瞬発力が鍛えられ、なにより怪我が少ないのがいいことなんです」と教わりました。

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スポーツはただ趣味や娯楽だけではなく健康にもかなり関わりがあることがわかってきています。

スポーツによって医療費を抑制出来るのではないかという試みが始まっています。

《e-Wellnessシステムの活用》

株式会社つくばウェルネスリサーチが中心となりの住民に対して個別指導と継続使用可能とする運動、栄養プログラムを提供する管理システム

このシステムを活用した新潟県見附市の実証実験では運動継続した年間一人当たりの医療費は104234円の削減になった。

《三重県いなべ市 介護予防・健康増進活動「元気づくりシステム」》

三重県いなべ市が元気クラブいなべに事業委託を実施している介護予防、健康増進活動。

体験プログラムとしてストレッチ、ウォーキング、ボール運動などを実施。

2008年度レセプト上での参加者全体(588人)の国保の国民医療費削減額は約4600万円。

また「医療費分析による保健医療の効率評価に関する実証研究」東北大学大学院医学系研究科 辻一郎教授に基づく文部科学省試算によると

国民のスポーツ参加により抑制出来る過剰医療費が約2.9兆円とされている。

そして1日1時間以上歩く人はそうでない人に比べて平均寿命が1.5年長く、生涯医療費は70.9万円安いとされています。

健康にも欠かせないスポーツですが、文部科学省スポーツ関係データ集によると日本のスポーツ関係予算対GDP比を比較するとフランスが約3倍、カナダは約4倍、イギリスは約24倍もスポーツ関係予算を使っているようで、日本は予算が少ないようです。今後東京オリンピックに向けて増えるのでしょうか?

一方スポーツは遊びでもあるので、楽しみながら健康維持ができるというのが素晴らしいところでもあります。

ちなみにシニアのスポーツランキングによると

1位  ウォーキング

2位  登山、ハイキング

3位  ゴルフ

4位   器具を使ったトレーニング(スポーツクラブやフィットネスクラブなど)

5位   釣り

6位   サイクリング

7位    水泳

8位    ボウリング

9位    ジョギング・マラソン

10位   卓球

となっていて個人的には今後サッカーが入ってくるのを期待しております。

スポーツは誰でも何歳からでも、本格的でも軽くでもスタート出来ます。

”たかがスポーツ”かもしれませんが、その可能性はかなり大きい。

”されどスポーツ”だと思います。

 

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