『転ばぬ先の杖 転倒防止サポーター』

寝たきりや、認知症の原因の一つと言われる「骨折」。シニア世代では、一週間ベットに横たわっていると、筋肉の約20%が衰弱し、その筋肉を回復させるには約一カ月のリハビリを要すると言われています。
こうした寝たきりなどの原因ともなる骨折をしないためには、転倒を予防することが大切です。

浜松市の福祉事業者が、転倒を防止するための「転倒予防サポーター」という養成講座をスタートさせたそうです。講座は全7回で、今回は40名の方が養成講座を受けています。

浜松医科大の鈴木みずえ教授(高齢者保健学)の協力を得てプログラムが作られ、在宅ケアや食事療法などを学びます。講座の対象者は看護師や専門家ではなく、地域住民です。一般の方を対象とした、こうした複数回にわたる養成講座は非常に珍しい取組で、日本転倒予防学会など専門家たちも注目をしているそうです。

養成講座を受けた人たちが転倒防止サポーターとなり、他の地域住民や高齢者の集まる会合などで、転ばないための講話や運動などを伝えていきます。こうしたサポーターが増えることにより、転倒しないような意識付けに繋がり、寝たきりや認知症など要介護状態を予防することに繋がっていくことでしょう。

こうした試みがもっともっと全国的に広まっていくことを期待しています。

 

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Photo by Paul Kline

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