『寒ブリに含まれる栄養で健康増進』

先日、「氷見寒ブリ宣言」が出されましたね。これから2月頃にかけてまで、最も寒ブリが美味しい旬の時期が始まりました。

寒ブリは、春の産卵に向けてたくさんのエサを食べ、脂がのって美味しくなるだけでなく、様々な栄養を豊富に含むことから、体にもとても良い食材の一つです。

今回は、そんな美味しい寒ブリの栄養についてご紹介したいと思います。

■DHA・EPAが豊富

脂ののった寒ブリには、DHAやEPAが豊富に含まれています。
DHAは、一時期「頭が良くなる栄養」として有名になった通り、脳や神経に作用し記憶力の向上などに期待ができる成分で、痴呆症の予防などにも期待ができると言われています。

一方EPAは、血小板の凝集を抑制する効果があり、動脈硬化症の予防改善に期待ができます。血液をサラサラにする効果を持っており、中性脂肪を減少させるとも言われています。

■ヒスチジンでダイエット効果

寒ブリの旨味を引き出してくれるのが「ヒスチジン」と呼ばれるアミノ酸。ヒスチジンは、体内に入ると酵素によって「ヒスタミン」を合成します。ヒスタミンは食欲を抑制する効果があるだけでなく、脂肪燃焼を促してくれる効果があるとして、ダイエット効果に期待ができるのではと注目されています。

■各種ビタミン類が健康効果を発揮

血管やお肌の老化を防ぎ若返りのビタミンとも言われてるビタミンE、視力障害に効果的なビタミンA、疲労回復や脂質の代謝を助けるビタミンB1やB2、骨を丈夫にするために必要なビタミンDなどなど、多くの健康効果に関わるビタミン類が他の魚に比べて豊富に含まれているのが寒ブリです。

これらの他にも、良質なたんぱく質や鉄分、タウリンなども含まれています。

寒ブリは、関東では「ワカシ」→「イナダ」→「ワラサ」→「ブリ」、関西では「ツバス」→「ハマチ」→「メジロ」→「ブリ」と、大きくなるにつれて名前が変わらる「出世魚」の代表で、縁起がいい食べ物とも言われていますので、縁起物としてお正月に食べる人も多いのではないでしょうか。

美味しくて栄養満点の寒ブリ、是非皆様もこの時期積極的に食べてみてはいかがでしょうか。

 

 

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Photo by ESTHARNIV

 

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