『シニアが楽しめるスポーツ』

すっかり秋めいてきた今日この頃。体を動かすのもずいぶんと楽になってきましたね。秋と言えば「スポーツの秋」ということで、今回はシニアのスポーツ事情についてお話してみたいと思います。

■スポーツをするシニアが増えている

一昔前までシニア(高齢者)のスポーツというと、ゲートボールというイメージが強かったように感じます。しかし、最近のシニアの方々は様々なスポーツを楽しんでおられる方が多いようです。

総務省から発表の「高齢者におけるスポーツの種類別行動者率」によると、シニア層が行っているスポーツで一番人気なのは「ウォーキングや軽い体操」、次に「登山・ハイキング」「器具を使ったトレーニング」「ゴルフ」と続きます。こうして見てみると、シニア層ではやはり比較的身体をゆっくりと動かすスポーツが人気となっているようです。

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Photo by Nicolas Alejandro Street Photography

 

■シニアラグビーが広がりつつある

しかし中には、激しく体を動かす「ラグビー」をやっていると言う人も。今、中高年の間で秘かに広がりつつある「シニアラグビー」。今年2016年2月には大阪府内では初めてのシニアラグビー大会も開かれました。その時に参加された最高齢の選手は、なんと80歳!高校時代から始めたラグビーを社会人になってからもずっと続け、近年では地元の高校に出向いてボランティアでラグビーの楽しさを教えているという、根っからのラガーマンです。

シニアラグビーでは、通常のラグビーと違い「年長者にはタックルなど激しいプレーをしない」という暗黙のルールがあり、そうしたことがわかりやすいように年代別にパンツの色が違います。主催者側は「安全に注意しながらも、燃える気持ちを思い出して楽しんでほしい」と言っていました。

こうした激しいスポーツであっても、きちんとルールを守り怪我のないように行えるよう工夫がされることによって、シニア層の方々にも楽しんでもらえるようになっています。

ラグビーだけではなく、サッカーや野球、アイスホッケーやボクシングまで、安全に配慮しながらであれば、シニアであっても激しいスポーツを充分に楽しむことができるのです。

スポーツの秋、何か新しいスポーツを始めてみてはいかがですか?