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『 100歳図書館 』

5.6人がかりで椅子の下を覗き込み、トイレに行き、何度もカバンの中やポケットに手を入れて探してみるけどなかなか見つからない。

健康教室に来られている70歳の女性が自転車の鍵がないからと言ってあたふたしている、健康教室のスタッフやその女性のお友達と一緒になって自転車の鍵を探すがなかなか見つからない。

しばらくして鍵を無くした女性が「ああ!!」と叫びました、徐々に増えていった “鍵探し協力隊” が一斉に注目すると「私、今日歩いて来たんだった!」と言って、みんな吉本新喜劇みたいにずっこけたことがあります。

こういう “もの忘れ” がいずれ認知症になるんですよっという話ではなくて、シニアの方の思わず笑ってしまうような笑い話が、また笑い話だけではなく、なかなか聞けない昔の話も私は大好物です。

シニア世代の方々と毎日のようにお会いしているとよく色々な話を聞かせてくれます。もちろん同じ内容を繰り返し果てしなくしゃべる方に当たった場合の苦しみや、正直意味が分からないまま聞き続けてしまって急に質問されて焦ってしまったり、またブログには書けないような下ネタもあったりですが、テレビに出てる最近の計算されたお笑い芸人よりは、やっぱり実体験に勝るものはないと思うほどシニアの方の話は面白いと思います。

 

「 ワールドカップ 」

私はサッカーが大好きなので、ワールドカップの時期は楽しい寝不足です。サッカーのレベルとしてはクラブチーム同士の試合の方が上ですが、国を背負って戦う代表同士の真剣勝負は別の意味でサッカーの楽しさが見れます。日本は世界の強豪国と比べると歴史が浅いのでこれから試行錯誤して強くなっていく途中だと思います、海外のいい監督を連れて来たからと言ってすぐに強くなることはなくてたくさんの経験と失敗が必要だと思います。

「 サッカーも変わる 」

今大会から取り入れられたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の導入によってレフェリーの死角で起こるような曖昧だった判定をリプレイで振り返り誤審を防ぎます、今までのような誤審が減れば、あのマラドーナの神の手や韓国が準決勝にいくようなことはなくなるのではないかと思います。

今回はそれ以上に試合に影響を与えるかもしれないことが、ベンチに電子機器(タブレット)を持ち込みが可能になったことだと言われています。タブレットで通信も出来るのでベンチ外で試合を分析しリアルタイムに相手の戦術を分析したり、対策が出来るようになります。今後この精度は上がり続けますから、人ではなくAIが適切なシステムや選手選考までするようになると今のような監督は必要なくなる可能性すらあります。

 

「適当の魅力」

サッカーだけに限らず様々な分野で合理化が進んでいるわけですが、そんな時代だからこそアナログな人間的なことが恋しくなります。誤審も含めてサッカーだし、人がプレーしているサッカーを機械が裁くのはいかがなものかと言ったと思えば、ひいきのチームが誤審で負けたりするとやっぱりビデオ判定がいいといったりするのが私で、めちゃくちゃで人間的だと勝手に思っています。

 

「 100歳図書館 」

高齢者の方々のなんてことない話で勇気をもらうこともあります、また経験してきたことだからこその言葉には深みがあります、有名じゃなくてもその人それぞれの人生には多くの出来事があり、その話が人を笑顔にしたり、元気づけたり、新しいヒントになることもあるはずです。情報だけならいくらでも発信出来る時代ですが、その人に直に会って、同じ空間で話を聞くことによって感じられることは貴重な体験だと思っています。また若い世代の人がそういう体験をすることはより重要です。

プロジェクトのプロデューサーの幸田さんと話をしていて、高齢者の方がまるで図書館の本のような、そしてその図書館の本を楽しみに読みに来る人がいる空間を『100歳図書館』としてプロジェクトでやっていけたらといま計画しています。

テーマに沿って話をする高齢者の方にも、話を聞く方にもやりがいや、喜びや、学びがある気がします。

またお知らせしていきます。

 

いま6/18、9:35の新大阪駅で電車が動き出すのを待ちながらこのブログを書いています。7:58に起きた震度6の地震の影響で交通機関がストップしています。詳しくはわかりませんが少しでも被害が少なくすみますように

 

 

『 予測 』

あっという間に5月も終わろうとしていますが、GW前から公開されている『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が全世界での興行収入が約18億1300万ドル(約1994億3000万円)を突破しました。

映画好きな人からすると、好き嫌いがあるタイプのいかにもアメリカらしい、ハリウッドらしい映画ですが、アメリカの人気漫画雑誌 “マーベル・コミックス” に登場するヒーロー達が協力して地球を救うというストーリーで、今までのマーベルの20本近い映画作品にもこの映画に向けての多くの伏線があり、またハリウッドの大物俳優を何人も起用し、世界中の優秀なスタッフを集め、CGを駆使して作られた映像はすごいです。仕事をサボって公開初日にIMAXで観た感想は “凄い” の一言です。日本ではマネ出来ないような巨額な費用をかけたド派手なSF超大作です。

「正義とは?」

アベンジャーズはシリーズもので、今回はシリーズを通しての一番の強敵サノスがいよいよ登場します。サノスのやろうとしていることは“宇宙の生命を半分滅ぼす”ということ、それは宇宙の人口増加問題によって食料危機などがおき、将来的には宇宙の生命が滅んでしまうということが予測されるからだという。つまり彼が行っているのは、大きな意味での「正義」だという理論です。サノスを見ていると「正義」という言葉の怖さと、その強大なパワーと風貌がどこかの国の大統領をモデルにしているのではないかと思ってしまいます。

「3500万円のスーツ」

5月9日、アベンジャーズがスタートするきっかけにもなった映画『アイアンマン』でロバート・ダウニー・Jr.演じるトニー・スタークが着用した”アイアンマンスーツ”が盗まれる事件が発生したそうです。盗まれたのは、2008年に公開された映画『アイアンマン』で、ロバート・ダウニー・Jr.が着用したオリジナルのアイアンマンスーツで価格は3500万円にもなるようです、1000分の1ほどのスーツで戦っている自分を褒めてあげたい気にもなります。

 

 

 

「 ダービー 」

予測といえば競馬ですが、5月27日には第85回の日本ダービーがありました。ダービーは2015年に生まれた3歳馬6955頭の頂点を決めるという騎手や調教師、馬主や生産者も競馬ファンにも、全ての競馬に関わる人にとって特別な思い入れのあるレースがダービーです。

そしてそのダービーを勝ったのはワグネリアンという馬です。騎乗したのは今回が19回目の挑戦だった福永祐一騎手です。福永祐一騎手の父は、伝説的な天才騎手の福永洋一元騎手です、レース中の落馬事故で半身不随となり騎手を引退し車椅子の生活になります、事故当時2歳だった福永祐一騎手は母から「父の1番勝ちたいレースはダービー」という言葉を聞き騎手になり、今回見事に父が1番勝ちたかったダービーを勝ったわけですからドラマチックで素晴らしい、そしていつものように馬券は外れましたが、いつにも増して感動的な東京優駿でした。

 

 

「 釧路 」

北海道の釧路にいます、さすがに北海道はまだ涼しく気持ちのいい気候です。釧路は釧路湿原やマリモの阿寒湖で有名ですが、海に面して魚が美味しかったり、鳥の唐揚げのようなザンギの発祥の地としても知られている人口が道内第5位という釧路市です。

その釧路市にある取引先から依頼された健康教室の会場にはこんな紙が貼ってありました、数字を見るとより身近な問題として考えられると参加者の方々が作ったようで、いいことだなぁと感心しました。

釧路市から全国に目線を変えると、昨年の敬老の日の前に総務省が発表した「統計トピックス」によると65歳以上の高齢者が3514万人、そのうち80代以上が1074万人、つまり高齢者の3人に1人が80歳以上。また70歳以上が総人口に占める割合が19.9%、5人に1人は70歳以上というのが現状です。

 

「 未来の年表 」

河合雅司さんの著書『 未来の年表 2 』では一作目よりも、より日常生活に近い具体的な未来の予測が書かれています。少子高齢化の問題から、鉄道路線がどんどん廃止されたり、ガソリンスタンドが消えたり、空き家が増え街がスラム化するなど、色々な角度からの日本の未来が書かれています。

ちょうどこのブログを書いている時に神奈川県茅ヶ崎市で90歳の女性が横断歩道を渡っていた男女4人をはね、女性が1人死亡するというこニュースがありました。

このニュースを見て思い出したのは、先日お会いしたプロジェクトに協力いただいている小説家の椿姫よよこさんの言っていた話です。(ちなみによよこさんの著作『日の出診療所、外来・望月です!』はご自身が診療所で働いていたからこそ書けるリアルな内容で勉強になりますが、すらすらと読めて、なによりとっても人間味あふれるおすすめの小説です。)

 

よよこさんのお父さんが車の運転が大好きで、高齢になった今もなかなか免許証を返納してくれないという話です。運転をする仕事に就いていたので運転には自信があるからこそプライドも高く運転をやめてくれないと、よよこさんはお父さんの気持ちも分からなくはないけど、もし事故を起こしてしまったら自分達だけの問題ではなく取り返しがつかないと言っておられたのを思い出しました。

これから高齢ドライバーが増えていくのも身近な未来です。

 

「ダチョウの平和」

危険が差し迫ると頭を穴の中に突っ込んで現実を見ないようにする様を指した比喩なんだそうです。どうしても嫌なことは見て見ぬ振りをしてしまいがちですが、まずは良いことも悪いことも含め現実を見つめることができないと予測が出来ないと感じる『 未来の年表 2 』でした。

 

「 アベンジャーズ 」

アベンジャーズに登場するキャラクターはアイアンマンもキャプテンアメリカもマイティソーもそれぞれが違う映画に出る主役です。

その主役達が巨大な敵に対してそれぞれの映画を飛び出して力を合わせて戦います、それは大きな問題に対して立場を超えて力を合わせていかなければならないという日本の抱える高齢化の問題にも当てはまると思います。それぞれの仕事をしながら、高齢化問題に対しても力を合わせて職種や立場を超えて繋がることが大切なことだと思います。

シニアの自立を支援するそれぞれの分野のスペシャリストが集まるチャントチャントプロジェクトは高齢化問題に対するアベンジャーズになれるはずです。

 

 

『 身近な人ほど言えない言葉 』

5月4日、アメリカのウィスコンシン州フォンデュラクのドン・ゴースクさんが地元のマクドナルドで3万個目になる”ビックマック”を食べたようです。1972年5月17日からビッグマックを1日平均2個、食べ続けているドン・ゴースクさんは「ビッグマックを世界で最も多く食べた人間」としてギネスにも登録されています。

毎日そんな食事をして大丈夫かな?と心配ですが、64歳のドン・ゴースクさんは肥満でもなくコレステロール値も正常で健康そのものなんだそうで、正直びっくりです。またビッグマックの考案者のジム・デリガッティさんも98歳まで生きたようで、健康や長生きというのは食事だけではないということでしょうか。

ビックマックを初めて食べた日からこれまでビックマックを食べなかった日は2日だけ、旅先でどうしてもマクドナルドが無かった日と、母親が亡くなった日だということです。

 

 

『健康は難しい』

 

” 長生きするために煙草も酒も女もやめた男が、他に何をすればいいかと医者に聞くと、医者はそんなつまらない人生、長生きしていったい何が楽しいの?と逆に男に聞き返す “

そんなアメリカのジョークがありますが、なかなか分かっているようで分かっていないのが “健康と長生き” なんだと思います。

 

「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディーである ” イグノーベル賞 ” を受賞した心理学者リチャード・スティーヴンズ(Richard Stephens) さんの著書『 悪癖の科学 』によると人間の悪い癖も実は意味があるということが書いてあります。翌朝が大事な会議でも深酒したり、人間はなぜ世間が眉をひそめるようなことをついやってしまうのかと、そして一部の悪癖には隠れた効用があることを示す研究成果の数々を紹介していて、悪い癖も身体にとって良い場合があるとユーモアたっぷりに書かれているこの本を読むと、改めて健康を左右する要因は様々だと思います。

 

『母の日』

 

母の日には、日頃なかなか伝えることができない感謝の気持ちを伝えることが大切ですが、どうも苦手です。身近な人ほど言葉に出して感謝の言葉を言うのが恥ずかしいのと、別に今言わなくてもそのうち言えばいいでしょうと思ってしまい、久しぶりに実家に帰り花だけは渡せましたが、その言葉が結局なかなか伝えられません。いい歳になって情けない限りです。

 

先週たまたま仕事で神戸に行く機会があり、子供の頃よく親に連れて行ってもらった神戸の王子動物園に立ち寄りました。動物園といえば地元の宝塚ファミリーランドか王子動物園でしたが、王子動物園は子供は無料だったり動物がたくさんいて、よく連れて行ってもらったのを覚えています。

自分の子供を連れて行ったこともありますが、今では自分の子供とも動物園は行かないので、親子の時間はあっという間に過ぎるもんです。

 

 

誰にも同じように時間は過ぎますから、家族もずっと同じようにはいかないわけで、僕のまわりにも母親が認知症になって大変な苦労をしている人もいますし、親を介護することになって実家に戻った友人もいます。そう考えると、親が元気なうちに感謝を伝えておくことは改めて大切だと思います。

久しぶりに実家で食事をしたときに父が「死んだらなんにもないとつまらん、死んだ後にちょっとくらい楽しみがあればいいけど」といい、母が「お父さんは一番長生きだから」となんだか噛み合ってるのかよくわからない会話がありました。

高齢になった親に望むことは、少しでも長生きして元気でいてほしい、ただそれだけですが、そのためには食生活だけではなく様々なことが関わっているようです。

『変わる』

時間とともに変わるのは自分自身だけではなく家族をはじめ自分の周りにいる人も変わります、子供が大きくなり家を出たり、仕事をリタイアして仕事仲間と疎遠になったり、また離れ離れになったり、ずっと会えなくなったり、人と人とのつながりが減っていくのを感じたり、別れを経験することは悲しいことだと思います。

ただ出会いの数以上は別れは来ないので、その分多くの素晴らしい出会いがあったわけです。時間は戻りませんが、若い人は前を向いて進むべきですが高齢者の方は振り返ることも時にはいいことだと思います、昔のことを思い出したり、誰かに話を聞いてもらうことは老後を元気で過ごすための栄養にはなるはずです。

 

いま『利己的な遺伝子』という本を読んでいます、40年以上も前の本で、読み始めたばっかりですが、“集団の利益になるような利他的な行動も、それは自らの遺伝子の存続に有利に働くという理由からだ”ということが書いてあり、かなり面白くて、そしてぶっとくてなかなかの強敵です。

人間は遺伝子の乗り物のようなもので、人間の身体は無くなったとしても親から子、子から孫へ遺伝子は繋がっていきます、一時的なブームはすぐに終わります、ただ遺伝子のように時間を超えて残っていくようなものもあります、そんな長く続けていきたいと思えるような、高齢者の自立に関わるプロジェクトでありたい、そしてそのきっかけになるような企画をスタートをしていく予定です。

 

最後に母の日に言えなかった言葉を書かせてください。

「産んでくれて、苦労して育ててくれてありがとう、これからも元気でいてください。」

 

『 生きる理由 』

奄美大島からJACの飛行機で10分ほどで到着する喜界島は “何も無くて素晴らしい” とtripadvisorでも評判の1周48キロほどの小さな島です。

島の大半が隆起サンゴ礁で出来ている喜界島は島一面にサトウキビ畑が広がり、そのサトウキビから作られる黒糖や黒糖焼酎でも知られています。

 

その喜界島で1900年8月4日に生まれた田島ナビさんが今月の21日午後7時58分に、老衰のためお亡くなりになりました、19世紀から21世紀まで生きてこられた117歳8ヶ月は世界最高齢でした。

1900年というと、ナチス・ドイツから迫害されていた多くのユダヤ人を助けた”東洋のシンドラー”と言われた外交官、杉原千畝(すぎはら・ちうね)、スポーツメーカーのアディダスの創業者アドルフ・ダスラーが生まれた年になります。ウォルト・ディズニーが1901年生まれなので田島ナビさんはウォルト・ディズニーの先輩になるわけです。

また1900年にはパリ万博が開催されエッフェル塔が建設されたり、伊藤博文が内閣総理大臣に就任、日本初の自動公衆電話の設置されたり、また翌年の1901年にノーベル賞が創設されるなど歴史を感じます。

 

AFP通信によると、4月16日、メキシコの南部チアパス(Chiapas)州の州都トゥストラグティエレス(Tuxtla Gutierrez)にある高校にグアダルーペ・パラシオス(Guadalupe Palacios)さんという女子高生が初登校したとニュースになりました、年齢は96歳です。

貧しい家庭に育ち学校には通えなかったグアダルーペ・パラシオスさんは、92歳になったときに読み書きの勉強を学び始め、中学校の課程まで修了し、そして96歳の女子高生が誕生したようです。幼稚園の先生になることが夢なんだそうです。

 

『命をつなぐ』

サーモンミュージアムによると、サケは産卵期を迎えて川を遡上すると、オスとメスがペアになって川底を掘り産卵床を作ります、それからメスが体を震わせながら卵を産み落とし、寄り添うようにオスが放精し、また卵を埋めるようです、これを3〜5回繰り返して、メスは産卵床を守りながら、オスは他のオスが近寄らないように守りながら死んでいきます。交尾を済ませると”死ぬスイッチ”のようなものが入って死ぬようです。そして親の死骸がこれから卵が育つ川の栄養になるわけです。

他にも交尾を終えると死ぬ生き物が多くいます、カマキリが交尾の最中にメスがオスを食べるという話は有名ですが、それもメスが産む卵により栄養を届けるためのようです。人間で良かったと思える瞬間です。

生きる理由のひとつは、命を繋いでいくことなんだと思います。

またメスがこのオスとは交尾をしたくないという場合に、追いかけてくるオスに対して、空中から墜落して死んだフリをするルリボシヤンマというトンボもいるようです。オスからすると、なにもそこまでやらなくてもと思いますが、これもより良い命を繋いでいくためなんだと思います。

 

『生きる理由』

柳澤桂子さんの著書『われわれはなぜ死ぬのか?』によると

女王蜂は交尾を繰り返し500万もの精子を体内に蓄え、それを受精しつくすとオスに殺されるという話や、メタセコイアという木は分裂組織の増殖能力が無限で、つまり樹齢に関わらず老化しない、死なない木だったり、興味深い内容です。

DNAでは死がプログラムされていて赤ちゃんが生まれる10ヵ月も前から、つまり受精の瞬間から死に向かって進み始めていると考えるようです。赤ちゃんが大きくなって、そのうち大人になり、さらに時が進み老化が始まると思いがちですが、実際には老化は受精した瞬間から始まっていることになるんだそうです。

ただ単に死に向かっているだけではなく、たった一つの受精卵が60兆もの細胞になり、脳が発達し、喜怒哀楽を感じ、考え、学習すると考えると、子供の頃は果てしなく長く感じ、今はそんなに長くはないと思うこの “生きている時間” がより大切に感じます。

 

『死は生の終着点のように思われているが、決してそのようなものではない。死は生を支え、生を生み出す。受精の際には、たくさんの精子が死に、残された一つの精子によって生命が誕生する。一つの生のためにおびただしい数の死が要求されている。死は生とおなじようにダイナミックである。
生命の歴史のなかでは、生と死はおなじ価値をもつ。生きている細胞より、死んだ細胞の数の方がずっと多いという意味において、それは死の歴史であるともいえる。36億年の生命の歴史のなかに編み込まれた死を避けることはできないし、それは避けてはならないものである。死によってこそ生は存在するのであり、死を否定することは生をも否定することになる。』

 

とてもとても考えさせられる『われわれはなぜ死ぬのか?』でした。

 

 

『サンゴ』

サンゴは植物のようで動物ですが、寿命が長く500年から1000年、徳島県にある直径10メートルにもなる「千年サンゴ」は1700年くらいは生きているのではないかといわれています。

田島ナビさんはそのサンゴで出来た島で117年もの生涯を終えられたわけですが、田島さんには2011年の段階で子供が9人、孫が28人、ひ孫が56人、玄孫(やしゃご)が35人いたそうで、2015年には玄孫の子を来孫(らいそん)というようですが、その来孫を含めると140人以上にもなるようです。あらためて多くの命を繋いで来られた田島ナビさんの凄さを感じます。

生き物には当たり前のように寿命があり、36億年もの生命の歴史と同様にいつかは死ぬ運命ですが、人間は子供を産んだ後も長く生きる珍しい生物です。

もしかしたら生きている理由は、他にもあるのではないかと思えて仕方がありません。

『 モンスター 』

日本の特撮やアニメが大好きな “オタク” でもあるメキシコ人、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』がアカデミー作品賞をとりました。

他にも監督賞、美術賞、作曲賞の最多4部門を獲得したこの映画は、声が出ない女性イライザと半魚人のような不思議な生き物との恋を描いているファンタジー映画です。

1962年のアメリカ、政府の極秘研究所に清掃員として働くイライザがアマゾンで発見された不思議な生き物と出会い、お互い言葉が喋れない2人が手話や音楽やダンスなんかを使いながらあらゆる違いを超えて心を通わせます。全編にわたり綺麗な映像と音楽が続きますが所々に残酷な描写と子供には見せられないシーンがありR15指定です。人間の醜さと怪物のような生き物の心の美しさが印象的な映画でした。

 

『怪物』

“怪物は、不気味な様相の正体のわからない超常的な存在、あるいは、それに比せられる並外れた人間のことである。いずれも英語のモンスターにあたる。”

ウィキペディアにはそう書いてあり、怪物といえばSF映画に出てくるような見るからにという怪物もいれば、ズバ抜けたスポーツ選手に使ったりすることもあります、またモンスターだとゲームの敵にも、ワガママな親にも使いますし、様々な使い方をしているもんだと思います。

 

『恐れの正体』

得体の知れないものには、恐怖心と少しの好奇心が湧いてきます。

今の時代は知らないことがあればなんでもすぐに調べる事ができるわけですが、昔はそう簡単には分からないことが多くあったと思います。雪男や口裂け女なんかは昔だからこそ話題になったような気がします。

実体験ではないですが、気軽に知ることが出来るようになってくると、恐れみたいなものも減りますが、同時に未知なものへの好奇心が減るのは少し寂しい気もします。

 

『第一印象』

“人を見た目で判断してはいけない”

とはよく言いますが、わかっているつもりでもなかなか難しいときもあります。それは遠い昔から、危険な動物や見ず知らずの人間から身を守るために、瞬時に危害を加える可能性があるかないかを見極めるために備わったものだからだそうです。

第一印象は結構当たりますが、同じくらい外れます。

一見気難しそうな高齢者の方も実際に話をしてみると、意外とお茶目な一面があったり、おしゃべり好きだったり、第一印象が大きく変わることが多々あります。

 

『ハロー効果』

アメリカの心理学者エドワード・L・ソーンダイクが使い始めたと言われている心理学用語『ハロー効果』の”ハロー”とはイエスキリストの後ろに描かれている後輪や、仏教の後光のことを指し、後ろから輝いて見せている光がその人の評価につながるということのようです。つまり第一印象がその後にも影響するということのようです。

第一印象が良い場合は、見た目以外や、それ以降の行動も実際よりも良く評価することがあり、プラスの評価につながる場合をポジティブ・ハロー、よりマイナスの場合をネガティヴ・ハローというようです。

 

『壁が無くなる』

今後ますます高齢化が進み、高齢者の方々も今まで以上に社会参加されるようになるはずです、例えばボランティアや仕事をするにしても若い人は若い人とだけ、高齢者は高齢者とだけで行うような時代ではもうありません。

僕も取引先の新卒採用で入社したばかりの、20歳くらいの女の子との会話で、ジェネレーションギャップを感じたことがあります。雑談で「イエモン知ってる?」と聞いたら「はい、知ってますお茶ですよね」と言われてそりゃそうだなと思いました。今は”イエモン”といえばイエローモンキーより伊右衛門なんだと軽くへこんだのを覚えています。

 

「18才」と「81才」の違い

【・道路を暴走するのが18才、逆走するのが81才
・心がもろいのが18才、骨がもろいのが81才
・偏差値が気になるのが18才、血糖値が気になるのが81才
・受験戦争を戦っているのが18才、アメリカと戦ったのが81才
・恋に溺れるのが18才、風呂で溺れるのが81才
・まだ何も知らないのが18才、もう何も覚えていないのが81才
・東京オリンピックに出たいと思うのが18才、東京オリンピックまで生きたいと思うのが81才
・自分探しの旅をしているのが18才、出掛けたまま分からなくなって、皆が探しているのが81才
・「嵐」というと松本潤を思い出すのが18才、鞍馬天狗の嵐寛寿郎を思い出すのが81才 】

元は笑点のお題だったようですがTwitterで話題になったもので、ひどいことも書いてあり賛否両論あるようですが、よく出来ています。

 

『知ろうとすること』

相手を知ることは大切だと、また知ろうとすることは、相手を理解しようとすることはより大切なことだと思います。

今後の日本はエイジレスな時代になっていくと言われていますが、本当に怖いことは、お互いが知ろうとしないことだと思います。

年代が違うからといって無関心で知ろうとしない人からすれば、誰もがモンスターになるはずです。